13週目 危機管理を学ぶ

ナレッジ

質問 小売店は強盗や万引きに狙われやすいのでしょうか。どのように対処・防犯したらよいでしょうか?

答え 強盗や万引きがしにくい店舗づくりを考えれば、自ずと対策が見えてきます。

前提として、犯罪は常に起こりうるものとして考えていなければいけません。
企業によっては、強盗・万引きなどによる被害の引当金を計上しているところもあります。

防犯 ~犯罪が起きにくい店舗にする

犯罪を起こしやすい店舗の状況とはどのような場所かを考えてみます。犯罪は暗くて人目に付きにくい場所で多発しています。つまり正反対の店舗状況を作れば、防犯につながると考えられます。

1.視覚的・感覚的な「明るさ」

明るい照明などで視覚的に明るい店内は、人目に付きやすいことが一番のメリットです。また、店員が積極的にお客さまに声掛けをしたり店内巡回が活発な店舗は、防犯効果が高い傾向にあります。

2.整理整頓

ゴミが落ちていたり物が整理されていない店は、防犯に隙があると言わざるを得ません。店内の整理整頓は顧客満足のためだけではありません。犯罪が起きにくい環境づくりを兼ねています。

3.死角への配慮

店内には、なるべく死角を作らないように考えます。目が届かないところには従業員を配置する、定期巡回を怠らないなどの配慮が必要です。またレジの設置場所や死角になる場所には防犯カメラの設置が効果的です。

4.見渡せる店内レイアウト

レジの設置場所は、店内全体を見渡せる場所がベストです。商品配列やレイアウトなどを考えて、より見渡しやすい状況を作ることを心がけましょう。

5.試着室の対応

試着室は他人の目に触れることなく、商品をカバンなどの中に隠せる場所です。試着室に一度に持ち込める枚数をお客さまに周知しましょう。試着室内のお客さまに「サイズはいかがですか」などの声掛けをするのも防犯対策の一つです。

6.高額商品の対策

高額商品は狙われやすいので、ガラスの鍵付きショーケースなどに入れ、なるべくレジ近くに置くと良いでしょう。いつも店員の目がある場所に施錠して置かれていると、万引きなどを防ぎやすくします。

対処は厳正に行う

万引きなどの犯罪を見つけて容疑者を捕まえた場合、被害が少額だと「このくらいなら」などと、甘い対処で帰してしまう人がいます。犯罪を見つけたら、金額の大小に関わらず警察に引き渡す厳しさが必要です。一度甘い対処をしてしまうと噂や情報が流れて、新たな別の犯罪を引き起こすことになりかねません。店の信用にも関わります。犯罪者を増やさないという観点からも、日頃の厳しい対処が必要です。

レポート

防犯対策に必要な視点は、犯罪者から見て「シゴト」がしやすい店になってはいないか、ということなのですね。
店内レイアウトはじめ、試着室など見なおしてみます。
私は他人に対して強くいえないところがあるのですが、再犯・累犯を防ぐためにも、厳しい対処を考えておく必要性がありそうです。