2023.11.15 ニュースリリース

新入社員12,092名のアセスメント結果を分析し、近年の傾向を発表 ~マナーと考えるスキルが伸長、伝えるスキルと文書スキルが低下

新入社員12,092名のアセスメント結果を分析し、近年の傾向を発表 ~マナーと考えるスキルが伸長、伝えるスキルと文書スキルが低下

 「働くを楽しくする」サービスを提供する株式会社インソース(東京本部:東京都荒川区、代表取締役執行役員社長:舟橋孝之、証券コード:6200、以下「当社」)は、新入社員向けアセスメントサービス「新人8大スキルアセスメント」の最新傾向を集計、分析しましたのでお知らせします。

 「新人8大スキルアセスメント」は新人が潜在的に持っている"課題"を、この8つのスキルに分けて評価するサービスです。2018年のサービス提供開始後12,092名に回答いただいた結果をもとに、全体傾向と各スキルの偏差を分析いたしました。

■新人8大スキルアセスメントのサービス概要

名称 新人8大スキルアセスメント
内容 新入社員に必要な8つのスキル(ビジネスマインド/マナー/仕事進め方/文書/対人/伝える/考える/PC)を定義し、各スキル40点、合計320点満点で評価。
アセスメント調査分析概要 ・調査対象 2018/1/1~2023/9/30までの回答
・調査数 12,092名

■全体傾向
 2023年度の8大スキル合計の平均得点は前年+4.2pt増の254.1点(320点満点)となり、過去最高となりました。前年から平均点が伸びたスキルカテゴリは「ビジネスマナー」(+2.0pt)、「考えるスキル」(+1.7pt)等で、平均点が下がったのは「伝えるスキル」(-0.5pt)、「文書スキル」(-0.2pt)等でした。



■年度別平均点推移
①得意スキルには大きな変化なし

 「ビジネスマインド」「仕事の進め方」「対人スキル」の3つは、8大スキルの中では比較的平均点が高く、年度毎の推移にも大きな変化はありません。2023年度については、ビジネスマインドが微減(34.7pt、前年-0.1pt)、仕事の進め方(350.pt、同+0.5pt)と対人スキル(35.1pt、同+0.7pt)が微増となったことによりサービス提供開始以降初めて上位が入れ替わり、対人スキルが平均点トップになったものの、例年と比べてそこまで大きな変化があるとまではとは言えませんでした。

②「考えるスキル」は年々伸長
 考えるスキルはサービス提供開始した2018年度の時点では、比較的苦手とされるスキルでした(27.9pt、8スキル中6番目)。しかしながら年々平均点が伸長し、2023年度は30.9pt(8スキル中4番目)で過去最高となりました。階層を問わず論理的思考力を強化していこうというニーズは高まってきており、実際に当社公開講座でもロジカルシンキング研修の受講者数は年々伸びております。新人8大スキルアセスメントの結果にもそのような流れが反映されているものと考えられます。

③「文書スキル」は最も苦手に転落
 例年ビジネスマナーと文書スキルは苦手という新入社員が多いスキルでしたが、2023年度においてはビジネスマナーの平均点が前年から+2.0ptの28.0ptと過去最高を記録した反面、文書スキルは微減(前年-0.2pt)の27.1ptで、調査開始以降初めて順位が入れ替わり、文書スキルが8大スキルの中で「最も苦手」となりました。文書スキルの平均点は2020年度(27.8pt)をピークにここ数年下降傾向となっており、2023年度は過去最低となりました。ビジネス文書力の低下はここ数年継続的な課題だと考えられます。


【ご参考】文書力を高める「ビジネス文書添削サービス」
 ビジネスシーンを想定した文書作成演習に回答し、添削指導を受けることができるサービスです。文書作成に精通した弊社の専門員が通信添削を実施します。個別のフィードバックを通じて受講者へ気づきを促し、文書作成力を実践的に高めます。演習問題は、6テーマ25題から選択可能です。

 当社ではこれらの結果をもとに今後とも、組織の課題に応じたコンテンツ開発を迅速に行ってまいります。

以上


本記事のPDFファイルは、こちらでございます。

お問合せフォームへ