「ホウ・レン・ソウ」すなわち、報告・連絡・相談は、社会人、ビジネスパーソンにとって基本中の基本です。何度も、口酸っぱく、そう取り上げられるのは、報告・連絡・相談が非常に難しく、また、最初からできる新人なんていないからではないでしょうか。
秋に「新人フォロー研修」を実施し、事前課題を取らせていただくと、多くの新人が悩みや課題に、報告・連絡・相談の難しさを挙げてきます。
「忙しそうな先輩に、どう声をかけたらいいかわからない」「相談しても、『何を言いたいのかわからない』と言われてしまう」など・・・
新人研修でも、報告・連絡・相談の必要性を説き、受講者の皆さんも「重要性を理解した!」とおっしゃるのに、どうして、半年後には、こんなにも悩む新人が多いのでしょうか。
頭ではわかっていても、実際に行動に移そうとすると、うまくいかない。これは新人に限らず、誰にも経験のあることではないでしょうか。
実際、新人の皆さんも、「報告しないといけないことはわかっている」のです。でも、どうタイミングをつかんで、どう上司や先輩に話しかけたらいいのかがわからず、時計の針ばかりが進んでしまい、やっと勇気を振り絞って報告をした時には、「もっと早く言ってよ!」と言われてしまう・・・そんなところではないでしょうか。
上司や先輩は、悪い報告こそ早くあげてもらいたいものです。新人も、そのことは頭ではわかっています。でも、うまくいかない――
人は誰でも、「理解すること」と、「実際に行動に移す」こと、そして、「常に一定のレベルで行動をし続けること」は、最初からすべてが同時にできるわけではないのです。
理解したうえで、実際の行動を上達させるためには、繰り返し訓練・トレーニングが必要です。これは新人に限った話ではありません。
インソースのホウ・レン・ソウ研修は、とにかく具体的で、訓練やトレーニングが豊富です。
この度、リニューアルした、コミュニケーション研修~デキる「ホウ・レン・ソウ」では、報告・連絡・相談の具体的なプロセスや先輩の失敗事例などを説明しますが、その前提として、社会人にとって「情報」と「情報の共有」がどれだけ重要かを説明します。
報告・連絡・相談の違いについても講義で説明いたしますが、一方的にお伝えするだけでなく、具体的に「こんなとき、あなたはどうする」と考えさせ、実践ロールプレイで練習を繰り返すワークを多く取り入れています。
また、今の時代、報告・連絡・相談の方法や手法は、口頭のコミュニケーションだけではありません。どんな時、どんな手法で、報告・連絡・相談をするのかも、考えていただき、Eメールや電話での報告・連絡・相談についての留意点も、講師からアドバイスさせていただきます。
実際に新人の皆さんからいただいた悩みをベースに作成した、報告・連絡・相談すべき上司のタイプが異なった際の対応を考えるケーススタディも好評です。