製造だけでなく間接部門での工程における品質不良や手直しの発生は、製造原価を押し上げるだけではなく、企業の信用を失うという致命傷にもなりかねません。不良ゼロの実現は、企業の活動に必要不可欠なものです。人はうっかり、ぼんやり、思い込みなどという性質を持っていますが、これが原因でポカミスを誘発しています。
しかもその真因の8割が、管理監督のマネジメントによる責任といわれます。「ポカミス」を「ヨケル」という自働化の仕組みが、「ポカヨケ」です。この「ポカミス」と「ポカヨケ」の関係を理解し、人はミスをすることを前提に品質は工程で作り込むという考えで、源流まで遡って改善に取り組むことで一層効果が出ます。