研修担当者

仕事と生活の調和には"お金"の裏づけが不可欠

2007年以降「ワークライフバランス」が推進され、社会に浸透してきました。しかし現実には「仕事と生活の調和」が果たせているとは言い難い状況です。

なぜか?

仕事と生活を両立できるだけの金銭的な裏付けがないため、安定した暮らしが実現できないからです。

意外なことに、今まで「仕事と生活」または「お金」について個別に論じられることはあっても、一緒に考えられる事は多くありませんでした。しかし来月・来年の変化予測も難しい昨今、仕事・生活・お金、どこに不備があっても日々に大きく影響する変事です。従来の考え方に金銭的な視点の欠落があることに着目して、「お金」の視点を取り入れたワーク・ライフ・マネーバランスを提唱します。

目次

ワークとライフの調和だけでは行き詰る

「何となく真面目に暮らしていたら充実した人生が送れた」人は、ほんの一握りの幸運な人です。多くの人は、少子高齢化・大家族制の崩壊・労働力不足・終身雇用の撤廃・経済格差などの社会的背景を受け、不安定ながらもどうにか現状を維持している状態です。政府の支援策や勤務先の理解があっても、ひとたび育児・介護・病気や障がいなどが発生すれば仕事への影響すなわち生活への影響は避けられません。
いずれも人間の生活に自然なことなのに、結果的に仕事と生活のいずれかの選択を迫られ、離職に至る場合も少なくありません。離職すれば、収入面で生活が成り立ちにくく、人生そのものが大きく変わることになります。
いまあるワーク(仕事)と平和なライフ(生活)だけで、充実した人生を維持することは難しいのです。
ワークとライフにマネー(お金)を加えたバランスを考える時です。

どのように足元を固めるか?

生活に様々な変化が起きても、キャリアをあきらめずに働き続けられるような準備が大切です。望むと望まざるとにかかわらず、ライフイベントにより働き方を変える必要性が生じることもあります。そんな場合でも、できる限り自分の望む形に落ち着かせることができるかどうかは、「仕事力」がどれだけあるかにかかっています。端的に言えば、高い「仕事力」がある人は、何か制約があっても「組織から必要とされる存在」であり続けることができます。
そして「仕事力」は、今の暮らしを大きく変えずとも、今日から毎日、業務の中で高めていくことができます。結果として、スキルのみならず組織内での評価も上がり、お金もついてくることになります「組織から必要とされる存在であり続けることができます。キャリア形成は、年代や状況によって戦略を変えながら、ステップアップしていきます。

今後起き得るだろう出産、建築、教育、介護などのライフイベントを「予測」し、
その時点で必要になるであろう予想必要経費を「計算」し、
そこから現時点までの段階的なキャリアを「逆算」して、

どのようなキャリアをいつ頃までに形成し、どのような働き方を選択するかの計画を立てましょう。

人によっては投資による資産運用も可能ですが、それも一つのスキルとしてしっかり勉強してから試みることが大事です。今すぐに実行できる自分の変革は何か、今からでも間に合う準備は何かを考えてみてください。ワーク・ライフ・マネーのバランスで充実の将来を計画しましょう。

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