研修担当者

成功する研修企画には揺るぎない目的がある

突然、研修担当になったら......多くの場合先任者と同等以上の品質で、無事職務を果たしたいと考えるでしょう。しかし、現実は甘くありません。急速に変化する社会情勢、技術革新やグローバル化の進展などから、組織に求められる人材も多様化しています。研修担当は、「いかに有益で効果的な教育を行えるか」を考え抜き、組織の望む人材育成に貢献する大事な役目です。挑戦してみる価値があります。
研修というとテーマや演習・講師などに目をとらわれがちですが、研修の意義と目的をしっかり押さえて企画することで組織の成長に貢献しましょう。

目次

変化する研修の位置づけ

研修は人材育成のための1つの方法です。多くの場合、研修担当者はジョブローテーションによって突然任命されることが多く、研修も組織内の定例イベントの1つと受け取るかもしれません。しかし現代の人材育成は、旧来の漠然とした「人を育てる」ことから、経営戦力の一環であり組織の維持・向上のための重要な施策へと変化しています。

研修の目的はなにか?

研修はただの仕事の解説、ルールの確認のための集会ではありません。
職務上必要な能力を習得向上させるための学習......を経て
個人の成長、組織の成長....................................に繋がり
生産性のアップ、競争力の向上...........................を果たして今日的な社会ニーズや組織のポジション、今後の方向性を見ながら、組織に必要な研修を計画することが大事です。

いろいろな形の研修

実施の目的に応じて大きく以下の3種類に分けられます。
階層別研修.........新人・新入社員、5年目、リーダー、幹部、管理職など
スキル別研修......リーダーシップ、セールス・営業力アップ、マネジメント、ビジネスマナー、ロジカルシンキング、コミュニケーション、プレゼンテーション、リスクマネジメント、採用、クレームなど
テーマ別研修......商用英語、女性管理職、外国人、障がい者、高齢者、海外赴任、PCなど

失敗しない研修計画

研修の目的によっても違いますが、定番の研修内容に時代ニーズを反映した最新情報、受講生のニーズを汲んだエッセンスなどを加えるだけでプログラムは充実します。

【研修を充実させるポイント】

・事前アンケート......回答された受講者の仕事上の悩み、実状などを読んで、研修のなかで事例として解説すると、受講者の満足感が高まる
・具体的な目標.........目標設定を促す。研修後の自分に期待を持たせる
・休み時間...............1時間~1時間半に1回の割で休憩時間を入れる
・飽きさせない工夫...講義形式だけになりがちだが演習を2回ほど入れると飽きない

社会状況や組織内事情などの変化に応じて、研修に求められるものも変わります。
「毎年同じ内容の研修で代わり映えしないから、参加しても仕方ない」と言われないように、「勉強になって、とっても面白かった」と言われる魅力ある研修を開発しましょう。

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