普通だからこそ、何かを成し遂げたい:04- らしく

普通だからこそ、
何かを成し遂げたい

橋本良平HASHIMOTO RYOHEI

04

今回は、営業職で活躍する橋本良平さん(仮名)にインタビューをしました。「自分、普通なんですよ」「コンプレックスは普通であることです」と何度も繰り返す彼は、営業部の中でもトップクラスの売り上げを誇るエース社員。「確かに、沢山、売りましたけど、それも普通だったんですよ」と笑い、「大きな野望も目標も特にないんですよね」と語る、彼の「らしさ」に迫りました。
インタビュー実施日:2017年4月20日(らしくインタビュアー渡辺)

■自分は「普通」で、僕の中で「特徴ない」「全然おもしろくない」って思ってる

ーーいきなりですが、橋本さんの「らしさ」って何ですか?

「自分らしさ」って、結構、難しいですよね。周りからは「明るく元気な奴」って言われることが多いですね。そういう印象があるのかな、とは自覚しています。他には何だろう、「雑」とか。「あまり細かいこと気にしない」みたいな感じですかね。それ以外は・・・「普通」です。「らしさ」って、別にないんですよ。

ーー「普通」っていうのは、謙虚な感じですか? ネガティブなニュアンスですか?

「普通」って、僕の中で「特徴ない」「全然おもしろくない」って思ってるんですよ。だから、ちょっとネガティブですね。かといって、それをものすごく深いコンプレックスに思って、何かするわけでもないんですけど。でも、自分が普通だっていう自覚があるからこそ、「普通でありたくないな」「人よりも何か抜きんでたい」みたいな思いがあります。「一番になりたい」みたいな感じです。

でも、「何の分野で一番になりたいか」って聞かれたら、なんだろうな・・・別にないんです。僕、多分、ニンジンをつらされた馬みたいで、目の前のことに必死に取り組んで、それで一番になりたいんですよね。興味持ったことに関して頑張って、一番になれるなら、何でもいいんですよ。そもそも、別に今の働いている会社に関しても、業界とか仕事内容とかに興味があったわけではないんですよね。

■今の会社を選んだ理由は、「企業規模が小さかった」「ベンチャーっぽかった」「熱い人がいた」から

ーーそうなんですか(笑) では、今の仕事に就いた理由は?

企業規模が小さかったことです。前の会社は大企業で、なんか全然仕事が面白くなくて。もっと裁量権があって、やれる幅が大きい仕事に就きたいなって思って今の会社を選びました。あとは、周りの友達がベンチャーで働いてて、面白いことをやって、メディア出たりとか。自分もそういう人になりたいなって思って、入るならベンチャーっぽい会社がいいなと。
あとは、「熱い人がいた」っていうのも大きいですね。営業でKさんっていう熱い人がいたんですけど。熱いっていうより暑苦しい(笑) 「暑苦しい人がいる」っていうのが面白いなって思って。そんな感じで会社を選びました。

自分って「この会社でこれをやり遂げたい」みたいな何か大きな野望とか目標とかがあって、そこから逆算して何かを成し遂げていく、っていうよりも、目の前にあるものに取り組んで、興味を抱いて、そこから少しづつ派生していくことの中に、次にやりたいことを見つけていくタイプだと思うんですよね。転職した時も、そうだったんだと思います。

あとは、自分らしさを考えたら、「飽きやすい」「興味がずっと続かない」なんていうのも自分らしいかなぁ、と思いますね。

ーー飽きっぽいんですか!(笑)

「飽きっぽい」って、僕の中では良いイメージだと思っているんですよ。去年、営業で結構いい成績を出したんですけど(年間250本の研修を売ったんですけど)、自分の中では飽きちゃったんですよ。営業って、ソリューションとサービスと2パターンあると思うんですけど、サービスっていうのは物売りですよね。同じものを売り続ける、みたいな。そういうのは飽きちゃうなって思って。

一方で、ソリューションは、やっぱり面白い。僕が営業しているのは「研修」なんですが、お客さんの人事部とかに会いに行って、組織の問題とか課題とか深堀りしていくと、ソリューションが求められたりするんですよね。で、「研修」とは少し違うけど、どんどん可能性が派生していって、「採用支援」だったりとか、そういう話につながったりして。「それなら、ビジネスパートナーで面白い人いるんで、連れてきますよ」って提案したりして。まだお金にはなってないんですけど、実際、グループ会社のメンバーを引き合わせてディスカッションしてもらったりしたんです。そうやって自分で仕事の枠を広げていくのは楽しいですね。

営業部に営業に行くと、「営業の効率化を図りたい」みたいなニーズにつながって、「うちの会社、そういうサービスもやってますよ」って紹介したり。「WEBがいけてないんじゃないですか」から「WEB制作のお手伝いしましょうか」ってなったり。
同じものをずーっと売っていくのは飽きちゃうから、ちょっと無理だな、なんて思いますね。

■中学時代は、陸上で、ただただ走り続ける日々でした

ーーもともと、飽きやすいというか、色々なことに興味を持つタイプだったんですか?

