実践的「働き方改革」に対応するために

実践的「働き方改革」に対応するために

メンバーに求められる「スキル」と「知識」

対してメンバーには、1分あたり、1時間あたりというように、時間あたりの成果を求められるようになります。そのため、今あるスキルを評価して高い給料を要求するのは、おそらく現実的には無理でしょう。スキルを今以上にしないと、給与は上がっていきません。逆に言えば、今の給与を得るためには今以上にスキルアップしてやっと普通という状況になってきます。

短時間で成果を出すためには、アウトプットの量と質を向上させることが必要です。以下、3つのスキルがポイントとなります。

働き方改革のテキスト

1つ目はプランニングスキル。自分の仕事のタイムマネジメントをして、短時間で成果が出るような段取りができることです。

2つ目にコミュニケーションスキル。これは過剰なコミュニケーションということではなく、仕事に必要な情報を迅速に収集して、仕事に必要な依頼や説明ができるスキルを指します。ただ待っているだけでは時間の浪費になりますから、仕事を進めるコミュニケーションが問われるようになるのです。

3つ目は業務の見える化です。自分の業務について、何をどれだけやっているのか上司に見せることができないと、正当な評価が得られません。今の業務はどれだけの量で、どれだけの質のものをやっているか伝えられる、ということが大事になってきます。

加えて申し上げると、知識も重要です。仕事ができるようになるためには、スキルだけではなく業務知識が必要になってきます。短時間で結果を出さなければならないので、知らないことを調べながら仕事をすることが、現実的にはできなくなってくるでしょう。働きながら、それと同時に並行して知識を身につけるスキルが大事なのです。

この点に関しては、自発的に勉強する人とそうでない人、知識を身につける人とそうでない人の差がかなり大きくなると思います。

ライフスタイルによって役割を選択する

今までは男性社員による長時間労働が一般的で、時間や場所などに制約を持つ人はキャリアにおいては不利でした。これからは、同一労働同一賃金になることで、制約があっても生産性の高い人にとってはチャンスが増えてくるでしょう。

ある女性社員の場合を例にすると、出産を機に短時間勤務となるが、育児の忙しさが終わればフルタイム勤務ができ、親の介護のためにまた短時間勤務となってもシニアメンバーとして重視されます。こうして仕事を辞めずに、転職などもせず、同じ会社の中でスキルをどんどん伸ばせる時代になるのではと考えます。

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