インソースが考える「奥の手・猫の手」

OJT担当者の「上司」に育成を協力してもらうには

OJT担当者の「上司」に育成を協力してもらうには

育成に対する「上司」の認識が課題

当社が実施しているセミナーで、終了時に「人材育成における貴社の課題は何ですか?」というアンケートをお書きいただいています。その中で、目立つのが「上司」に対する育成の課題です。具体的には、次のようなもの。


  • 「現場では、ゆとり世代を育てる側の意識を変えるには、上層部に理解させる必要があると思います。上位職向けの若者理解が課題です」(ホテル業界)
  • 部署による温度差をいかに縮めるか(上司・責任者クラスの認識)(医療機器業界)
  • 上司が多忙。OJTの意識に乏しい(特殊法人)

 

上司には、いまさら研修なんてできない・・・?

この課題は、営業をしていても、人事ご担当者さまからよくお聞きします。どんなにOJT担当者がやる気になっても、その「上司」が協力的でないと、うまく事が運ばないのです。一方で、「上司は育成の大切さなんて、とっくに分かっている人がなっているはずなので、今更研修なんてできない・・・」と尻込みしながら、そのままになっているケースが多いと思います。

 

「やりにくさ」があると育成は進まない

私も経験上思いますが、OJT担当として業務の忙しい中OJTを進めようというときに、上司が協力的でない場合、または上司と育成に対する考え方が違う場合、大変なやりにくさがあります。このような「やりにくさ」があると、OJT担当者側にも、新入社員側にもストレスがたまり、結果的に良い育成ができないのではないかと思います。

 

腰を低く、「お願い」するスタンスで

当社は、このような課題をお聞きしたとき、2種類の方法をご提案しています。どちらも、上位職の皆さまに、今更感のある研修を受講いただくことになるので、「会社全体の育成のために、ご協力をお願いできますでしょうか」という腰の低いスタンスで、受講を「お願い」します。

 

1.「上司」に研修を受けていただく

【該当研修】OJTリーダー研修 ~指導者育成編(1日間)
管理職の人材育成での役割は、「指導者を育て、組織全体で社員育成に取り組む環境を作ること」。これを改めてご理解いただきます。OJT担当者だけに任せきりにせず、自分もOJT担当者と情報共有し、指導していく意識づけをします。ケーススタディは「OJT担当者から『通常業務で忙しい中、新人指導が負担になり、残業が増えている』と訴えられた。あなたはどのように指導しますか?」などを実施します。

 

2.OJT担当者とその上司、「一緒に」研修を受けてもらう

【該当研修】OJT研修 ~部門長とトレーナーで共通認識を醸成する編(1日間)
「この新入社員に3年後、どうなってほしいんだっけ?」これをOJT担当者とその上司が一緒に考えます。この作業は、すごく大事であるにも関わらず、一緒に話す機会ってなかなかないですよね。一緒に育成計画を立てていただくと同時に、育成に対する意識を合わせ、一緒に取り組んでいく土台作りをします。

 

なお、同主旨の公開講座はこちらです。 【公開講座】OJTトレーナー研修

 

これまで「上司や上位層の意識が課題」とお考えだった皆さま、ぜひ一度ご相談ください。お問合せ

無料PDF資料 人材育成、成功のコツ

  • 研修担当者の虎の巻

    はじめて研修担当となる方向け
    「研修の手引き」

    「そもそも研修ってどういうもの」「担当になったら何からやるの」など、研修ご担当者になったらまずは読んでいただきたい内容をまとめてご紹介しています。

    今すぐダウンロード

インソースからのお知らせ
(障がい者福祉のオンラインショップ)

mon champ

インソースでは、障がいのある方々が製造するお菓子やドリンクを取り扱うECサイト「mon champ」を運営しています。そして、ここで得られた売上を、製造元の福祉団体・パートナーへ還元しています。

商品は、皆さまが日頃よりお世話になっている大切な方へ、是非、真心を込めてお贈りいただきたいおいしいものばかりです。この気持ちを、製造者さまからインソース、インソースから皆さま、そして皆さまから大切な方々へと、つないでいただければ幸いです。


インソースからの新着メッセージ

    新作研修

    業界随一の研修開発力を誇る
    インソースの最新プログラム

      コア・ソリューションプラン
      の新作情報

      250種類以上のコンサル事例!
      組織の「したい!」に全力で応える

        おすすめリンク