26

経常利益など、数字の見方が分かるようになるためにはどうしたらいいのか

人事担当者30のお悩み

悩み
経常利益など、数字の見方が分からない人間が多い。これから管理職になってもらうためにも、どうしたらいいのか。
回答
  • 会社の数字や財務について、大枠を押さえれば十分です。

予算に必要な数字だけを押さえれば良い

「会社の数字や財務など、非常に難しくてよく分からない」と思い込んでいる方は意外といらっしゃいます。
しかしながら、経理、財務部門に属する以外の方が押さえておけば良い数字は、それほど多くありません。細かい勘定科目や会計ルールに捉われず、大枠だけを押さえておけば十分です。お客さまが「財務研修を受けたい」とおっしゃる場合においても、売上・費用(コスト)・利益という、予算に必要な数字だけを押さえたいというケースがほとんどです。

細かい専門知識よりも、大まかな数字の全体像を捉えるべき

数字はお金の「入」と「出」のバランスでしかなく、売上が「入」、費用が「出」、残ったものが「利益」ということになります(損益計算書)。貸借対照表で言えば、調達(負債・純資産)が「入」、資産が「出」ということです。お金の「入」と「出」のバランスから、損益計算書、貸借対照表に分かれていくプロセスを理解しておけば、何も難しいことはありません。

“売上-費用(コスト)=利益の構図”を大まかに押さえ、段階的に出てくる「売上総利益(粗利益)」「営業利益」「経常利益」の意味と計算方法を覚えるだけで十分です。

経営とは「売上を高く、費用(コスト)を低く」することでしかありません。大切なのは、どうやって売上を増やすのか、どうやって費用(コスト)を下げるのかを考え、具体的なアクションを起こすことです。評論にとどまらず、数字に基いた課題を抽出し、その原因を分析し、具体的な対策を考え、実行に移すことが重要です。

例えば、“売上が100、コストが90、利益が10”の決算について、“利益を20にする”ことを考えます。“売上を110に伸ばすのか、コストを80に減らす”のか、“売上を105、コストを85にする”のか、どのように達成するのかを具体的に考え、実行に移すことです。

つまり、細かい財務会計の専門知識を覚えるよりも、大まかな数字の全体像を捉えることに主眼を置いた数字の見方の習得に努めていただければ大丈夫です。


各種コラム

人材育成関連

  • 人材育成ノウハウ ins-pedia
  • 人事・労務に関する重要語辞典 人事・労務キーワード集
  • 人気のメルマガをWEBでもお届け Insouce Letter
  • インソースアーカイブス
  • 全力Q&A インソースの事業・サービスについてとことん丁寧にご説明します
  • インソース 時代に挑む
  • 全力ケーススタディ 研修テーマ別の各業界・職種向けケース一覧
  • 新入社員研修を成功させる10のポイント
  • 研修受講体験記 研修見聞録
  • 人事担当者30のお悩み

仕事のスキルアップ

  • 上司が唸る書き方シリーズ ビジネス文書作成のポイントと文例集
  • はたらコラム はたらく人への面白記事まとめました
  • クレーム対応の勘所
  • 人事のお役立ちニュース

銀子シリーズ

  • 七十代社員の人生録 銀子の一筆
  • シルバー就業日記 銀子とマチ子
  • 人気研修で川柳 銀子の一句

開催中の無料セミナー

  • WEBins
  • モンシャン

インソースからの新着メッセージ

    新作研修

    業界随一の研修開発力を誇る
    インソースの最新プログラム

      コア・ソリューションプラン
      の新作情報

      250種類以上のコンサル事例!
      組織の「したい!」に全力で応える

        おすすめリンク