自信を持って、決められる人になりたいです:05- らしく

自信を持って、
決められる人になりたいです

花島かれんHANASHIMA KAREN

05

笑顔と、キラキラした瞳と、明るく弾む声で、私は「心配性で」「ビビりで」「ネガティブなんです」と自分のことを語る花島かれんさん(仮名、写真はイメージ)
入社4年目で、営業として活躍中の彼女の働くモチベーションは「上司に迷惑をかけないように、上司の評価を下げないように」という思い(恐怖心)だそうです。健気!
「営業なのに巧みな話術もない」と謙遜しつつも、インタビュアーを笑わせてくれるユーモアを交えながら、社会人4年目になる思いを色々な表情でお話しいただきました。
インタビュー実施日:2017年5月11日(らしくインタビュアー渡辺)

■心配性なので、日々、申し訳ないような、びくびくした気持ちで働いています(笑)

ーーいきなりですが、自分のことを、どんな人間だととらえていますか?

ものすごく心配性な人間だと思っています。今、営業として働いているんですが、例えば「訪問に行く」となったら、外出する1時間前から、すごくそわそわしちゃうんです。「あれ準備できているかな、あれはどうだったかな、これは持っていった方がいいかな」とかって不安になってしまうんです。さらに、初めて行く場所だったら、30分くらい前には現地についていないと、「迷ったらどうしよう」「たどりつけなかったらどうしよう」ってドキドキしちゃって。毎回、ものすごいストレスです(笑) 毎日、心臓に悪い思いをするのは嫌なので、「訪問の日」と「社内の日」と分けて、なるべくヒヤヒヤする回数を少なくしています。

ーー大変ですね。でも、失礼ながら、そんなに「心配性なんだろうな」っていう風には見えないです(笑)

見た目とか態度とかからは「心配性っぽい」とは言われないんですよね。「サバサバしているよね」「なんとかできちゃいそうだよね」なんて言われるので、そのイメージとのギャップは悩みです。「心配性って、よく言えば、リスク管理能力・意識が高いってことでしょう」って言ってもらうこともあります。特に初めての慣れない案件や仕事だと、心配だから「こうなるかも」「ああなるかも」と色々考えて、念入りに準備するので、リスクは回避できていると思うんですが、ものすごく時間がかかっちゃうんです。そんな私の行動や様子を見て、上司や先輩からは「考えすぎだよ」「とりあえずやってみなよ」とか、「そうやって悩んでいる間に、他の仕事できるんじゃない?」「その時間があれば、テレアポ、何件もできるよ」って指摘されることもあります。それはプレッシャーですね。

これまでは、どちらかというと、私の気持ちをわかってくれる「細かい上司」が多かったんです。何人も上司は変わっているんですが、「ザ・営業」の上司は少なかったんです。だから、理解してもらえていたと思うんですよね。一緒に考えてくれるというか。今の上司はチャキチャキしていて、分かりやすく「ザ・営業」な人なので、多分、私のこのやり方について色々思っているんだろうなーって、申し訳ないような、ちょっとだけびくびくした気持ちで働いています(笑)

■もともとは同じ教育業界の中でも、幼児教育に興味を持っていました

ーーもともと営業職を目指していたんですか?

学生の頃は、今の会社への選考では「人と話すのが好きだから」という理由で営業職を志望しました。 教育業界の中でも、幼児教育に興味を持っていたんです。子供好きなんです。でも、幼児教育の業界って、どこも採用人数が少ないんですよ。そこの業界だけ入社試験を受けていても、なかなか内定もらえないんじゃないかな、って思ったんですよね。それで、キャリアセンターに行って相談したら、「教育に興味があるんだったら、『社会人教育』っていう選択肢もあるよ」って言われて、今の会社を見つけました。
学生の頃は「教員になる」っていう可能性もあったんですけど、就職活動を進める中で、まずは民間企業で「社会人教育」っていうのに携わるのも悪くないかなって思って、入社しました。

営業として配属されて3年間が経過したんですけど、営業職には向いていないだろうなって思います。「数字に追われる」っていうのが苦手ですし、目標とかノルマとかプレッシャーもあるし、やっぱり自分で心配性というか、ビビり症だなって痛感するんですよね。3年の月日が経っても、全然慣れないので、向いていないんだろうなーって思います。

■自分のせいで上司が他の人から叱られないように必死で仕事をしています

ーー慣れない・向いていないって思いながらも、頑張っているモチベーションの源は?

