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事業継続マネジメント(BCM)研修 ~基本編(1日間)

2395事業継続マネジメント(BCM)研修 ~基本編(1日間)
12/01/27 更新

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当研修の「ねらい」

■なぜ、事業継続マネジメント(BCM)か?

事業継続計画(BCP :Business Continuity Planning)を作成することは、ある面でそれほど難しいものではありません。
おおよその枠組みが決まっていますので、経営陣のリーダーシップのもと、ミドルマネジャーをはじめとする実務を担っている人が参加し、自社に合うものを作成すればよいからです。

ところが、作成したBCPが実際に役に立ったか、継続的にBCPは改善されたかは、マネジメントの問題です。抽象的には、計画(Plan)の後は、一般的な管理手法(=PDCA)に従い、
 D:必要な対策を実施し、教育・訓練をしたうえ、
 C:有効性を評価し問題点を洗い出し、
 A:問題点の改善をし、事業継続計画書のメンテナンスを行う
ということになります。これらを「事業継続マネジメント」(BCM:Business Continuity Management)と呼び、リスクマネジメントの一環として、事業継続のPDCAを継続的に回すことになります。

この点で、実際にできている企業・組織は少ないといわざるを得ません。
象徴的な例として、今回の大震災ではじめて自社にBCPがあったと気がついた社員も少なからずいました。全社的にBCPの教育・訓練がされていなかったからです。
 

■今回の大震災はBCMを見直す機会

今回の大震災の経験を活かすには、「初動」の見直し、「想定」の見直しおよび「つながり」の重要性の3つは注目する必要があります。

1.初動の見直し~あれもこれもではなく、これだけは

確かに、微に入り細に入りのBCPはありますが、実は、役に立ちません。特に初動(初期動作)が問題です。
今回の震災で,大前提であるヒトの箇所がないBCPがあったというのも事実です。事業を継続するためには、施設がいくら地震に強くてもそれをコントロールするヒトがその施設にいなければBCPの初動は意味を持ちません。

災害・事故直後の限られた時間と情報で、あれもこれもできるはずはありません。緊急時は、これだけは確実に行う。70点主義で十分です。
高い津波が到来しそうだったら、取るものもとりあえず高台に逃げろ、というのを忠実に従い、命が救われたというのが典型例です。
初動がその後の復旧に影響を受けた例は数多くありました。
 

2.想定の見直し~本質的な状況の重要性

今回の大震災では、「想定外」という言葉が象徴的ですが、BCPさらに危機管理の要諦は想定外に対応できるかどうかです。

例えば、今回の大震災で、ガソリン不足でマイカー通勤ができない。想定外の計画停電(2次災害)により鉄道が遮断されたため通勤ができない。考えてみれば、交通ストで通勤できない時代も過去にはありました。新しい感染症で通勤できないケースも考えられます。ここで、想定外をいくら持ち出しても解決につながりません。
原因は何であれ、通勤できない従業員という本質的な状況は災害・事故時には生じるものだという点は共通だということで、対策が考えられていたかどうかです。代替要員の確保や在宅勤務への移行などが具体的な対策が考えられていたかが重要です。

そもそも今回の大震災では、ガソリン・通信・交通手段など社会インフラや電気・水道・ガスなどのライフラインも事業継続の大きな制約になりました。復旧目標を左右する要因として看過できません。
この点で、ライフラインによる影響を制約条件としてBCPを組むのか、あるいは代替策を考えるのかではBCMの中味がだいぶ違ってきます。電力会社の復旧を待つのか自家発電で電力の代替をするかで、復旧目標は異なってきます。
 

3.「つながり」の重要性~インターネットやサプライチェーンが社会基盤に

さらに、今回の大震災では「つながり」にも注目を浴びました。
1つは、コミュニケーション手段としてのツイッターや交流サイト(SNS)などのソーシャルメディアにおける「つながり」です。安否確認や初期報道の情報源などに利用されたことは記憶に新しいことです。この点で、今回の震災は、神戸淡路の震災と比較して、インターネットや携帯電話が社会基盤になっていたのを改めて確認しました。

