2,756問の質問に全力でお答え!
お客さまから「ナレッジマネジメント研修」に多く寄せられるご質問を掲載しております。
インソース社員が研修のプロとして丁寧に回答しておりますので、気になる点が少しでも解消されるよう、ご活用いただければ幸いです。
全て
ナレッジマネジメントとは、組織内の「知」(知識、技術、経験)を誰でもアクセスできるようにしたうえで、その情報を組織内で有効活用することです。マニュアル、標準業務手順書、業務フロー図などにして「見える化」することで、個人の持つ「暗黙知」を「形式知」に変換することにより、知識の共有化、明確化を図り、作業の効率化や新発見を容易にするマネジメント手法のひとつです。 雇用世代のバラツキにより、業務のノウハウが属人化しているという課題をお持ちの組織も多いことと存じます。ナレッジの継承にかける猶予はなく、引継ぎ手の採用・育成と同時並行で進める必要があります。ナレッジマネジメントの手法を取り入れていただくことで、効率的な後進の育成や情報共有、共有化した情報を使っての新たな「知」の創造を行うなど、様々なメリットが見込めます。
組織内でベテランから若手・中堅への知識・技術の伝承ができておらず、知識・技術の喪失リスクを回避するためにナレッジマネジメントが必要とされる場合が多くございます。 ベテラン層の「属人化」した知識・技術を後進に継承するためには、「ベテランの頭の中」だけにある知識・技術を見える化(後進への口伝、文書による伝達=業務の標準化、マニュアル、業務標準書、業務フロー図の作成など)しなくてはなりません。そのための手法を学び、職場での実践につなげていただくための研修を、弊社では多数ご用意しております。
2007年の前後、ちょうど団塊の世代が大量退職となった時期に、知識・技術の喪失という組織的なリスクに備えるべくナレッジマネジメント研修のブームが起こったことがありました。 それ以降も、50代や再雇用の方向けの研修としてナレッジマネジメント研修は根強いニーズがございますが、最近では「本格的にナレッジマネジメントを実施したい」という目的よりも、50代や再雇用の方向けのモチベーションアップ、後進の育成力強化のためという目的で実施するケースが多いです。 モチベーションアップとナレッジマネジメントは一見、つながりにくいですが、ナレッジマネジメントの研修を通して、ベテラン社員、再雇用社員の方に、今まで培ってきたものを洗い出して、その財産をどう活かすかということをワークで考えていただくことにより、「自分はよく頑張ってきた」「自分が積み上げてきたものを他に活かせることは嬉しい」というセルフエスティーム(自己肯定感)的な心境になり、気持ちを新たにしていただくことができます。
近年では、働く期間が65歳まで延長され、55歳の時点でも定年まであと10年あるという方も多いため、50代向けの研修ニーズが増えています。しかし、特定のスキルアップ研修では「いまさら感」がありますし、マナーが悪くてもマナー研修は実施しずらいなど、テーマ選びは一苦労です。 組織における役割として50~60代に求められているのは、「長年かけて培った知識やノウハウを次世代に残す」ということです。役割認識という点で言うと、キャリアデザイン研修なら、ナレッジマネジメントとの親和性も高く、50~60代 シニア層、ベテラン社員・職員にもおすすめです。 ■シニア層・ベテラン向け研修 ラインナップ 他におすすめのテーマとしては、コミュニケーション系の研修はこれまで受講したことがないという方が多いので、実施すると新鮮で好評をいただくことが多いです。
ナレッジマネジメントによるメリットとしては、以下の2点が挙げられます。 ①組織の持続的な発展 ナレッジを整理することで、何気なく上手くいっていたことが継続して実行できるようになります ②若手・中堅層の早期戦力化・熟練化 ナレッジが誰にでも扱えるようになり、熟練するまでの期間の短縮につながります 加えて、ナレッジを蓄積しているベテラン層は、退職まであとわずかという状況の中で非生産的な仕事や役割に就いていることが多いため、ナレッジを整理して伝えるという新たな役割を与られることでモチベーション向上の効果も期待できます。
