■講師インタビュー 第3弾! ~DX講師

個性豊かで多様な業界の出身者が多い、インソースの講師陣。
その中でも現役エンジニアとして、役立つ現場の知識を教示してくれるS講師。
どのような思いで講師として活躍されているのか、インタビューを行い、最新DX研修の実情をお伺いしました。

Y・S 講師
インソース講師歴 3年目
パートナー会社からの派遣講師を経てインソースへ。電子カルテの保守運用における長年の経験を活かし、現在はIDA(インソースデジタルアカデミー)にて、DXやプログラミングの講師と並行し、サイト構築やリプレイスなどのプロジェクトを担当。
※「IDA(インソースデジタルアカデミー)
DX人材育成、プログラミング、システム化のためのマネジメントなど、総括的なデジタル人材育成研修を提供する事業会社。

Q.講師としてのやりがいを教えてください。

IDAではDXをはじめ、幅広いデジタル研修を行っており、私は主にプログラミングの研修を担当しています。講師として最もやりがいを感じるのは、受講者の方が「プログラミングの面白さ」に気づいていただけた時です。ワードやエクセルしか知らない方に、プログラミングの可能性を知ってもらうのが、自分のミッションだと思っています。

「難しい」と言われることが嬉しい

受講者には一歩踏み出す勇気を持ってもらいたいです。
「チャンスは皆に平等に来ているから、ぜひそれを掴んでもらいたい」をいつも受講者に伝えています。 一歩を踏み出す準備をしておかないと、チャンスがチャンスって気づかないからね、って。
でも心構えで行動や働き方は変わりますよね。その点を常に意識して伝えています。

特に、受講者から「難しい」と言われた時は嬉しいです。プログラミングは奥が深くて、研修で身に付くのはせいぜい全体の10%、テキストを丸暗記したとしても30%程度です。研修を終えた時点がはじめの一歩で、そこから無限に学び終わらない道が続いています。

私は理解が早い方には、敢えて難しい課題を与えるようにしています。その理由は「全く解けない」という経験をマイルストーンにして、「いつか解けるようになりたい」という目標を持ってもらいたいからです。

Q.これまでの研修で一番思い出深いエピソードは?

プログラミングの研修は他と比べて長丁場が多く、短くても数日間、最長であれば2カ月に及びます。研修というより職業訓練に近いかもしれません。そんな中で、初めて登壇した研修は特別に思い出深いです。研修の最後に「エンジニアとしては今からが始まりだ」と受講者を激励しながら、自分が感極まって泣いてしまいました。

また、受講者が泣いてしまうこともありました。「他のメンバーに付いていけなくて辛い」という悩みなのですが、実際はそんなに大差はありません。研修でよくできている人でも、現場に行けば一年目の初心者なのです。ただ、研修中は比較対象が限られるので行き詰ってしまいます。そんな時は「無理せずできることを少しずつ増やしていこう」と励まします。

情報量を整理するのも講師の務め

ちなみに私のモットーは「しゃべり過ぎない」ことです。プログラミングの情報量は膨大ですから、全て覚えようとすると頭がいっぱいになります。そのため、最低限ここだけ理解して欲しいというポイントを、整理して伝えるようにしています。それが受講者を行き詰らせない、自分なりの工夫です。

Q.DX人材育成に関連するエピソードをお聞かせください

DX人材を目指して受講される方から「もっと勉強しなきゃダメですね」という感想をよく頂きます。「〇日間ですぐに~ができる」というイメージで受講される方が多いからだと思うのですが、やはり業務として使えるレベルになるには、簡単な道はありません。

どんどん触る人は、どんどん伸びる

しかしそこで「もっと触らないといけない」と思える人は、伸びる印象があります。知識が完璧になってからやるよりも、つたなくてもひたすら実地で触る方がおすすめです。研修でも、実際にシステムが動くデモンストレーションを見てもらって「自分も将来これができるのかな」という可能性を感じてもらえるように、まずはプログラミングの楽しさを伝えるようにしています。

Q.普段の生活で気を付けていることは?

講師として普段から心がけているのは、なるべく新しい技術に触れるということです。最近だとARやVR、画像生成AIなど。常にアンテナを張って、情報を読むだけでなく実際に触ってみるのが大事だと思っています。

ただ、最近は子どもができて自分の時間があまりないので、勉強としてキャッチアップというより、ヘッドセットをつけてVRのゲームをするなど、すきま時間で楽しみながらやるようにしています。あとはよく寝るくらいですね(笑)特に登壇の前日は体力を養うようにしています。

研修の際に注意しているのは、講師のキャラを濃く出さないことです。理由は、プログラミング研修はあくまでも情報が主役だからです。現在の業務は講師とエンジニアが半々くらいの比率で、切り替えが難しい部分もあるのですが、現役エンジニアの生の声を、わかりやすく伝えられるように努力しています。

Q.趣味や休日はどのように過ごしていますか?

小4から1歳まで娘が三人おりまして、大抵は子どもたちと遊んでいます。趣味はボードゲームです。デジタルのゲームも一人の時は楽しんだりしますが、どちらかというとアナログのゲームが好きです。

最近はコロナ禍なので、もっぱら長女や妻と一緒に家でボードゲームをすることが多いです。休日に自分だけ外に行くことは滅多にありません。子どもに手がかかる時期なので、趣味で出かけるのは申し訳ないと思っています。

研修登壇がある日の例(日帰り)

5:55 起床
6:30 出発
8:00 研修会場着
8:30 研修の準備、事務処理など
10:00 研修開始
12:00 昼休憩
13:00 研修後半スタート
17:00 研修終了
17:15 退出
19:00 帰宅
20:00 子どもたちと遊ぶ、お風呂に入れる
21:00 子どもたちを寝かしつける
21:30 余暇
22:00 就寝 時間は日によるが、登壇中は早めに休む
目覚ましは毎日この時間にセット 途中で朝食を買って行きます 子どもたちへお土産を買って帰ります 家族と一緒に夕食 時には一緒に寝てしまうことも ゲームをしたり日によって様々

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