私、自分には巧みな話術もないし、プッシュ力もないっていうのは分かっているんです。だから、教わった通り、地道にやっていくしかないのかなって思っています。例えば、お客さまの話とか要望とかをちゃんと聞こう、とか、ちょっとした情報を流さないようにしよう、とか。そういう自分ならではのやり方を続けていくことで、時間はかかるけれども、お客さまとのリレーションも築けるし、結果的にも数字にもつながるし、そういう自分なりのやり方を見つけられたのは良かったかなと思います。

あとは、自分の評価って、そのまま組織の中では上司の評価につながるじゃないですか。私の評価が低くなったら、上司の評価に響いてしまう。それが怖いんです。だから、「何のために働いているの?」って言われたら、自分が営業やりたいからっていうよりも、「上司が他の人から叱られないように必死でやっている」っていう部分が大きいと思います。足を引っ張らないようにしないといけない、って思っています。本当に、私、ビビりですよね(笑) こういう性格、変えたいなって思いつつ、なかなか難しいです。

コンプレックスも沢山あります。話すのが得意じゃない。なかなかうまく喋れない。心配性なところもそうですね。いい意味で、人の話を素直に聞き入れることができるんですけど、自分の意志とかやりたいこととかを強く言えない、すぐに折れちゃう、っていうのも、コンプレックスのひとつですね。今、「新人の育成についてどうしようか」って話を事業所で話しているんですけど、同期が「こうしようよ」って言いますよね。で、私が「でも、こうじゃない?」って言うと、同期は「いや、こうだよ。だって・・・」って切り返してくるんです。そうすると、相手の方が根拠をきちんと持っているし、自分より良い理屈の方がいいなって思って、「じゃ、そうしようか」ってなっちゃうんです。自分の意志を貫けるほど自信がないんです。

■プライドが高くないから、人の話を聞きいれることができるんだと思います

ーーコンプレックスが多いっていうのは分かったんですけど(笑) 逆に、自分のいいところって、どこだと思いますか?

プライドがあまり高くないっていうところでしょうか。プライドが高くないから、人の話を聞きいれることができるのかな、とも思います。相手が同期でも上司でも、そうですね。「私が」って我を通すプライドがないのは、いいかな、と思います。

ーー確かに、プライドが高くないっていうのは、いいですよね。中学・高校時代は、どんな学生だったんですか。

中学・高校の時、バレーボールをやっていたんです。その時は副キャプテンをやっていました。キャプテンはこう言う、先生はこうい言う、そんな状況で「花島さん、間に入って」って言われることが多かったんです。「え? 間に入る?」みたいな感じですよね。伝書バトみたいに「先生、部員はこんなこと言ってますよ」「キャプテン、先生はこう言ってますけどどうしましょう」みたいに色々な人のところに行き来していました。

ーーそういう調整役の人って、皆から親しみを覚えられて、情報が集まってきたり、信頼を寄せられたりしますよね。

どうでしょうか。でも、割りと人に可愛がってもらっているという意識というか自覚はあります。

ーーこの4月で、4年目になったんですよね? よく「3年目前後で転職する人が多い」なんて言われますが、いかがですか?

