【オススメ本紹介】ミンツバーグで自分のマネジメントスタイルを診断する

  • マネジメント

ミンツバーグといえば、P・F・ドラッカーに並ぶマネジメント理論の巨人です。本書はそのミンツバーグがマネージャーの役割を具体的に定義したもので、自分のマネジメントを再確認し、抜け漏れが生じていないかをチェックするのに大変役立ちます。

書籍情報

ヘンリー・ミンツバーグ著、奥村哲史・須貝栄訳

『マネジャーの仕事』

(白桃書房、1993年)

1.マネジメントの3つの要素

ミンツバーグはマネジメントの要素を「サイエンス・アート・クラフト」の3つで捉え、いずれにも偏ることなくこれらをバランスよく発揮しながら、マネジメントを行わなければならないとしています。

(1)サイエンス(頭脳型)

まずサイエンスとは、体系的な知識やデータに基づいて合理的に物事を考えたり、判断・決断することです。サイエンスのスタイルが強いマネージャーは、「分析を重視する頭脳型」と分類されます。

(2)アート(洞察型)

アートとは、ビジョンを示したりアイデアを創造・発想したりすることを指します。アートの要素が強いと、さまざまなことからインサイト(本質的な直感)を得て、イノベーティブなアイデアを作り出したり、ビジョンを示しながらメンバーを導く天才肌の「洞察型」です。

(3)クラフト(実践型)

最後にクラフトとは、実践経験の中で習得した技能を活かしてマネジメントをすることです。クラフトの要素が強いと、部下に積極的に関与しながら自らの経験に即して具体的に現場に指示を出す「実践型」のスタイルとなります。

上記のスタイルをうまくバランスさせないと、次のようなことが起こり得ます。

  • サイエンスの要素が強すぎる...データの裏付けがあり合理的に物事が動くが、面白みに欠けた窮屈な環境となりチームが活性しない状況に陥る
  • アートの要素が強すぎる...自己陶酔型のナルシストな管理になってしまい、メンバーがついてこないという事態になる
  • クラフトの要素が強すぎる...マネージャーが自分の経験の範囲内で判断しすぎて視野が狭くなり、大局的でスケールが大きいアイデアや施策が生まれないなどの問題が生じる

このマネジメントの3つの要素は必ずしもマネージャーが一人ですべてを完璧に身につける必要はなく、メンバーもあわせたチーム全体で兼ね備えれば良い、ということも述べています。

2.マネージャーの10の役割

ミンツバーグは、マネージャーの活動とは主に「対人関係・情報伝達・意思決定」の3つに分類でき、その3つの活動からさらに3つの対人関係、3つの情報関係、4つの意思決定関係の計10の役割があるとしています。

「役割」とは、役職や職位につく人間が行動した結果が凝縮されたものです。各マネージャーの行動には個人差があり、その個性が「役割をどう演じるか」には及んでも、演じられる役割そのものには関係せず、ある程度マネジメントの役割は一般化できるといいます。

10の役割について詳しくはこちら

3.マネージャーは自分の頭で考えることが重要

マネジメントの目的は、業務を効率化すること・高い生産性を上げられること・部下を成長させられる環境を整えることと、安定と変革をバランスよく職場で実践することであるとミンツバーグはいいます。 そして「自分の理論を勉強することで読者が知識を増やしていてほしいとは思わない。著者である私と一緒に想像をめぐらせ、自分の経験を振り返り、問いを発するきっかけにしてほしい。マネージャーの仕事の質は、どれだけ自分の頭で考えて行動できるかで決まるのだから」と締めくくっています。



本書を通じて、自らマネジメントする部署の成果を持続的に上げ続けること、また安定と変革を交互に演出しながら、組織を停滞させずに部下や組織を成長に導く組織運営を目指していただきたいと思います。

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