考え方だけではなく、成果物を実際に持ち帰ることができる点です。 研修で学んだことを職場で実行する最初の一歩を後押しすることで、現場での再現性が高まった状態で職場にお戻りいただける点が高く評価されております。
属人化している業務を抱えている業種であれば、特に指定はございません。営業プロセスの標準化、製造現場における加工技術のマニュアル化、顧客満足度向上のための店舗運営、入れ替わりの多いコールセンターにおける新人スタッフの育成プロセスなど、様々な業種においてナレッジマネジメント活用の具体例がございます。 ナレッジマネジメントとは個人のもつ暗黙知を形式知に変換することにより、知識の共有化、明確化を図り、作業の効率化や新発見を容易にしようとするマネジメント手法です。組織内に存在する情報をいかに集約・共有するかに関心があり、それら知的情報を活用して、組織力を高め、その価値を向上させたいすべての組織・業種の皆さまに受講をおすすめします。
ナレッジマネジメントの研修の受講者は、テーマの性格上、40代以上のベテラン層が多くなっていますが、もちろん若い方でも業務に精通された方(仕事を極めた方)であれば受講対象となります。 また、一般的な傾向として、30~40代の中堅層は、仕事を抽象化し、モデル化する能力が最も高い年代です。知と知の融合で新たな仕組みを生み出すことに対してモチベーションが高く、「ナレッジマネジメント」に対しても高い関心を持つ方が多いのが特徴です。
主に以下4点を実現することを目的に受講されています。 ・雑然とした情報や知識を整理し、体系立ててマニュアルやテキストにしたい。 ・ベテランの頭の中にしかない勘どころやノウハウを可視化して次世代に残したい。 ・使い勝手のよいマニュアル、教えやすく学びやすい研修テキストを作りたい。 ・組織内の知が集められ、さらにそこから新たな知が生まれるような仕組みを構築したい。
可能です。 基本はマニュアル作成やOJTと組み合わせた内容になっていますが、お客さまが解決したいテーマに合わせたナレッジマネジメント研修を設計いたします。 カスタマイズ例①:「ベテラン」と「若手」が一緒に受講し、ベテランの「伝えたい」、若手の「知りたい」を同時に解決。 ナレッジマネジメント研修 ~ベテランの知識を伝承する編(2日間) カスタマイズ例②:再任用職員の方が職場内で円滑にコミュニケーションを取れるようになることで、そのノウハウの伝承を可能にする。 再任用職員研修 ~職場に溶け込みナレッジを伝達する編(1日間)
本研修では以下の演習を一貫して行います。 ①自部署のメンバー間における知識・技術の格差といった現状を振り返り、チェックリストをもとに、ナレッジマネジメント上の問題点を考える ②メンバーに伝えるべき知識やノウハウの洗い出しを行い、優先順位をつける ③選び出した知識・ノウハウのマニュアルをひな形にそって実際に作成する ④現場での実践につなげるために、「ナレッジ伝承シート」を用いた3ヶ月行動計画を作成する
本研修は基本的にフレームワークに依存する内容にはなっていませんが、ナレッジマネジメント研修の性格上、以下のSECIモデルは必須のフレームワークとして習得します。 ・共同化(Socialization) 組織内の個人、または小グループでの暗黙知共有、およびそれを基にした新たな暗黙知の創造。 ・表出化(Externalization) 各個人、小グループが有する暗黙知を形式知として洗い出す。 ・結合化(Combination) 洗い出された形式知を組み合わせ、それを基に新たな知識を創造する。 ・内面化(Internalization) 新たに創造された知識を組織に広め、新たな暗黙知として習得する。