3年じゃ、まだ中途半端というか・・・ 私の会社って、物事が進むスピードが速いんです。その分、成長もものすごいスピードを求められているというか。だから、3年間、営業をしてきたから、ついできる気になっちゃう、っていう怖さがあると思うんです。でも、一歩引いて冷静に自分の姿を見た時に「まだまだできていない」「足りない」って思うんですよね。本当にまだまだです。
同期に優秀な人が多いからかな。「皆、しっかりしている。やばい。私まだまだ」って思い知らされますし、いい意味で刺激を与えてくれる同期に恵まれていると思います。
後輩を見ていても自立している人も多いし、新人と接していても向上心もあるし、「皆、すごいな。よくやっているな」って思います。

さっき話していた話にもつながるんですが、例えば「営業なんだから、もっとプライドと誇りと、いい意味でのライバル心を持って」っていうのが一般的にも求められているとも思うんですよね。「後輩よりも売上数字が悪いぞ」って言われたら、「なにくそ」って思うべきなんでしょうけど・・・ 私はあんまりそういうのがなくて、「皆、すごいなぁ」と。でも、それは、うちの会社に、数字だけじゃなくて、頑張りも評価してもらえる文化があるからですかね。仕組みとして、地道にやっていれば、時間は多少かかるにしても、成果につながるからかもしれませんね。

■「私は、自分の案件っていう意識をちゃんと持って、ひとつひとつ、仕事をしていきたいんだな」って思ったんです

ーー仕事において「こだわり」みたいなものはありますか?

最近のことなんですけど、「自分事として捉えなくちゃいけないな」って思ったんです。今、ちょっと大きめな案件を担当しているんですけど、それは部署を越えて、色々な立場の関係者に協力をお願いしなくちゃいけないんです。そんな時、仕事を投げてしまうことができれば楽なんです。「ここからは、そちらの部署で、お願いします」って。そういうドライな依頼もできるようにならないといけないと思うんです。でも、私は心配性だから、気になっちゃう。そんな中で、私も自分で気づいたんですけど、「私は、自分の案件っていう意識をちゃんと持って、ひとつひとつ、仕事をしていきたいんだな」って思ったんです。
割り切れる人もいるんですけど、それって決断力があったり、自信があったりする人だと思うんです。私は、そっちじゃないんです。「任せたんだから、そこで気をもんでいても仕方がないだろう。責任は、任された側にあるんだから」って言える人もいると思うんですけど、私は自分の案件ならば、ちゃんと「どうなっているかな」って気にしたい。そう思うようになりました。

あとは、お願いされた相手が、「あ、こいつ、丸投げしてきた」って思ってたら、困るなって。嫌われたくないんです。その人にも業務があって、私がさらに依頼して仕事を積んでしまって・・・それってちょっと申し訳ないなって思ってしまうんですよね。それを「仕事なんだから、ちゃんとやってください」とかって偉そうに言って、相手が「もう、こいつの依頼、受けたくない」って思ったらどうしよう、って。将来的に困った時に、助けてほしいという保険的な感じでもあると思うんですけどね。「いざって時に、私のこと、助けてくれますよね? 私、嫌われていないよね?」って心の中で思っています。
なんか、こういう発想も、若干ネガティブですね(笑)

■新人の頃、「お菓子あげるよ」って言われて。どうしてだろう?って思ってたら、「顔が大変なことになっているよ」って指摘されました(笑)

ーーでも、周りの人たちは、そんな花島さんに好印象を抱いているのでは?

うちの会社の人について話せば、皆が助けてくれるところには救われます。自分がいっぱいいっぱいになった時に、様子を察して、手を差し伸べてくれる人がいるのは、いいなって思っていますね。
今は支社で働いているんですけど、本社で勤務していた1年目・2年目の頃は、「ちょっとおいでー」って言われて、「これ、お菓子あげるよ」って言われて。どうしてだろう?って思ったら、「顔が大変なことになっているよ」とか指摘されました(笑)
今、4年目にもなって、自分も下の代の子たちの様子を見て、こういうことをしてあげなくちゃいけないな、って思っています。

■先輩に「花島さんっていいよね」って言われたんです。「ネガティブなこと言わないから、いい」って

ーー今後はどうなりたいですか?

