2018.03.16 ニュースリリース

速報!2018年度新入社員の傾向と特徴

速報!2018年度新入社員の傾向と特徴

「PCが苦手」が2割も。「マナー」「文書」のテスト結果が低い傾向に

「働くを楽しくする」サービスを提供する株式会社インソース(本社:東京都千代田区、代表取締役執行役員社長:舟橋孝之、証券コード:6200、以下「当社」)はこの度、2018年度新入社員を対象に約8,000名にアセスメントを提供し、現時点で回答のあった約1,000名の傾向についてお知らせいたします。

当社では、近年の新人の傾向や人事担当者様のお悩みをもとに、新入社員に必要な8つのスキルを「ビジネスマナー・ビジネスマインド・仕事の進め方・対人スキル・考えるスキル・伝えるスキル・文書スキル・パソコンスキル」と定義し、「新人8大スキルアセスメント」を開発しました。

本アセスメントは、それぞれのスキルに対する自己評価と、客観的にレベルを把握するためのテストの2段階で実施します。なお、アセスメントの主な対象と回答者数は以下のとおりです。

主な対象

2018年度新入社員および入社1年目の社員(全業種)

回答者数

自己評価1,086名、テスト1,023名

■2018年度新入社員の結果と対策

<テスト>※40点満点
平均値 標準偏差
1 ビジネスマナー 24.7 8.29
2 文書スキル 28.6 6.87
3 伝えるスキル 34.8 6.38
4 仕事の進め方 35.1 6.32
5 対人スキル 35.9 5.44
6 ビジネスマインド 36.7 4.77
<自己評価>※40点満点
平均値 標準偏差
1 伝えるスキル 26.1 4.79
2 考えるスキル 27.5 4.37
3 文書スキル 27.6 5.07
4 ビジネスマナー 29.2 4.76
5 仕事の進め方 30.4 4.13
6 PCスキル 30.7 8.03
7 ビジネスマインド 30.7 3.76
8 対人スキル 31.0 3.66

<傾向>
◇全体の2割にはPCの使い方を入社後教える必要あり
自己評価の平均値は30.7と比較的高い一方で、標準偏差は8.03とばらつきの大きい結果となりました。「PCスキル」は働くうえで必須となってきていますが、苦手な方が約2割もいるため、早急な対策が求められます。

◇「ビジネスマナー」と「文書スキル」は基本からの指導が必要
ビジネスマナーの平均値は自己評価が29.2に対してテストが24.7と、自分では知っているつもりでも、実際には理解できていない傾向にあることがわかりました。また、文書スキルの平均値は自己評価が27.6、テストが28.6と比較的低い値となっていることから、文書への自信がなくスキル自体も低い傾向にあります。
このことから、ビジネスマナー・文書スキル共に、基本から教育する必要があることがわかります。

◇「仕事の進め方」に自信がある人は他のスキル全般に自信あり
各スキルを相関係数から見た結果、「仕事の進め方」が他のスキルと比較的高い相関を示しました。つまり、「仕事の進め方」に自信のある方は、「対人スキル」や「考えるスキル」等、他のスキルにも自信があることがみてとれます。

また、平均値及び標準偏差により「仕事の進め方」を苦手としている方は全体の1割弱いることから、この層に対しては全てのスキルに対して、教育が必要なことがわかります。

(※画像をクリックしますと拡大されます)
各スキルの相関係数

◇わかっていても自信がもてないのが「伝えるスキル」
自己評価の平均値は26.1と最も低かったのに対し、テストの平均値は34.8と自己評価よりも高い結果となりました。伝え方はわかっていても、それに自信をもてない方が多いことがわかります。そのため、自信をもってビジネスの場にたてるよう、実践形式の教育が必要です。

<総括>「対人スキル」には長けているが、実務には弱い
2018年度新入社員は全体として、「対人スキル」は自己評価・テストともに平均値が高かったことから、コミュニケーション能力に比較的長けており、ロボットというよりはより人間的であると言えます。一方でPCスキルやビジネスマナー、文書スキルなど実践的なスキルが低い傾向にあったため、強化していく必要があります。

当社ではこの結果を受け、新人スキルアップのための様々な研修をご用意しております。人手不足の中、必須となっている新人の早期戦力化のため、今後とも様々な商品・サービスを開発してまいります。

なお、これらの結果に関して、今後回答者数が増加した場合には、改めて公表致します。

以上

本記事のPDFファイルは、こちらになります。

お問合せフォームへ