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オンライン研修に登壇して気づいた3つのこと?「IT研修ならメリットの方が大きい!」

こんにちは、Python学院プロジェクトメンバーの政田です!

この度インソースでは「Python学院」を立ち上げることになりました。(「Python学院ってなにそれ?」と思ったそこのあなたは、下記の記事をご覧くださいませ▼)


さて、12日間の「データ活用人材育成コース」への登壇が終わってから、もう1か月が経過しました。体力的に厳しい面もありましたが、その経験から学んだこともたくさんありました。

オンライン研修への登壇だったので、オンライン特有の学びというものもありました。

ということで今回は、「オンライン研修に登壇して気づいた3つのこと」というテーマでお話しさせていただきます!

1. 環境設定周りのサポートが難しい

オンライン研修に登壇して気づいたことの1つ目は、「環境設定周りのサポートが難しい」という点です。

これまでIT研修に登壇した際も、複数名から「環境設定がうまくできていません」というご相談を受けることがありました。

ただし、オンライン研修なので、当然受講者さまの受講環境に関しては一切情報がない状態です。

同じ会場での対面研修であれば、参加者の受講環境に関しては皆さま同じなので、不具合が起きている原因の予想はつきます。また目の前にいらっしゃるので、その方の席まで行ってPCをチェックするなどの対応が簡単に取れます。

これがオンライン研修の場合は、なぜ不具合が起きているのかなかなか予想ができません。というのも、そもそもどういうエラーが起きているのかを正確に伝えていただき、正確にこちら側が把握することが難しいからです。

具体的には以下のような不具合が発生しました。

・社内から受講されている際に、会社のプロキシサーバー(セキュリティなどの対策としてページへのアクセスを代理で行うサーバー)に制限がかけられていて、アクセスできないページがあった

・使用するアプリをインストールする際、管理者権限が必要になり、対応が遅れてしまった

・使用したいアプリのポート番号(データの受け渡しなどを行うための識別番号)が、他のものと競合してしまい、うまく動作しなかった


このような不具合が発生した際は、ブレイクアウトルームにて個別で対応することが多くありました。なぜなら、向こうの画面を共有してもらい不具合の状況を確認する必要がありましたが、PC設定周りの数字なども見えてしまうので、全体で画面共有するのはあまり望ましくないケースがあるからです。

対面研修だと、環境周りの不具合でもここまでいろいろと対応方法を考える必要はありません。

このように、「オンライン研修では、環境設定周りのサポートをすることが難しい」ということが、気づいたことの1つ目でした。

2. 受講者の反応が分かりにくい

オンライン研修に登壇して気づいたことの2つ目は、「受講者の反応が分かりにくい」という点です。

弊社のオンライン研修はZoomを使って行うのですが、どうしてもオンライン研修の特性上、参加者が増えるほど画面が分割されていき、1人1人の様子を確認しづらくなります。

また1人が占める画面が小さいので、頷きなどの反応があったとしても、画面内での動き自体は小さく映ってしまいます。

そのため研修を開始する前には、「オンラインは皆さまの反応が分かりにくいので、普段より大きめに反応してくださいね~!」という案内が必要になります。


加えて、反応が分かりにくいことから、受講者がどこまで理解できているのか様子を見ながら確かめることが難しくなります。

対面であれば、受講者の顔を見渡したり様子を確認すれば、どなたかがどれくらい理解できていそうか、なんとなく感覚をつかむことは容易です。オンラインだとそれがなかなか簡単ではありません。

そのため、どの程度理解できているか、どこまでコード入力が進んでいるか、などの進捗確認を定期的に細かく入れる必要があります。

実際登壇した際には、細かく進捗確認を行ったり、ここまでで分からなかったことはないか確認をするなど、「いつの間にか全くついてこれていない人」を作らないように意識しました。

3. 画面共有機能のおかげで理解が深まる

オンライン研修に登壇して気づいたことの3つ目は、「画面共有機能のおかげで理解が深まる」という点です。

Zoomには互いの画面を共有できる機能がありますが、これがオンライン研修では大活躍します。

IT研修だと、1人1人が書いたコードを講師が確認する機会が多々あります。オンライン研修なので、当然画面共有をしていただくことになるのですが、この時に他の受講者も一緒に画面を確認しながら進めることができます。

これが対面研修の場合は、受講者のどなたかの画面を確認しようと思うと、その方の席に行くことになります。講師はそのまま画面を確認することができますが、他の受講者は確認することができません。

PythonなどのIT研修では、躓きやすいところはだいたい偏っているので、誰かが詰まっているところは他の方も詰まっているものです。なので、どうせならどなたかの画面を全員で確認しながら、一緒にエラーが起きている理由を説明する方が学習しやすく、また効率的でもあります。

今回も、受講者にどんどん画面共有をしていただき、「コードが正しいかどうか」「なぜエラーが起きているのか」などについてじっくり確認しました。すると実際、「今の〇〇さんへの解説を聞いて、私のエラー原因が分かりました」といった声も多くありました。

画面共有機能を使えるのはオンライン研修特有のものですが、IT研修にはもってこいの機能だな、という気づきになりました。

まとめ

環境設定周りのサポートは、研修が始まった最初だけ必要になるので、そこさえ乗り越えれば大した問題ではありません。

また進捗確認についても、Zoomの挙手機能などを使って、「〇ページまで終わった方は挙手ボタンを押してください」などと案内することで、誰がどこまで理解できるかを把握することはできます。

したがって、オンライン研修のデメリットは、実際のところそこまで大きな影響はありません。

一方で、オンライン研修特有のメリットである画面共有機能については、特にIT研修では効果は絶大です。これがあるのとないのとでは、「受講者の理解度」や「研修の進めやすさ」などが大きく違ってきます。

つまり、IT研修の場合は、 "オンラインで行う研修" というのはネックにはならず、むしろメリットの方が大きいな、というのが気づきでした。

(ちなみに、Python学院もオンラインで開催いたします)

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(「Python学院」プロジェクトメンバー 政田)

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