シルバー IT企業に入る!【シルバー就業日記「私は銀子」vol.1】

銀子シリーズ

多様な人材を受け入れるべく、シニア世代の再雇用・再任用を積極的に行っている組織も増えています。シニア世代が今まで培ってきた知識やノウハウを組織で受け取るチャンスと捉えることもできます。

その一方で、新しい仕事を覚えるのに少し時間がかかったり、指導する側にとっては年上の部下で指導しづらかったりと、本人も指導する側も日々奮闘しているのではないでしょうか。
そこで、当社のシニア世代の社員とそのOJT担当者、それぞれの日記を連載でご紹介します。

シルバー IT企業に入る!

私は銀子(仮名)。約半世紀、読み書きの仕事しかしたことがありません。死ぬまで元気に仕事がしたくて求職しましたが、高齢者の仕事の選択肢は「少ない!」 高齢者が好きな仕事をしたいと思うのは、わがままなのでしょうか。長い間税金を払って高齢者として正しい処遇を受けています。一方、定説通りの年齢制限の壁に阻まれてもいます。

「それはそうよね。若い人と同じようには働けないもの」

と求人が少ないことに弱気になり落ち込んでいましたが、ダメ元で応募したインソースにライティングスタッフとして採用されたのです。

そして、また新人として業務が始まりました。今の時代、ほとんどの日本人は日本語を読むことも書くこともできるので、簡単な仕事だと思う人もいるでしょう。しかし、誰に向けて何のために書くのか、どのように伝えるかは、発信元によって全く違います。ここにはここの書き方、あちらにはあちらのルールがあります。昨日まで自分が書いていた文章はひとまず忘れて、インソースの言葉を伝えなければなりません。私の直属上司は娘の世代の美しいお嬢さんです。毎日、駄目出しをされ、叱られたり励まされたりしています。勉強になります。やはり日本語は面白い。仕事は楽しい。

ITオフィスにびっくり!

実は、入社して初めてインソースが研修企画運営のIT企業でもあることを知りました。広いオフィスにデュアルディスプレイのPCがびっしり並んでいます。就業管理はもちろん、オンライン会議アプリによるミーティングや電話、Webマーケティング、オンライン研修…など、すべてPC操作が要です。よくわからないカタカナ語が飛び交います。学校教育で一度もPCに触れていない世代の多くの人にとって、IT企業は近未来的な別世界です。朝から晩までこんな世界で暮らすなんて「私、大丈夫?」といつも自問しています。

簡単なことが分からない!

自宅のPCはひとバージョン前に設定していますが、多少は使えるつもりでした。インソースに来て、今まで私はワード、メール、ネット検索、エクセル入力など、PC機能のほんの一部しか使っていなかったことを実感しています。就業関係の入力は慣れれば良いし、自分の作業関連の操作も一度覚えれば大丈夫です。

ある日、上司から指示を受けました。

「こちらのページから記事をピックアップしてエクセルで一覧表にしてください」

「はい」

ところが、エクセルがどこにあるのかわかりません。

自宅のPCの見慣れた画面でしか思いつかない、こんなごく初歩的なところで立ち往生してしまいます。大汗かいて探しますが見当たりません。周囲の人に聞いても説明が早過ぎてわかりません。目にも止まらぬ速さでエクセルを出してくれました。復習してみれば

「なんだ、こんなことだった」です。しかしそれが分かるまで時間がかかること。一事が万事、手間取ることが多い毎日です。頑張れ銀子!

銀子へ教訓

〇自分のPC操作マニュアルを作る

簡単な操作でも一度は記録しておく → 最初はなるべく1つの方法で手順を明記
●このマニュアルで実際にできるか、機会を見つけて復習する

〇PC操作は自力で調べる  それでもわからなければ聞く

まずは自分で調べる → うるさがられても理解できるまで人に聞く → 復習
●自分のマニュアルにその場で反映する

〇自分の日誌を作る

その日のミーティングの内容、受けもった作業の進捗、受けた注意点などを記載
●翌日、前日の記録を見ると、了解部分と疑問点などがはっきりする

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