中学、高校とずっと陸上やっていたんですよ。最初、短距離やっていたんですけど、あまり成果でなくて、長距離に変えられたんですね。長距離って量をこなしたら伸びるんですよ。練習量でスタミナもついて、成績が伸びるんですよ。短距離は才能なんですけど、長距離は才能なくてもいけるんです。中学のときに、たまたまなんですけど、近畿で2位になったんですよ。死ぬほど練習したんですけど。ただただ走り続ける、みたいな。

で、そのまま推薦で高校行こうかなと思ったんですけど、私立高校に進んじゃうとお金かかるんで、親と話して、結局、公立高校に行ったんですよ。その高校では、陸上部はほぼなくて。で、もう自分のライバルもいなくて、中学の時のライバルはいい高校に行っているので、「自分は一人で何とかしなくちゃいけない」って思って、謎の恐怖症になっちゃったんですよ。一人で大会とか出たりとかもして。一応、公立高校ではいい感じだったんですけど、私立はもっとすごくて。で、とにかく走りまくって、トレーニングして、っていうのをやっていたら、練習しすぎて高校の時に不整脈になっちゃったんですよ。

そこで、「やりすぎって良くない」ってわかったんです(笑) それまでは「陸上で一番になりたい」「大会で勝ちたい」「認められたい」とか思って、勉強とか、恋愛とかも全然しなくて、ひたすら練習に励んでたんですけど、不整脈になっちゃって陸上を少し離れて、どうしようかな、と。で、勉強したり、アルバイトしたり、彼女できたりとかして、色々なことに興味を持ち始めたんですよね。そこで、やっと、こんなに面白いことがあるんだな、って気づいたんです。世の中には面白いことがたくさんあるんだ、って。

ーー事前にいただいた資料によると、1週間に1冊は読書するとか?

1週間に1冊は本を読みます。日本の歴史から、マーケティングとか、色々な本を読んだりしますね。最近だと、AIとかも読みます。少しでも興味があったら読んでみて、さらにまたどんどん派生していって、次はこんな本を読んでみよう、とか。

ーーなんとなくですけど、きっと、色々なところにアンテナを張っているから、営業っていう仕事が向いているんでしょうね。「売らなきゃ」って構えすぎると、営業って何話したらいいのかわからなくなって、焦ったり、悩んだり、結果的にうまく話せなくなったりしちゃうんでしょうけど、フラットに、それこそ「普通」に、話を聞きに行って、問題とか課題とかをヒアリングして、自分にできることは何かな、って考えてみて、そういう営業スタイルが合っているんだろうな、って話を聞いていて思いました。

■目の前の何かに取り組んでみて、他の人よりも少しでもうまくできたら、その分野で1位を目指してみる、っていうのも、アリなんじゃないか

ーーちなみに、橋本さんって、誰に認められたい、とかってありますか?

それがないんですよね。誰が、とか、何に、とか、ないんです。メディアに取り上げられたら、それは面白そうだな、って思いますが、それが目的ではないんです。
これは僕の持論なんですけど、サッカー選手になりたい人って、多分、サッカーをやってみたら、ちょっと周りよりうまくて、褒められて、「じゃぁ、プロになりたいな」って感じで、夢をもって、目指すようになるんだと思うんです。それと同じで、与えられたこととか、目の前にぶら下がった何かに取り組んでみて、もし少し他の人よりも少しでもうまくできたら、その分野で1位を目指してみる、っていうのは、アリなんじゃないかと思うんですよね。

ーー確かにそんなものかもしれません。最後になりますが、橋本さんは、今後、どうなっていきたいですか?

なるべく早いうちに、そうですね、あと3年とか4年とかの間に、年収1000万円くらいもらえる人になりたいですね。プラスで、役員みたいな立場になりたいな、って思います。それ以降は全然わからないです。なんていうか、キャリアデザインとかは全然わからないんですけど、漠然と年収1000万円稼ぐ人の見る景色を見てみたいんです。その景色を見て、自分がどう思うのかを知りたいんですよね。

あとは、やっぱりコンプレックスが「自分は普通だ」というところなので、もっと色々なことを勉強しないとやばいなっていう危機感はあります。世の中もっと面白いことがあふれているのに、自分はまだまだだな、って。もっと何とかしなくちゃいけないなって。「普通だけど、何かを成し遂げた人」になれるためにもっと日々、模索したいなって考えています。

橋本良平さんが勤務するのは・・・
株式会社インソース
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