新入社員研修 成功のヒケツ36話

 

新入社員研修 成功のヒケツ36話

【第7回】「新入社員に伝えるべき自社のカルチャー」

【第7回】「新入社員に伝えるべき自社のカルチャー」

1.カルチャーの統一

あまり業績がふるわない企業は、企業カルチャーの統一ができていない気がします。

具体的には、
1.マーケティング(顧客拡大)の視点で何が大切か?
2.リノベーション(業務改善)の観点で何をして欲しいか?
3.イノベーション(新事業・新サービス開発)の観点で何をして欲しいか?
 
この3点に関して、自社の考え方を明確に伝える事が、カルチャーを作ることです。この点で、一本筋が通っていない会社は安定した成長が見込めません。きちんと新人にカルチャーを伝え、浸透させる必要があります。

特に、4月は、フレッシュな新入社員にカルチャーを注入する重要な時期です。


2.会社の逸話を入れて、効果的にカルチャーを伝える

新入社員には、会社の歴史や社訓などが書かれた冊子が配られますが、あまり、マニュアルっぽくつくってしまうと他の会社と変わらないものになり、個性がありません。

会社の個性を出すためには、「プロジェクトX」みたいな会社創設のいきさつや、会社の中の"伝説"の営業マンや技術者の逸話を挟んだり、先輩から新入社員に、現場の雰囲気や仕事の深さなどを伝える内容があれば、会社のカルチャーが伝わりやすいのではないかと思います。


3.簡単でいいので、カルチャーを表す単語を「言い換えて」表現する!

カルチャーをたたきこむことは、社員に、「どう動いて欲しいか」、「どう考えてほしいか」基準を示すことです。

これは、社長のあいさつで話してもらうとともに、文章にして配布すると、新人に伝わりやすいのではないでしょうか。具
   
具体的には、以下の様な内容で良いと思います。

(例)
1.チャレンジせよ!→お客様には、かならず大きな声でいらっしゃいませと言う。(なぜなら、気分良く買っていただくため)

2.業務改善を心がけよう!→電話は3分以内とする(なぜならコスト削減のため) 

3.社員一丸となり、新商品を開発せよ! →お客様のご要望はメモして、上司に伝える(なぜなら、新サービス開発のため)

こんな簡単な事で結構です。

この簡単な言い換えが、新人の具体的な行動になり、社内の評価につながります。


4.カルチャー以前に常識を伝える!!!

カルチャーの大切さも然りですが、今年は「常識」を伝える大切さをひしひしと感じています。 
 
常識とは、働くメンバーの「共通認識」です。「決まり」がなくても守るべきルールと言ってもいいと思います。

例えば、会社玄関のゴミを拾う。ゴミ箱がゴミで一杯になっていたら、一番年下の自分が捨てに行くなど当たり前の事を知っている事です。

まず、こういう常識を「明示的」に伝える事が求められます。一例を挙げますと、「資料の止め方」これにもルールがあります。

「基本は"左上1箇所"。冊子資料の場合は"左側2箇所"」
「すべての資料のステイプラーの留め位置が統一されている」
「紙はしっかりそろっている」
「ステイプラーが完全に裏まで貫通している」
・・・などです。

これぐらいはっきりと明示的に常識を徹底的に伝えることが、必要です。

お恥ずかしい話ですが、インソースでも、「資料がキレイに止められない」社員がいました。

それゆえ、お休みの取り方、資料の止め方、ゴミの捨て方など「会社の常識マニュアル」を中堅社員が作成しました。

内容は少し踏み込みすぎているかなとも思いますが、弊社のお客様に差し上げたところ、大好評でした。

新人に活躍のチャンスを与える(より大きな仕事を与える)ためにも、まず、このステップは徹底的に身につけさせるべきです。

※おすすめ~中堅社員(選ばれた人)から新人に明示的に会社の常識を伝える場を持ってもらう。


インソースの新入社員研修では、マナーや基本動作、仕事の進め方とともに、以上のような「一般常識」についても"たっぷり"とお話しさせていただきます!!
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