インソースグループDX戦略

インソースグループ DXビジョン・方針

ビジョン

最先端のデジタル技術を
インソースグループ全員が活用し、
新しい時代を勝ち抜く

方針

  • デジタル技術の有効活用に関して社内外で新たな価値を創出し、企業価値の最大化を目指します
  • すべての従業員がデジタル技術を活用することを重視し、幅広い分野で継続的に、コストの大幅削減と新たな価値創造に取り組みます
  • デジタル技術の活用により、働く人にジャストフィットするカスタマイズされたサービスをリーズナブルに提供します

トップメッセージ

株式会社インソース 代表取締役 執行役員社長 舟橋 孝之

代表取締役 執行役員社長舟橋 孝之

教育とITサービスの力で組織課題の解決や生産性向上を支援し
日本のDX推進を加速します

当社グループは私が金融機関でSEをしていたことから、創業当初よりあらゆる業務を自社のエンジニアの手でシステム化してまいりました。
自社業務を熟知した社員が実際の業務に合ったシステムを開発し、それを活用することは外部の市販パッケージより約100倍の生産性を実現します。例えば、複数の利用者がおり、1日に10件以上同じ処理をするのであれば、自社開発を検討すべきだと考えています。この考えをもとに、売上を伸ばすだけでなく、製造原価と販管費を抑えるコスト意識が徹底されてきたことが、当社ビジネスの高い利益率につながっています。

また、システムで仕組み化することで、経験が浅い社員や働く時間に制約があるメンバーでもミスなく短時間で業務を遂行することを可能にしました。これまで煩雑だった研修事業をITの力で仕組み化したことにより、お客さまへ高品質な研修をスピーディーに低価格で提供できていることが、当社の成長の鍵です。
こうした当社の社内DX化の文化を加速させると同時に、ニーズが拡大しているデジタル関連サービスも、より多くのお客さまへお届けし、日本のDX推進を加速します。

当社の価値創造を支えるビジネスモデル

当社の価値創造を支えるビジネスモデルにおける3つの強みは①営業力、②コンテンツ力、③システム開発力にあります。システム開発力を増強することで、コンテンツ力、営業力も向上し、当社の成長に直結すると考えています。
これまでも社内データベースを基にコンテンツ開発を進めてきましたが、社内業務をより一層効率化することで、より多くのお客さまに廉価で高品質なサービスを提供してまいります。

デジタル技術を活用した戦略

戦略1

当社のセールスサイクル、業務効率化を支えるデータベース「Plants」の
さらなる進化

当社のセールスサイクルは「Plants」という自社開発のSFA※で運用しています。主な役割は、①データベースとしての情報の蓄積(顧客情報、コンテンツ講師情報)、 ②マーケティングと営業活動の最適化、③研修実施を含む各種事務業務の標準化・効率化です。更新が必要な情報を厳選し、最低限の時間でも情報登録がでるよう設計しており、忙しい営業担当者でもモレなく利用できるシステムです。「Plants」には03年以降の当社とお客さまとの交渉経緯や取引実績が記録されており、営業担当者が変わってもスムーズに引継ぎができるようになっています。また、営業部門以外でも利用しており、販促部門では、交渉経緯データを解析し、お客さまごとに最適な商品をセールスする、one to oneマーケティングを実現しています。「Plants」は日々、機能改善を行っており、営業生産性向上に寄与しています。
※ SFA:Sales Force Automation( セールス・フォース・オートメーション )の略。営業支援システムのこと

Plantsの現在の役割と機能詳細についてはこちら

今後のシステム改善戦略

  • 顧客サインを細分化し、より精緻なマーケティングツールへ進化させる
  • 社内稟議、購買申請など経理に関連する申請機能の追加
  • 取引先別、商品別の売上統計管理機能の追加
  • 研修事業における事前課題のシステム化
  • 研修テキスト印刷業務の自動化

戦略2

DX支援部による社内業務効率化の推進

当社では、DX支援部が生成AIによる技術を活用し、社内外の業務改善を実現しています。当社従業員は社員教育でPythonやDXの基礎を習得しているため、どの業務を自動化できそうか、また、効率化するためにどのような手段を講じればよいかをイメージできます。そのイメージをDX支援部がスピーディーにプログラミング開発し、自動化しています。今後はPythonだけでなく、Copilotなどの生成AIも活用し、さらなる業務改善を進めてまいります。

