研修担当者

内定者教育は"必要最低限なもの"に絞り込むのが効果的

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最低限必要なことだけやる

内定者教育に力を入れる組織が増えています。内定期間が長くなっていることや、現場の人数が少ないため、即戦力が求められていることなどから、研修担当者としても内定者研修で多くのものを学ばせたいとの思いがあるようです。しかし、実際に内定者を研修する段階になると、学校の授業や卒論で忙しかったり、業務を経験したことがないので、内容がピンとこなかったりと、なかなか思うように実現しないことがほとんどです。

内定者研修は、欲張って、あれもこれも詰め込むよりも、必要最低限なものに絞り込んで行なった方が効果的です。"必要最低限"なものについての考えは、会社によって異なります。例えばIT企業なら、資格の取得の補助に内定者研修を使うのも有効です。

加えて、今まで"最低限"と思われていたようなことも知らない新入社員が増えていると聞くことがあります。そこで「コピー取りの方法」や「ステープラーの留め方」、「会議の設営方法」など、『仕事の常識』という内容の冊子を作り、お客さまにお配りしたところ、大変喜ばれるというケースもありました。

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文字をたくさん読ませることがおすすめ!

たくさんの"文字"を読む練習もおすすめです。
最近は、新入社員が新聞やビジネス誌を読まないという話もよく聞きます。新聞を読む習慣や、たくさんの文字を読み、それを要約して自分で文書を作成することは仕事の基本です。文書の作成は、会社内の書式を覚えるということも兼ねているため、新入社員研修の一部として行った方がいいですが、文字を読む練習は、内定者を集めて研修を行うコストや手間も抑えられ、内定者教育にうってつけです。

文字を読む題材は、会社の歴史や、業界の概要・動向などが適しています。また、「読め」というだけでは読まない人も必ず出てくるので、全員が取り組むように感想文などを書かせるとよいでしょう。

業務知識を身につけさせよう

仕事のベースとしてで重要なのは、業務知識と一般常識ですが、新入社員が知っている"常識"は就職活動で身につくレベルあり、不十分です。
ビジネスの一般常識といえば、例えば金融業界ならば、
・信用金庫と銀行の違い
・証券会社と銀行の違い
など、業界に関する専門知識を含むものです。
業界知識は普通に日常生活をおくっているだけでは身につかないものです。ぜひ、内定者研修の際には、おすすめの書籍を伝えて、内定期間に読んでもらいましょう

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