内気な営業本~インソース新卒3年目の中島が伝える営業の基本

上司に同行してもらうと、何も言えなくなる〈webだけ公開〉

上司に同行してもらうと、何も言えなくなる

上司同行でよくいわれるのは、「同行者に任せきりにしてはいけない」ということです。でも、実際上司と一緒にいくと、話が全部上司のテンポになるので、正直私には口が挟めません。これはかなり大きな問題です。

上司任せにしていると、話自体はほとんどの場合うまくいくのですが、自分が想定していた内容を伝えられなかったり、「あ、あ、あ、・・・」と思いながら、会話に入れずに笑顔で終わってしまい、内心ため息をついたこともあります。これで、何度落ち込んで帰ってきたかわかりません。

 

事前に話のねらいを伝えておく

これは、事前に、詳細を上司に話しておくしかありません。今どういう状況で、今回の話の目的はこれで、こういうことを言ってほしいと思っている、今後自分としては、こうしたいと思っている、など・・・。事前に細かくメールで送っておくか、本当に重要なことだけ20~30字にまとめてメモを渡すなどで、対応します。

 

頑張る姿勢が伝わることが大事、かな?

私が事前に上司と打合せをして話に臨めるようになったのは、3年目になってからです。(結構時間がかかりました。)私としては大きな案件で、社長が同行してくれたときに、実践できました。お客様にとっては、社長の話のほうが大事なので、私が何を話そうとあまり関係ないと思いますが・・・そういう頑張りたいと思う気持ちや姿勢が、お客様に伝わることが大事!と思っています。

 

【アドバイス】
気にしなくて良し!

初めと最後の挨拶だけきちんとできていれば問題ありません。上司同行の目的はお客様に購入いただくことです。上司同行で上司だけが話したとしても成約すれば、上司を同行させた担当者の成果です。お客様の都合や上司のスケジュールを調整し、上司に同行訪問の目的を正確に伝え、成約につながる商談の場をセッティングした担当者はそのシーンを作ったプロデューサーと言えます。

自分が話さなくても、結果的に買ってもらえればいいのです。上司同行での商談の時にしなければならないことはいつ話が飛んできてもいいように神経を研ぎ澄ませておくことと、上司の隣で大きな「うなずき」をすることです。上司の話していることに大きくうなずいているとお客様にも良い印象を与え成約率が高まります。(今の上司・松木)

 

【アドバイス】
自分の役割に徹することができれば、評価される

経営者の立場で申しますと、組織ですべての戦力が揃っていることはまずありません。また、社員がすぐに何でもできるとは思っていないものです。内気な皆さん、安心してください。「過剰な」期待はしていません。

ただ、今できる自分の役割(全力で準備して、お膳立てすること)に徹することができていれば、大きく評価できます。気にせず順々に成長してください。(舟橋)


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