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有料版ChatGPTとは?プラグインの使用方法や無料版との精度の違いをお伝えします!

今回のテーマは「有料版ChatGPT(ChatGPT Plus)」についてです。


(約5分で読めます)

~~~~~~~~~目次~~~~~~~~~
1、有料版ChatGPT(ChatGPT Plus)とは?無料版との違いとは?
ChatGPT Plusと無料版ChatGPTの違い3つ
①「Advanced Data Analysis(旧:コードインタープリター(Code Interpreter))」が使用できるようになる
②「プラグイン」で機能を拡張できる
③「GPT-4」が使えるようになる
GPT-3.5とGPT-4の異なっている点3つ
①ChatGPTが返答として生成可能な文字数
②入力できる方法
③回答の精度
2、GPT-3.5とGPT-4の回答内容を見てみよう!
3、おわりに
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

1.有料版ChatGPT(ChatGPT Plus)とは?無料版との違いとは?

最近話題のChatGPTには有料版と無料版の2種類がございます。
今回は、主に有料版についてご紹介いたします。
無料版のChatGPTに興味のある場合は、以下のURLもご参照ください。

・「ChatGPTってなに?」文書作成などの業務に活かせないか試してみました!
https://www.insource.co.jp/python-gakuin/mail-backnumber/vol45.html
・「ChatGPTってなに?」Part2 ExcelとPythonで業務に活用してみました!
https://www.insource.co.jp/python-gakuin/mail-backnumber/vol46.html

有料版ChatGPTは、「ChatGPT Plus」という名前で販売されています。
月20ドル(約3,000円)で使用ができ、2023年9月現在、クレジットカードでのみ、
決済が可能です。

以下にChatGPT Plusと、無料版ChatGPTの違いを3つご紹介します。

①「Advanced Data Analysis(旧:コードインタープリター(Code Interpreter))」
が使用できるようになる


「Advanced Data Analysis(旧:コードインタープリター(Code Interpreter))」とは、
指示(プロンプトとも言われる)を出すことで、
ChatGPTにてPythonでプログラムを生成・実行し、結果を出力してくれるGPT-4の追加機能です。

「Data Analysis」とあるように、データ分析はもちろん
Excel、PDF等のファイルの読み取り・操作や画像の編集もできます。

Advanced Data Analysis(旧:コードインタープリター(Code Interpreter))の詳細は、
以下のページにも記載しておりますので、ぜひご覧くださいませ。

・ChatGPT Code Interpreterの活用事例6選・使い方やできること ~Pythonの理解も重要に
https://www.insource.co.jp/python-gakuin/chatgpt_code_interpreter_python.html

②「プラグイン」で機能を拡張できる
まず、「プラグイン」とは「拡張機能」という意味です。
下の画像のように、「Plugins」を押していただくことで、ご利用いただけます。


「No Plugins enabled」を押すと、「Plugin store」という画面が出てくるため、
ここからプラグインを探します。


今回は、以下の「Earth」というプラグインを使用してみます。「Earth」は、ある場所の
地図などを見ることができるプラグインです。
「install」を押すと使用できるようになります。


それでは早速使用してみます!Earthは「mapFromLocation: {"location": "○○(見たい場所)"}」
と入力するとその場所の地図が現れます。
今回は「東京駅」と入力してみました。以下にChatGPTからの回答を載せています。


真ん中に東京駅が入った地図が生成されました。
このようにプラグインを使用することで、さらに多くのことができるようになります。

③「GPT-4」が使えるようになる
以下は左が無料版のChatGPTの画面、右がChatGPT Plusの画面です。


無料版についている鍵マークが、ChatGPT Plusでは外れて使用できるようになっています。
では次に、GPT-3.5とGPT-4の異なっている点を3点ご紹介します。

①ChatGPTが返答として生成可能な文字数
GPT-3.5の入力可能文字数は、約2,500字で、GPT-4は約25,000字のため、
およそ10倍の文字数となります。
そのため、GPT-4の方が長い文章や物語も作成できます。

②入力できる方法
GPT-3.5では文章しか入力ができませんが、GPT-4では画像やExcel・Word等のファイルデータも入力することができます。
このGPT-4のように、様々な情報を入力できるAIのことを、「マルチモーダル」と言います。

③回答の精度
GPT-3.5とGPT-4を比べると、GPT-4の方がパラメーターの数が多いため、
圧倒的にGPT-4の回答の精度が高いと言われています。
パラメーターとは、機械学習モデルの学習後に獲得される値のことを指します。
獲得できる値が多い方が、より精度の高い分析や出力が可能になります。
GPT-3.5では、このパラメーターが約1.75兆個と言われているのに対し、
GPT-4は約100兆個のパラメーターがあるそうです。

2章では、回答の内容について実際に試してみましたので、ぜひご覧ください。


2.GPT-3.5とGPT-4の回答内容を見てみよう!

それでは早速、回答の内容について見ていきます。
今回は以下のように、Pythonを用いた研修案を思いつく限り出力してもらいました。

まずはGPT-3.5からです。

上記のコードが出力されました。
10個の案が1分ほどで出力されました。
GPT-3.5の時点で、実際に私たちが考えるよりも早く案を出してくれました。

つぎにGPT-4で出力されたコードを確認しましょう。



こちらも1分ほどで、なんと50個もの案を出力してくれました。
様々な案や意見が欲しい場合、またビジネス目的で使用している方や業務を改善したい方は、
ぜひ1度GPT-4を使用してみてください。


3.おわりに

今回は、「有料版のChatGPTであるChatGPT Plus」についてご紹介しました。
上でご紹介したGPT-4を理解し、業務効率化に活用する研修なども、ご用意しております。
興味のある方はコチラからご覧くださいませ。

また、無料版のChatGPTにご興味のある方には、以下の研修もおすすめです。
(半日研修)ChatGPTのはじめ方研修~触って学び、明日の業務を効率化する
https://www.insource.co.jp/bup/bup-conversational-ai.html
(半日研修)ChatGPT理解研修~導入事例やリスクを知り、組織での活用方法を検討する
https://www.insource.co.jp/bup/bup_conversational_ai_outline.html

次回は「Pythonで業務改善を行う際に気を付けるべきこと」についてお伝えいたします。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます!
それでは、次回もお楽しみに!

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