今の目標は、新人の面倒を見てあげようって思っています。皆、すごく向上心があって、キラキラしているのに、先輩の私がこんなにネガティブな感じでいちゃだめだ、って思って、「頑張ろうね」って(声裏返る)あ、変な声になっちゃいましたけど(笑) 鼓舞しあっています。

あとはやっぱり、もっと自信を持って、決断できる力を身につけたいですね。自分で決められる人になりたいです。今の性格とキャラクターで、仕事を進めるうえでの調整力はつくかもしれないんですけど、それって今の25、6歳くらいならいいかもしれないけど、30歳越えた頃には、ある程度、自分で指示をだす、決める、責任を追うっていうことができるようにならないといけないなって。びくびくしながら、覚悟しつつ、考えてます。真面目なんですかね・・・? そうですね、馬鹿真面目かもしれないですね。

そういえば、ちょっと前に、先輩に「花島さんっていいよね」って言われたんです。「ネガティブなこと言わないから、いい」って。いつも「なんとかなりますよ」って言ったり、「大丈夫ですよね」って言ったりするよねって。そう言われて、嬉しかったんです。だから、そこは心がけ続けようって思います。周りの人も、ネガティブなことを言ってばかりの人って、困るじゃないですか。「どうせ私は・・・」って言っても、言われる側も気持ちよくないな、って思うので、自分の中に密かにとどめておくようにしています。

■社会人って時間もコスト。なので、営業として早め早めに行動して、隙間時間をどう活用するのか考えなきゃいけないんです

ーーそういうストレスというか、思いっていうのは、プライベートで発散しているんですか? ずっと仕事の話を伺っていますが、プライベートはどんな感じですか?

プライベートでは、野球を見に行きますね。友達と野球を見に、沖縄のキャンプに行ったりもします。選手を見たいんですよ。こないだ、野球関係の仕事をしているお客さんの案件を担当したんですけど、ちょっと燃えました。「中途採用やっていないかな」ってこっそり調べちゃいました。まぁ、実際、転職とか考えているわけではないんですけど。野球の仕事は楽しそうですけど、趣味は趣味かな、とも思って。嫌いになっちゃったら嫌じゃないですか。

あとは、趣味っていうか、家事は好きですね。それは、そわそわしないからですかね。自分のペースでできるっていうか。インタビューの最初に話したことにつながるんですけど、プライベートも、急に何かを振られるのって苦手なんですよ。だから、当日、「今日、夜、ごはんに行こうよ」って言われても、困っちゃうんです。夜7時に待ち合わせってことは、6時には家を出なくちゃいけなくて、5時には、こういう状況になってなくちゃいけなくて・・・って逆算していくと疲れちゃうんですよね。だから、スケジュールも先に決めておきます。この日はでかける日、この日は家にいる日、って感じで、プライベートでも、予定は前もって、ちゃんと段取りを決めたいタイプです。

旅行とかでも、何も考えずにポンって行ける人は考えられないです。「何か足りなければ、現地で調達すればいいじゃん」って言える人、すごいなって思います。私は荷物が多くなっちゃうタイプですね。「タオルは一枚、いや、二枚持って行った方がいいな」とか。ポケットティッシュとかは、必ず、カバンのポケットに入れておこう、とか。「あ、ない!」ってドキドキする感じが嫌なんですよ。とにかく焦りたくない。だから、朝、遅刻しそうな人とかって信じられなくて、会社に走ってきて、ギリギリに出勤する人も信じられないです(笑) 私なら、1本早い電車に乗れるように、時間を図って行動します。多分、他の人よりも時間には厳しいですね。

ただ、社会人って時間もコストじゃないですか。なので、営業として早め早めに行動して、訪問の10分前とかにお客さん先に到着してたとしても、その10分をどう活用するのか考えなきゃいけないと思うんですよね。最近はちょっとずつ活用の仕方が工夫できるようになってきて、隙間時間でメールの下書きを作成したり、ToDoリストを確認したりしています。

ーーやっぱり、真面目なんですね。私は、「ちょっとお茶飲んじゃおうかな」「ちょっと本屋さんで立ち読みしちゃおうかな」とか思っちゃうタイプなので、素晴らしいと思います。まぶしいです(笑) 今日はお忙しい中、ありがとうございました。

花島かれんさんが勤務するのは・・・
株式会社インソース
株式会社インソース 新卒採用ページ
株式会社インソース 中途採用ページ

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