01

3日で立てる研修計画

人事担当者30のお悩み

悩み
来期の研修計画を短期間で立てるためにはどうすれば良いか。
回答
  • 1.「人事評価制度」を見返し、階層ごとの役割と求められる能力・スキルを洗い出す
  • 2.研修回数・研修実施時期を考える
  • 3.「背景」「目的」「ゴール」を明確にする

研修計画の大前提 ~「人事評価制度」を見返し、階層ごとの役割と求められる能力・スキルを洗い出す

「来期の研修計画をどうしようか?」と迷いながらも、期限までに時間がない場合には、研修体系構築の原点(そもそも論)に立ち返って、階層ごとの役割と求められる能力・スキルを洗い出すことから始めます。

この役割と能力・スキルは、人事評価制度で定義されているはずですから、研修担当者も人事評価制度を見返す必要があります。人事評価の最大の目的は人材育成です。人材育成と人事評価を分けて考えるのは誤りです。人事評価
シートのコンピテンシー評価項目は、評価のための項目ではなく、強化すべき項目・習得すべき項目と理解しましょう。

研修の選択にあたっては、前期に研修を実施したならば、それに被らないように別の研修を選択したり、新任管理職研修のように、今期の受講者が前期と被らない場合は、前期と同じ研修を実施したりするなどの工夫が必要です。さらに、階層ごとの特徴(強み・弱み)を把握できていれば、弱みを克服するための研修を選択することで、より有意義な研修を組むことも可能になります。

研修計画を立てるコツ ~上期の前半までに実施回数・実施時期を確定する

次に、必要な研修を選択した後は、「実施回数」「実施時期」を決めます。上期の前半(10月が期初の場合は12月末)までに研修を実施するならば、期初に実施日程を確定させたほうが良いです。それ以降の予定であれば、期初に実施月までを決めて、詳細は後日改めて決めても間に合います。

計画を立てる場合の注意点 ~「背景」「目的」「ゴール」を理解

最後に研修計画を立てるときには、行き当たりばったりの計画にならないように気をつけます。担当部署だけで、「今年はこれがいいんじゃないか」という程度の検討で研修計画を組んでも、受講者の満足や研修効果が十分上がらないことがあります。 「背景」「目的」「ゴール」を理解したうえで、研修を実施することで、人材育成に直結する「投資対効果」の高い研修の実現が可能になります。

以上のように、急いで研修計画を立てるにあたっても、相応の「軸」に基づいて立案することで、実のあるものとなります。


各種コラム

人材育成関連

  • 人材育成ノウハウ ins-pedia
  • 人事・労務に関する重要語辞典 人事・労務キーワード集
  • 人気のメルマガをWEBでもお届け Insouce Letter
  • インソースアーカイブス
  • 全力Q&A インソースの事業・サービスについてとことん丁寧にご説明します
  • インソース 時代に挑む
  • 全力ケーススタディ 研修テーマ別の各業界・職種向けケース一覧
  • 新入社員研修を成功させる10のポイント
  • 研修受講体験記 研修見聞録
  • 人事担当者30のお悩み

仕事のスキルアップ

  • 上司が唸る書き方シリーズ ビジネス文書作成のポイントと文例集
  • はたらコラム はたらく人への面白記事まとめました
  • クレーム対応の勘所
  • 人事のお役立ちニュース

銀子シリーズ

  • 七十代社員の人生録 銀子の一筆
  • シルバー就業日記 銀子とマチ子
  • 人気研修で川柳 銀子の一句

開催中の無料セミナー

  • WEBins
  • モンシャン

インソースからの新着メッセージ

    新作研修

    業界随一の研修開発力を誇る
    インソースの最新プログラム

      コア・ソリューションプラン
      の新作情報

      250種類以上のコンサル事例!
      組織の「したい!」に全力で応える

        おすすめリンク