研修担当者

研修前後の動き方3 ~研修実施報告書の書き方

研修が無事終了しても、研修担当者の仕事はまだ終わりません。講師所感や受講者アンケートをもとに、上司に「実施報告書」を提出する必要があります。そこで、本日は実施報告書の書き方のポイントについて解説させて頂きます。

目次

評価は定量的・客観的に示す

研修の評価は数値で示すのが一番です。「概ね理解していた様子」といった報告書では、説得力に欠けます。そのために、必ず受講直後のアンケートを取ることをおすすめします。ちなみにインソースの研修では、「内容理解」「講師評価」「資料評価」「研修時間」の4項目を5段階で評価しています。

リアリティのある意見を交える

例えば、盛り上がっていたワークや「ここで○○という意見が出たことは意識改革に繋がった証拠」などの、具体的な意見が盛り込まれていることも重要です。

そのために、先に挙げたアンケートには自由記述欄を用意し、『受講者の声』として届けるのもひとつの手です。しかし、受講者の本当の声は得てして受講中に出てくるものなので、「ここがポイント」というパートだけでも研修の見学に入ることをおすすめします。どうしても難しい場合は、講師に直接インタビューをします。講師所感だけでは、文字数に限りもあり具体的な「声」は把握しづらいことが多いです。

多面的な視点から書く

研修の総括は、受講者・講師・研修企画担当者など、様々な視点から評価をします。

受講者の満足は高くても、企画担当者の目論見とずれていたり(研修のねらいと結果の相違)、企画担当者は完璧だと思っていた企画が、実際登壇する講師には非常に苦しいものであったり(企画と実際の相違)、などと様々な視点からみると、どこかにギャップや矛盾が見えてきます。その点こそ、改善・改良をするべき点になります。

ひとことで言うと、「受講者が喜んでいればOK」という思考にはならないように、気をつけて報告書を書くことです。

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