「ナレッジマネジメントを強化することで、開発部門や営業部門に顧客フィードバックを迅速に行えるようになったカスタマーサービスの事例」や、「顧客情報やコンタクト履歴をデータベース化して、営業活動の精度とスピードを向上した事例」、あるいは「知識が正しく伝承されていれば防げたであろう事故の事例」などをケーススタディとして扱っています。
ナレッジマネジメントは知識の共有化・明確化のみならず、業務の効率化や新発見をも容易にしますが、現状の業務プロセスを見直すことがメインということであれば、以下の研修もおすすめいたします。 業務フロー作成研修(1日間) 業務フロー作成のスキルを身につけることによって、現状の業務を可視化し、標準プロセスを確立することを目指す研修です。
本研修は1日間だけでなく、半日間、2日間の研修ラインナップをご用意しております。 ナレッジマネジメント研修(半日間) ナレッジマネジメントの重要性と手順、マニュアル化して伝えていくプロセスの理解がメインの内容です。 半日のため、研修内では実際のマニュアル作成までは行いません ナレッジマネジメント研修(2日間) 1日間の内容に加え、知識の表出化・体系化のための文書化スキル・図解化スキルについても習得いただきます。 より詳細なマニュアル作成を研修内で行い、グループ共有や講師フィードバックの時間も充分に確保可能です。
ナレッジマネジメント研修はベテラン層の受講者が多いので、講師も50代、60代のベテラン講師が担当します。 職歴としては、業務の標準化がされているITや製造業出身の豊富な経験をもつ講師が担当することが多くございます。IT部門出身の講師の中には、データマイニングやデータウエアハウス等のシステム構築経験がある者もおります。 もしくは、ナレッジマネジメントは生産管理や販売管理と同様に企業のマネジメント手法の一つであり、これまでの経歴でその手法を活かして活躍してきた上級マネジメント経験者が担当することもございます。 受講者さまを動機づけ、学んだ知識を実践できるよう導くうえで、受講者と講師の「相性」は非常に重要であると考えております。 できる限り、お客さまの業界や受講者さまの職種について理解の深い講師を選定しますが、そのほかにもご要望(一人ひとりに寄り添う姿勢で親しみを感じさせるタイプ、適切な距離を保ち厳しく指導するタイプ、冷静・ロジカルに話すタイプ、熱く語りかけるタイプなど)がございましたら、ぜひお聞かせください。 インソースの講師の特徴
お問い合わせをいただきましたら、おもに以下のステップで進めてまいります。 ①弊社の営業担当によるヒアリング 日程や場所などの情報に加えて、ナレッジマネジメント研修を検討されている背景や、研修によって達成したい目的をお伺いします。ナレッジマネジメント研修の場合は、研修のゴールをどこに設定するかが非常に重要です。例えば、ナレッジマネジメントの中でもマニュアル作成に特化したい、あるいは知識を後輩や部下に伝えるスキルを重視したいなど、特化したテーマを後半にセットすることで、内容の吸収度、理解度が大きく向上します。 併せて、これだけは伝えたいというトップからのメッセージや、弊社ホームページで気になっているプログラムなどがございましたら、ぜひご教示ください。 ②ご提案 ヒアリング内容をもとに、お客さまに最適なプログラムをご提案いたします。 (③ご希望があれば公開講座のご見学) 研修内容や講師の様子を実際に見学したい、というお客さまには、全国各地で通年実施している公開講座を無料でご見学いただけます。ご判断の材料としていただければ幸いです。 ※ご提案している講師に公開講座登壇の予定がない場合は、研修内容のみのご確認となりますことをあらかじめご了承ください ④実施前打ち合わせ・事前課題の実施 研修の進め方や事務面での準備状況の確認など、1~3回程度お打合せを行い、研修効果が最大になるように準備を行います。ナレッジマネジメント研修の場合、並行して受講者さまに対してアンケート形式の事前課題(2問程度)を実施することを推奨しております。 受講者さまのお悩みを踏まえた講師の経験談の準備などに活用し、研修効果を高めます。 ⑤研修資料納品 お打合せ内容を踏まえたテキストを弊社のクリエイターが作成し、準備物の確認書類と合わせてデータで納品いたします。お客さまにて受講者数分の印刷をお願いいたします。 ※テキストの印刷を弊社にて承ることも可能でございます。 ⑥研修実施 ⑦アンケート結果のご報告 研修当日、受講者さまに簡単なアンケートへのご協力をお願いしております。結果は弊社にて集計し、ご担当者さまにご報告いたします。 インソースの研修の流れ
