研修担当者

誰でもeラーニングを使えるようにする方法

今回は、実際にお寄せいただいた研修担当者の方からのお悩みをご紹介します。

目次

小売業のお客さまの悩み

今度POSシステムが変更になり、eラーニングを活用し使い方を教育したい。
現場にはITに苦手意識のある人が多く、浸透するかが不安。

ITが苦手な人の特徴

まず、ITに苦手意識のある人とはどういった人でしょうか。
・動画を使ったeラーニングよりも本などを見たほうがわかりやすい、使いやすいと思っている
・ITという言葉を聞いただけで、不安を感じてしまう
・ID、PASSなどの横文字が氾濫しすぎていて、面倒くさいと思っている
このような特徴、ありませんか?

このような人たちには、以下の3つの対応策でeラーニングの有用性を理解してもらうとよいでしょう。

3つの対応策 動画へのアクセス+適切なコンテンツ+手元テキストの活用

(1)動画へのアクセスの良さを高める
目的:面倒くささ、不安の解消
1~2クリックすれば、目的とするコンテンツ(動画)を見ることができるようにすることをお勧めします。こうすることで、ITが苦手な人の不安や面倒くさいといった印象を排除することができます。

(2)適切なコンテンツの作成
目的:eラーニングは意外にわかりやすいという価値の提供
動画で伝えるといってもその形はさまざまです。講師が出てきて教えるもの、システムの使い方をステップ毎に順番に示していくものなど様々な形があります。ITが苦手な人の意見を聞きながら、コンテンツの作成をすることが必要です。パソコンに苦手意識を持ってる方でも、テレビでの料理番組のように、手順を映像で覚えることは難しくないはずです。

(3)手元テキストの活用
目的:代替案の提示で面倒くささ・不安の解消
手元テキストを併用することも必要です。 システムの使い方を学習する場合、動画では連続的な動きを見せることを中心にします。具体的には、「マウスが動画上に出てきて、○○を右クリックそして・・・」という動きをそのまま動画にします。一方、手元テキストでは、ステップをきちんと分けて、図解やイラストをふんだんに使用します。こうすることで、わかりやすく、利用しやすいテキストをつくることができます。

eラーニングのメリット

eラーニングを活用する意義を学習前にしっかりと説明すると、ITに苦手意識のある人への動機づけに繋がります。この伝え方は、とても重要です。たとえば「いつでも・どこでも学習できる」というeラーニング学習の良さを伝えても、ITが苦手な人には全く響きません。そのような場合は、以下のような告知方法がおすすめです。

「eラーニング学習をすることは、組織のコスト削減に繋がります。なぜなら、これまで集合教育などで実施してきた知識を習得する学習は、集合いただくコスト、講師を呼ぶコストを含んでいます。皆さまがeラーニング学習に慣れることはコストの削減に繋がります」と、組織側の事情から、まず納得していただきます。

その上で、ITへの不安を感じる方がいらっしゃることも事実ですので、「苦手だとご自身で思われる方は、テキストをご一読いただいてからeラーニングの動画を見てください。ビデオを見るような感覚で見てもらえれば大丈夫です。また、見逃しても巻き戻しできますし、分からないところは何度でも見返すことができます」と、eラーニング学習の良いところを伝えます。そして最後に、 「それでもご不明な場合には、○○までご連絡をください」と、サポートする体制が整っていることを伝えて安心していただきます。

"習うより慣れろ"という言葉があるように、まずはとっつきにくいと思わずに、eラーニングを試していただくことが第一歩です。

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