経営者

人付き合いを学ぶ~自治会や商工会との関わり

質問 小売店経営で自治会や商工会といった組織と関わりが出てきます。どのように付き合っていけばいいですか?


答え 自分から率先して関わっていくようにしてください。


地域密着の中小小売店は、もともと自治会や商工会と関わりがあると思っていた方が良いです。最近の若手の経営者は付き合いを避ける傾向がありますが、むしろ積極的に会などに参加しましょう。

目次

自治会などの組織の課題をプラスに考える

近年、自治会や商工会などの地域組織は解決すべき以下のような課題をもっています。

1.役員の高齢化・若年層リーダー層の不参加

会員等の参加者が固定化してしまっていつも同じ人が出ている、若い経営者が参加しない、という問題が増えています。地元の小売店は地域の活性化がそのまま売り上げや利益に繋がります。催し物や集会には積極的に参加した方が良いのです。

2.一部役員への業務集中による負担

自治会や商工会では、行政との調整や会議運営、会計業務などがあり、役員は非常に忙しいものです。「本業とは関係ないのに......」やらされていると思う人もいます。しかし組織運営力の向上と考えれば、自分自身の能力アップに繋がります。また新規参加者の勧誘や地域の連携を深めるための企画力や広報力の向上にも繋がります。前向きにとらえていくと良いでしょう。

3.地域を取り巻く各種団体との連携

地域組織は行政・学校・企業・NPOなど地域を取り巻く各種団体との連携が不可欠です。こうした団体との接触や連携は身軽な若い人の方が対応しやすいので、自分から進んでやってみるようにしてください。

敵に回さない

自治会や商工会など地域組織の会長は、通常第一線を退いているシニア層であることが多いです。この方々と上手く関係を築き、付き合うことが大切です。こちらから付き合いを絶ったり、敵対するようなことは避けましょう。シニア層と上手く付き合う術を身に着けることが必要です。そのために、相手との世代間ギャップを埋めることです。認識の相違は出てくるものと考えましょう。相手の話をよく聞き、その考えをよく理解するように心がけてください。「なるほど」と思う良い考えや、地元ならではの知恵も得られるかもしれません。

レポート

地域組織と付き合った経験がないので、どうすべきか迷っていました。しかし積極的に参加して関わってみようかと思います。行政や各種団体との調整なども全く経験がありませんが、まずはやってみることが大事ですね。今は組織の役員と上手く付き合う自信など全くありませんが、相手の話をよく聞くことから始めてみます。

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