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アイスブレイク

アイスブレイク(ice break)とは、直訳では「氷を砕く」、「氷を解かす」という意味です。初対面または初対面に近い人々が集まったときに、氷のように冷え固まった場を温めて緊張感をほぐし、お互いが打ち解けるきっかけをつくるための手法、あるいはその時間のことを「アイスブレイク」といいます。

アイスブレイクは、主に職場の研修やワークショップ、プロジェクトチームの顔合わせ、会議、交流会、歓迎会などの場で行われます。また交渉や商談などの場で、いきなり本題に入るのではなく雑談から始めるのも、アイスブレイクの一種です。冒頭で実施されることが多いですが、長時間に渡る集まりでは、途中で気持ちをほぐすためにアイスブレイクの手法を使うこともあります。

具体的には、進行役の人が音頭を取り、簡単なクイズやゲーム、雑談などを5~10分ほどで実施します。アイスブレイクによって知らない人同士でも無理なく会話の糸口を見つけることができ、コミュニケーションが活性化します。参加者全員が発言の機会を得ることで、「その場にいることを認められた」という安心感につながり、積極的な意見交換を行おうとする雰囲気が醸成されます。

参加者を和ませることがアイスブレイクのねらいですが、中にはそのようなイベントに抵抗のある人もいます。進行役はその場の雰囲気をよく観察し、楽しめていない人がいないか配慮を怠らないようにする必要があります。また、クイズやゲームのネタにするために参加者の個人情報を事前に集める場合は、その取り扱いに十分注意するとともに、本番中もその内容によって個人攻撃や誹謗中傷が起こらないよう留意しなくてはいけません。

アイスブレイクで実施するゲームなどのネタは、色々なサイトで紹介されています。会議などのファシリテーターや、社内研修の講師を務める人は、手軽に実施しやすいものや参加者層が好みそうなものを事前に調べておくとよいでしょう。最近はオンラインで参加する人も多いので、誰の家にでもある身近な道具で実施できるか、音声のみ、あるいは映像のみでも実施できるかなど、その都度最適な手法を選ぶのもポイントです。

また、新人が入社した時や、新規プロジェクトのキックオフなど、長い付き合いになるメンバーとの初顔合わせは、長めのアイスブレイクとして1~2日間のビジネスゲームを実施し、チームビルディングを図るのも一案です。

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