研修会場のレイアウトは、4~6名1組のグループを受講者の人数に応じて構成する「島型」を推奨しております。グループディスカッションを行い他者の意見を聴くことで、内容の理解を深め、アウトプットの質を高められるからです。受講者人数が40名を超える場合は「教室型」で実施することもございますが、ワーク比率は研修時間の半分未満、形式は隣同士のペアワークが中心になります。 インソースの研修スタイル ナレッジマネジメント研修の場合は、準備いただくものは以下のとおりです。プロジェクターやスクリーンは使用いたしません。 ・人数分のテキスト、アンケート、付随資料(インソースから納品した資料やお客さまのガイドラインなど) ・講師用マイク1本 ・講師用ホワイトボード2枚、マーカー(なるべく3色程度) その他ご不明点などございましたら、事前に営業担当者へお気軽にご相談ください。
講師一人あたり1~30名までをおすすめしております。講師派遣で30名を超える場合は、クラス分割による開催や、サブ講師の追加などによって研修効果を下げることなく実施が可能です。また、受講者数が20名に満たない場合でも、1名さまから講師派遣型で実施はできますが、研修効果・費用対効果を鑑みますと、少人数の場合は弊社公開講座をおすすめしております。ご希望の日時で公開講座の開催予定がない場合でも、貴社内で4名さま以上お集まりいだけましたら、 ご希望の日程で公開講座を開催することも可能です。 ※ご希望の日程で公開講座を開催する場合、他社の受講者さまも参加されることをあらかじめご了承ください 4名以上受講者さまがいれば、ご希望の日程で公開講座を開催! 研修リクエスト
貴社向けカスタマイズをどの程度実施するかによって、必要な準備期間は異なります。 「一般的な知識のインプットでいいからとにかくすぐやりたい!」ということでしたら、ご発注の1週間後の実施も可能な限り対応させていただきます。貴社のガイドラインを研修内に盛り込んだり、外国人社員の方向けに英訳したりといったカスタマイズをご希望の場合は、最低1カ月、なるべく2カ月以上の期間をいただき、お打ち合わせしながら準備を進めていきたいと考えます。
もちろん、対応させていただきます。 大至急であれば、最低1週間を目安にお時間を頂戴することで、研修を実施させていただきます。 その場合、細かいプログラム内容のカスタマイズはお受けできず、弊社において実施実績の多い標準版テキストの中からお選びただくという点につきましてはご容赦ください。 とは申しましても、研修効果が最大限高まるよう、弊社の総力を挙げて研修のクオリティ向上に尽力いたします。まずは弊社営業担当までご相談ください。迅速対応をお約束いたします。
全テーマ共通の、講師派遣と公開講座の違いはこちらにございます。 研修ってどうやるの? ナレッジマネジメント研修については、講師派遣の場合、自社の業務の現状についてお互いに理解している受講者同士でディスカッションしながら研修を進められることが魅力です。具体的な業務マニュアルの作成をそれぞれが行い、受講者同士で話し合ってすり合わせることによって、より洗練された実務に即したマニュアルを完成させることが可能です。 公開講座の場合は、異業種交流による新たな視点・発見があることが魅力です。業種や職種の異なる他社においてどのように知識・技術伝承を行っているかを共有することができ、自社のナレッジマネジメントのあり方を見直すことにもつながります。 【公開講座】ナレッジマネジメント研修~暗黙知を伝承する