もう1つは、企業間の「つながり」の影響が、復旧過程で大きな影響を受けていることです。事業継続にあたって、サプライチェーン(供給網)に支障が生じ、生産ができない業種が少なからずありました。自社の製品を作るためには、原材料や部品が必要です。逆もしかりで、部品を納入しなければならないのに自社ではできないために取引解除、他社に移行されてしまったケースもあります。

ちなみに、米国では、9.11をきっかけにBCPの作成に関心が払われました。この一環として、互いにつながっている会社どうしでは、BCPの開示により取引を決めるまでになったと言われています。
おそらく、日本でも、このような流れになってくるものと思われます。


研修プログラム例

研修プログラム例
 
内容
手法
 
  • 1.はじめに
    3.11 東日本大震災を振り返る
      初動はどうであったか?
      想定外の事象は何か?
講義
ワーク
  • 2.事業継続計画(BCP)
    (1)事業継続計画(BCP)の必要性・課題・効果
    (2)BCP作成の流れ
    (3)BCP作成のポイント
      ~重要業務の選定、目標復旧時間(RTO)の設定、ボトルネックの
    把握、BCPの発動基準 など
    BCPの実例~使えないBCP、使えるBCP
    自社のBCPの課題
講義
ワーク
  • 3.事業継続マネジメント(BCM)
    事業継続マネジメント(BCM)とは
    BCMのポイント
    BCMの実例~サプライチェーンを考える
               ~ライフラインを考える
講義
  • 4.BCMの日常化
    (1)BCMのKPIとは~管理者として何をチェックしたらよいか?
    (2)従業員携帯カードの見直し
    (3)BCPマニュアルの見直し
    (4)BCP訓練の見直し
ワーク
  • 5.事例演習
    3つの事例から1つを選択して、BCMの基本を復習
ワーク

こ の研修カリキュラムはあくまで一例です。お客さまの課題・お悩みに応じて柔軟にカスタマイズ可能です。また、研修効果を高め定着化を促進する「研修呼び覚 まシステム」や研修担当者様の負担を減らし効率向上を支援する「研修管理サービス」もございます。お気軽にご相談下さい。


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研修後、定期的にアンケートをとることで研修内容の何が、どう職場で活用されているか?考える(思い出す)ことを喚起します。


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受講者の評価

実施
2012年 1月
業種
商工会議所 / 商工会議所
実施対象
27名
評価
内容:大変理解できた・理解できた
85.2%
講師:大変良かった・良かった
96.3%
参加者の声
  • 今回の研修を基礎にして作成してみたいと思いました。
  • 会社でもリスクマネジメントをやっていますが、かみくだいて理解していなかったのがわかりました。大変役に立ちました。
  • 事業活動をしている企業やその他組織にとっては、平時からリスクマネジメント、BCP、BCMを実践しておくことが非常に大切だと思いました。

実施
2011年 6月
業種
メーカー
実施対象
21名
評価
内容:大変理解できた・理解できた
90.5%
講師:大変良かった・良かった
100.0%
参加者の声
  • リスクマネジメントの改善手法は、すべての仕事の基本であることを痛感する。これを職場に持ち帰り業務改善に向け取り組みたい。
  • プロジェクト開始時にメンバーとリスクを共有し意識を高められるかがpointであると感じました。(リスクの洗い出し→評価→優先順位→対策)またリスクをチャンスに変えられるように考えたい。
  • 常日頃、リスクマネジメントを考えて業務を行っているが、体型的にリスク分析を行う手法が明確になり、大変参考になった。小さな事例でもまず実践し、手法を身に付ける事から始めようと思いました。
実施
2011年 5月
業種
自治体・官公庁
実施対象
26名
評価
内容:大変理解できた・理解できた
96.2%
講師:大変良かった・良かった
100.0%
参加者の声
  • 自分の日頃から取るべき行動や管理者としてあるべき姿勢などが改めてよくわかり、非常に有益でした。まずは勇気をもって、一歩踏み出したいと思います。
  • クレーマー対策の考え方やリーダーシップ論など、危機管理の背景となる情報も示してくださったので、理解が深まると共に、非常に実践的だったと思います。最終的には人間とのお言葉もsりましたので、早速動いていきたいと思います。
  • 普段意識していない言葉などの定義の説明が非常にわかりやすく、頭の整理ができた。今日学んだことの一つでも職場で実践できればと思う。

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