人事担当者の皆さまや研修担当者の皆さまとお打合せをさせていただくと、いよいよ4月の初旬の新入社員研修の事前準備が本格的に始まった、というお話が増えてきました。
一方で、こんなご意見、お悩みもよく耳にします。
「例年、新人は、何を考えているかがわからない。上司や先輩、 OJT指導者の話や伝えたい意図が伝わっているかどうかが不安だ・・・」
「新人の理解度が低いわけではない。実際、仕事の覚えも決して悪くない。
ただ、本当に理解しているかどうかが、年々、見えにくくなっている気がする・・・」
そういった話の延長線で、「何かいい解決方法はないでしょうか」というご相談をいただくことが増えている印象があります。
上記のような課題の解決策は、一言でいえば、新入社員のコミュニケーションスキルを向上させることではないでしょうか。
今も昔も、ビジネスにおいて必要な能力のひとつが「コミュニケーションスキル」であることは、間違いありません。コミュニケーションツールが進化し、人材も働き方も多様性を増す今、そして今後のビジネスシーンにおいては、コミュニケーションスキルの必要性は ますます高まっていくでしょう。
一方で、コミュニケーションの具体的な方法、例えば、「対面での人の話の聞き方」、「理解したことを相手に伝える姿勢」、「適切な質問の仕方」、「相手に伝わりやすい話し方」を新入社員の皆さまが丁寧に教わる機会は、年々、少なくなってきているのではないでしょうか。
特に個々人がパソコン画面を見つめて仕事をしていたり、業務や仕事の進め方を教える上司や先輩自身がプレイヤーとして多忙を極めたりしていると、日々の業務の中で上記のような細かく具体的なコミュニケーションスキルの指導をすることは難しいのではないかと推測されます。
そこで、今、インソースでは、改めて「コミュニケーション研修」をご提案を強化しています。
インソースの「コミュニケーション研修」では、コミュニケーションの3大要素である「傾聴スキル」「質問スキル」「話すスキル」を1日で習得することを目的としています。
改めて、それぞれのスキルの定義を確認してみましょう。
業務指示を受ける際や、報告・連絡・相談をする際など、新入社員が携わるすべての仕事のシーンで、これらのスキルが必要とされます。新入社員がこれらのスキルを発揮できると、周囲の先輩や上司、取引先のお客さまは、安心して、「この新人に仕事を任せよう」と思えるのではないでしょうか。
新入社員向けのコミュニケーション研修のゴールは、この「周囲に不安を抱かせず、信頼して仕事を任せてもらえるようになること」と言っても過言ではありません。
4月の初週は、新入社員研修でお忙しい組織が多いことと思われます。入社式があり、新入社員研修があり、オリエンテーションがあり、配属発表があり・・・
新入社員の皆さまも、慣れない新生活の中で、物理的にも精神的にも、慌ただしく過ごしていらっしゃる頃でしょう。
そこで、4月の2週目、3週目に入った頃、職場の上司や先輩との接点が生まれた頃に、再び、1日間研修を社内で企画いただくことをお勧めいたします。
「新生活はどう?」、「上司や先輩とはうまくやっていけそう?」人事・研修担当者の皆さまは、新入社員の皆さまの様子や表情を見ることができますし、インソースの講師も、コミュニケーションスキルを指導することを通じながら、受講者である新入社員の皆さまに、社会人としてのアドバイスや助言をさしあげることができます。
インソースでは、様々なコミュニケーション研修のカリキュラムをご用意していますが、今回、ご提案した内容は、以下のホームページからご確認いただくことができます。
【派遣】新人のためのビジネスコミュニケーション研修