インソースでは、日本人のいない厳しい環境の中で、現地スタッフとコミュニケーションをとりシステムをつくっていく研修を開発しました。
近年、自組織の海外拠点で海外トレーニーとして若手社員を受け入れて、実践的な研修を実施している企業が増加している一方で、海外トレーニーを受け入れるのが難しいという現地法人も少なくありません。
このような状況の中で、若手社員を対象とした海外で現地のスタッフと一緒に業務を行い、異文化の中で修羅場経験を積ませる研修を実施している企業が増えいています。
海外(フィリピン)で修羅場経験を積むことによって、日本国内でのOJTや研修よりも効果の高い、成長の機会を得ることができます!!
研修のゴール:現地スタッフとコミュニケーションをとりながら業務を遂行し、海外でもプロジェクトリーダーとしての役割を担うことができるようになります。
身に付く能力:(1) 要件定義から検収までの工程を管理する能力
(2) 業務で意思疎通を図るために必要な英語
(3) 現地スタッフの能力や特徴を見極める能力
(4) 日本とは異なる環境下の中で対応していくための順応力
(5) 度胸、忍耐、必死さ、熱意、強い気持ち、信念を持つ
当研修では研修者の方をプロジェクトリーダとしてフィリピン人開発者2名を配下にアサインし、実際に簡易なシステム開発を実施していただくことにより海外でのプロジェクト開発業務について一通りの工程を経験していただくことを目的としています。
フィリピン人スタッフ2名とは別に1名のフィリピン人プロジェクトリーダーが研修者さま2名のサポートを実施いたします。海外でプロジェクトを実施する際に留意するべきことやドキュメントの作成などについて随時アドバイスを実施することで研修をスムーズに進めます。
開発対象システム案1:ITスキル管理システム |
<開発概要> 現状、Excelで管理されている社員のITスキル情報や研修受講履歴についてデータベースを使用して各個人でリアルタイムに更新を実施できるシステムを開発します。スキル更新や研修受講履歴については自己入力、更新後の承認を人事が行う、必要スキルセットを指定しての社員検索、またスキルカテゴリやスキルセット、スキル等をメンテナンス可能とします。<開発ツール> Accessなどの簡易DB+開発言語を想定 |
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開発対象システム案 2:資産管理システム |
<開発概要> 現状、Excelで管理されているハードウエア、ソフトウエア資産についてデータベースを使用して各部課でリアルタイムに更新を実施できるシステムを開発します。資産の購入(追加)や廃棄(削除)や各資産の状態(使用中、未アサイン、故障中、廃棄予定)を各部課で管理でき、資産の部課間の移動についてもサポートします。また資産の区分や資産番号の生成、各種マスタメンテを可能とします。<開発ツール> Accessなどの簡易DB+開発言語を想定 |
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開発対象システム 3:会議室予約システム |
<開発概要> 現状、一覧表の紙ベースで管理されている会議室の予約状況についてデータベースを使用して各使用者がリアルタイムで予約を実施できるシステムを構築します。会議室が増加した場合やプロジェクタやスピーカ、オンライン会議用機器についても予約可能とする為に、システム管理者については予約対象をマスタでメンテナンス可能とします。<開発ツール> PHP + MySQL等のwebシステムを想定 |
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現地スタッフとコミュニケーションをとりながら業務を遂行し、海外でもプロジェクトリーダーとしての役割を担うことができるようになります。
(1)追い込まれた環境の中で、自ら考え主体的に動く実行力を高める
(2)ローカルスタッフとのコミュニケーションの取り方を学べる
(3)海外で人脈を広げたり、信頼関係の構築の仕方を学べる
1週目
DAY | WEEK | AM SESSION | PM SESSION |
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1 | Sun. | VN301 成田9:30発 フィリピン14:20着 |
テルチェックイン |
2 | mon. | 研修オリエンテーション & 開発メンバ紹介 |
要件定義1: ・クライアントへの要件定義の説明 ・要件定義書への追加変更等の更新 |
3 | Tues. | 要件定義2: ・開発計画書の開発メンバへの説明 設計1: ・要件定義書の開発メンバへの説明 ・開発メンバとのディスカッション |
設計2: ・開発メンバとのディスカッション(続き) ・開発メンバからのQ&Aをクライアントへ展開 ・開発メンバへ外部仕様書の作成指示 |
4 | Wed. | 設計3: ・開発メンバへの製造指示 ・開発メンバの外部仕様書の進捗チェック |
設計4: ・外部仕様書のレビューの実施 ・試験計画書の開発メンバへの説明 ・開発メンバへ試験項目の作成指示 |
5 | Thurs. | 設計5: ・開発メンバの外部仕様書の修正後の確認 ・開発メンバの試験項目作成の進捗チェック |
設計6: ・完了した試験項目のレビューの実施 ・開発メンバの試験項目の修正チェック ・開発メンバへ内部仕様書の作成指示 |
6 | Friday. | 設計7: ・開発メンバの内部仕様書の進捗チェック ・完了した内部仕様書のレビューの実施 ・開発メンバの内部仕様書の修正後の確認 |
設計8: ・開発メンバの内部仕様書の進捗チェック ・完了した内部仕様書のレビューの実施 ・開発メンバの内部仕様書の修正後の確認 |
7 | Sat. | ACTIVITIES |
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8 | Sun. | ACTIVITIES |
2週目
DAY | WEEK | AM SESSION | PM SESSION |
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9 | mon. | 製造1: ・開発メンバへの製造指示・進捗報告指示 ・開発メンバの製造進捗チェック ・開発メンバのコードレビュー |
製造2: ・開発メンバの製造進捗チェック ・開発メンバのコードレビュー ・製造進捗報告の作成 |
10 | Tues. | 製造3: ・開発メンバの製造進捗チェック ・開発メンバのコードレビュー ・レビュー指摘点の修正後の確認 |
製造4: ・開発メンバのコードレビュー ・レビュー指摘点の修正後の確認 ・製造進捗報告の作成 |
11 | Wed. | 試験1: ・開発メンバへの試験指示 ・進捗報告指示 ・開発メンバの試験進捗チェック ・開発メンバの試験結果・発見問題レビュー |
試験2:
・開発メンバの試験進捗チェック ・開発メンバの試験結果・発見問題レビュー ・試験進捗報告の作成・問題対処報告の作成 |
12 | Thurs. | 検収1: ・開発システムの概要説明・デモ実施の準備 |
検収2: ・クライアントへの開発システムの説明・デモ実施 ・質疑応答 ・開発システムの振り返り分析の実施 |
13 | Friday. | 振り返り分析1: ・開発メンバの外部仕様書の修正後の確認 ・プロジェクト完了報告書の作成 |
振り返り分析2: ・プロジェクト完了報告書の作成 ・プロジェクト完了報告プレゼンテーション |
14 | Sat. | ホテルチェックアウト |
VN300ホーチミン00:30発 成田7:45着 |