実務に役立つIR基礎講座

受講対象

IR、広報部門のご担当者様

講義のねらい

IR（投資家向け広報）は、社内でのノウハウが溜まりにくい一方、業務内容を一般化することが難しい分野です。一方で、外部のステークホルダーからの情報開示の要請は、日に日に厳しくなっています。

そこで今回、取材される側である広報・IR担当と、取材する側である株式アナリストの双方の実務経験と受賞経験を有し、IR分野の実務テキストとして『IR戦略の実務』（日本能率協会マネジメントセンター）（2020年3月）の出版もなされている高辻成彦氏を講師としてお招きし、実務に役立つIRの基礎講座を実施して頂くこととなりました。ZOOMでのオンライン開催ですが、生講演ですので、講師へのご質問も可能です。タイムリーに会話できるこの機会を是非、お役立て下さい。
講座では、『IR戦略の実務』（日本能率協会マネジメントセンター）（2020年3月）をもとに講義致します。

主催団体

本講義は、一般社団法人企業研究会が主催しております。

研修プログラム例

１．IRの基礎
（1）IRとは
　　・活動内容の観点
　　・活動対象の観点
　　・提供物の観点　
（2）IR活動のイメージ
（3）IRと関連分野の違い
（4）IRと担当部署の違い
　　・経営陣
　　・経営企画部門
　　・経理財務部門
　　・総務部門
　　・専属部署
（5）IRに関する資格
　　・IRプランナー
　　・PRプランナー
　　・証券アナリスト
（6）IRに関する団体
　　・日本IR協議会
　　・日本インベスター・リレーションズ学会
（7）IRに関する表彰制度
　　・IR優良企業賞・ディスクロージャー優良企業選定
　　・企業価値向上表彰
　　・インターネットIR表彰
　　・まとめ
（8）IRに関するステークホルダー
（9）アナリストの役割
（10）アナリストカバーの違い
　　・複数のアナリストカバーがある場合
　　・1人しかアナリストカバーがない場合
　　・アナリストカバーがない場合
（11）理想的なアナリストとの関係
　　・カバー、未カバーの別なく、アナリストは早めに
　　・アナリストには公正で具体的な数字や根拠で伝える
　　・カバーアナリストがいない場合には、カバーを増やす
２．IRの主な業務
（1）IRの10S
　　・Simple
　　・Sincere
　　・Summary
　　・Story
　　・Situation
　　・Specific
　　・Swift
　　・Standpoint
　　・Sustain
　　・Skill
（2）IRの主な業務
　　・決算関連
　　・アナリスト・機関投資家のIR取材対応
　　・IRツールの作成
　　・プレスリリースの公表
　　・月次データの公表
　　・コーポレートサイトの管理
　　・経済メディアとの取材対応　・株主総会の実施
　　・アナリスト・機関投資家向けのイベント実施
　　・個人投資家向けのイベント実施
３．IRに必要な開示情報
（1）IRに必要な開示情報
　　・セグメント別業績
　　・新年度会社計画
　　・営業利益の増減要因分析
　　・中期経営計画の目標値
　　・月次データの整備・公表
　　・資本政策の考え方
　　・ビジネスモデルの特徴
４．投資家・アナリストの評価軸
（1）投資家・アナリストの評価軸
　　・6つの視点
　　・17の個別論点
（2）機関投資家の投資スタンスの違い
（3）セルサイドアナリストの違い