退出のマナー

◆基本1

退出を切り出すのは少々難しいですが、あまり長居をせず、惜しまれるくらいで退出するのがマナーです。
話題がひと段落したり、お茶を入れ直してもらうようなタイミングで切り出します。
さりげなく時計に目をやり、「もうこんな時間ですね。すっかりお邪魔してしまいました。そろそろ失礼致します。」とスマートに申し出ます。相手との関係がよほど親しくない限り、引き止められても社交辞令と判断します。

◆基本2

退出の仕方は、まずは部屋を立つ際に、和室なら座布団から下り、洋室ならソファーから立って、丁寧に御礼を言います。
玄関先では、スリッパをそのまま脱ぎ、靴を履いてからスリッパの向きを直します。このとき、相手にお尻をむけないように斜め向きぎみに靴を履きます。
また、脱いだスリッパは重ねたり片付けたりすることはしません。

!

ひとつ上のマナー

コートなどは持ったまま、丁寧にかつ短時間で挨拶をしてから失礼します。コートは外で着用します。先方から勧められたら、好意に甘え、玄関で着て構いません。