自分が開発したシステムが、
どう役に立っているのか。
誰の困りごとを解決できたのか。
そういう実感を求めてinsourceへ。

業務部 上席チーフ
勤務地:東京本部
入社年:2011年

※所属や肩書は掲載当時のものです

法学部政治学科を卒業してSEとしてSIerに就職しました。文系ですから大変です。入社半年は毎日研修で基本となる開発工程を学びつつ、JavaをメインにCOBOLもやりました。その後は客先に常駐し、グローバル物流管理システムのリプレイスから、より小規模な開発案件まで様々なプロジェクトに携わりました。ピークの時期は徹夜とか普通でしたね。insourceに転職してからは、そんなことないですが。

ただ、入社7年目で「誰の役に立っているのか、具体的に知りたいな」と感じ始めました。

大手SIerで働くSEに共通の悩みだと思うのですが、自分が開発に携わったシステムが、いったい誰のどんな困りごとを解決できたのか知りたくても、それを知れる機会はほとんどないんです。当然、どう改良すればより良くなるのか、改善案を考える機会も少ない。

「盲目的に仕事をしていても成長しない」と決意して転職活動を始めました。次は社内SEとして、ユーザーときちんと向き合いたかったんです。

ところが転職活動中、3.11の東日本大震災が発生しました。

未曽有の大混乱ですから、選考中の企業も当然、右往左往します。そんな中で唯一、冷静に選考を進めてくれたのがinsourceでした。『これはすごい』、『企業としてブレないな』と強烈に印象に残りましたね。それで入社を決めたんです。

insourceの社内システムの魅力は一言で言うと『エグい』ですね(笑)人間という動物をよく研究して作られています。

膨大な研修管理業務を正確に捌くことに特化した業務システムです。研修にまつわるシーンにおいて、人間がどう行動しがちなのか、どうすればミスをしないのか、どうすれば大事な事を忘れないのか/後から思い出せるのか、考え抜いて作られています。そんなシステム、日本でおそらくここにしかないです。

ですから、「普通はこうだよね」という前職までの作り方がまったく通用しない。まず目の前にいるinsourceメンバーにとって便利なシステムでなければいけない。

ユーザーが目の前で一緒に働いているわけですから、フィードバックも直接かつ迅速です。便利で得する機能なら使いますが、たとえそうであっても、わかりにくければ使われません。

insourceでは毎日、業務改善のアイデアが飛び交っています。それをどうやってシステムに反映させられるのか考えるのが私の仕事であり、求めていた役割なんだと思います。