2025年7月30日
令和7年版 情報通信白書によると、情報源としてインターネットを不可欠とする人は50代までで71.1%。しかし情報の信頼度は、テレビ・新聞が全世代で約50%と断然大きい。
AIは爆発的な進展の中、世界的な競争が激化している。個人の生成AIサービス利用経験を国別にみると、アメリカ68.8%・ドイツ59.2%・中国81.2%である。
対して日本は26.7%と1年前と比べて約3倍と大きく上昇しているものの、業務や日常生活での利用体験は、20~29歳が44.7%・次いで40~49歳が29.6%・30~39歳が23.8%・50~59歳が19.9%、60~69歳では15.5%であり、他国と比べて低い。
また企業における生成AIの活用方針策定状況は、「積極的に活用」「活用領域を限定して利用」を合わせて、アメリカ84.8%・ドイツ76.4%・中国92.8%に対して、日本は49.7%と低い水準である。国内の企業規模別では同じく積極利用・限定利用と合わせて、大企業が55.7%であるのに対して、中小企業では34.3%にとどまっている。
海外プラットフォーム事業者が、過去10年で最大約6.5倍の売上高を実現している中、デジタル分野における日本企業のシェアは全般的に低い。デジタル関連サービス・財の赤字額も2014年にはマイナス2.1兆円だったが、2024年にはマイナス6.7兆円と約3倍増大し、海外事業の成長と比べ大きな格差がみられる。
我が国における優先して取り組むべき重要課題としては、
1.防災・減災等の自然災害への備え
2.医療従事者不足による地域間医療格差
3.少子高齢化に伴う労働力不足
4.地方における経済や地域産業の低迷
5.地方部を中心とした移動手段の確保
など、背景に潜在的な人材不足感があるように思える。
1.デジタル社会を支える信頼性のあるデジタル基盤の確保
安定した経済社会活動の維持・セキュリティ確保等から、過度な海外依存には懸念。
競争力向上等を通じた我が国の自律性の確保等の取組が重要。
2.AIの進展に伴う新たな課題
AIによるイノベーション促進とAI技術リスク対応の同時進行およびAI技術の推進・
活用産業の進展・社会生活における活用の推進などが必要。
3.インターネット上の偽・誤情報等への対応
偽・誤情報等対策に関しては、制度的対応・対策技術の開発やその支援・利用者の
ICTリテラシー向上といった総合的な対策が必要。
4.サイバーセキュリティ
世界情勢の不安定化・緊迫化等を背景にしたサイバー攻撃の複雑化・巧妙化等からの
セキュリティ確保のため、政府対応・官民や国際の連携・技術的対応・国民のリテラシー
向上等、総合的な対応が重要。
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