Pythonを活用した業務改善事例

業務名 改善前所要時間 改善後所要時間
営業電話業務の簡略化(1件あたり) 110秒 25秒
営業会議資料作成の自動化(1ヶ月あたり) 60分 20分
2社の自社システム間に開けるデータ連携(1件当たり) 200分 1分
全研修の日程自動抽出プログラム(1回あたり) 500分 15分
自社の採用システムからのデータ自動ダウンロード
(1ヶ月あたり)
2,000分 1分

指標

2022年9月期 2023年9月期 2024年9月期
システムエンジニア 114名 123名 133名
DX(AI・RPA)担当者 24名 28名 52名
当社グループにおける
デジタル関連サービスの売上比率
- 32% 35%

体制

当社内にはシステムエンジニアが120名以上、DX担当者が70名以上在籍しています※。
下記の体制で、社内およびお客さまのさまのDX化を推進しています。
※2025年6月末時点

  • DX支援部

    DX推進に関する社内外の連携体制の構築、コンサルティングサービスの提供、ならびにDXソリューションの導入支援および運用サポート

  • AIインテグレーション部

    AI技術を活用し、独自開発のSFA「Plants」やECサイト「WEBinsource」をはじめとした社内システムおよび顧客向けシステムの企画、新サービス・新機能の開発、運用、保守ならびに内部統制・リスク管理のシステム支援

  • ITサポート室

    社内IT基盤の構築・運用・保守やネットワークのセキュリティ管理、ならびにIT技術の評価、社内導入・展開 

セキュリティ体制

インソースグループではサイバーセキュリティに関する対策の方針として「情報セキュリティポリシー」を策定しています。また、毎年当社グループ会社すべての役職員(パートタイム・アルバイト含む)に対しeラーニング教育を実施し、受講率は100%となっています。

人材育成

①全社員を対象とした「社内デジタル人材育成プロジェクト」

IT人材育成体系に基づき、全社員対象の基礎教育を行っています。加えて、システム部門・非システム部門間の人事異動により、全社のITリテラシー向上を図っています。現場社員で要件定義ができるようになれば、システム開発部門との意思疎通は円滑になり、開発スピードを一段と向上させることができるとともに、新サービス開発のアイデアにもつながります。

基礎教育

スタッフ 内定者 新入社員 若手 中堅
リーダー
一般
管理職
次長 部長 役員
内定者
DX研修
新入社員
DX研修
OA/Python研修
システム理解研修

②DX支援部による定期的な勉強会

当社グループの誰でも受講可能で、基礎知識から実際のデモまでを短時間で効率的に理解できるプログラム設計となっています。

【2025年実績】

  • 1月:Power BI Desktop、Copilot有料版、Pythonを使ったExcel操作自動化、Power Automate Desktop
  • 2月:Pythonスクレイピング、 Copilot無料版、Gemini、ChatGPT文書生成
  • 3月:Excelデータ分析(ピボットテーブル)、Python機械学習、ChatGPTプログラム作成
  • 4月:Pythonデータ分析、kintone、ChatGPT営業向け活用
  • 5月:GA4(Googleアナリティクス4)、ChatGPT企画案出し、Tableau
  • 6月:Excel最適化・ソルバー、SharePoint online、Power Automate、Copilot画像生成

関連ページ

お客さま向けDX推進サービス

コンセプト

  • 幅広い研修ラインナップ

    インソースグループのDX教育では、1600種類以上の研修ラインナップをご用意しています。 ITが苦手だという初心者の方から、さらにスキルアップしたい熟練者の方まで幅広くカバーできます。貴組織の目指す場所に到達するための最適な教育をご提案できます。

  • ビジネス現場ですぐに役立つ

    DX人材に求められるITスキルは、ビジネススキルの延長線上にあります。 インソースグループのDX研修は、インソースのビジネススキル研修のノウハウを応用し「現場ですぐ使える」ことを重視して設計しています。

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