【公開講座】システム・仮想基盤構築トレーニング（ネットワーク仮想化/SDN分野）～ SDN(Software Defined Network)環境の構築～

コース概要

VMware NSX for vSphereを使用したSDN(Software Defined Network)環境の基本的な操作と構成を理解します。
VMware NSX for vSphereは多くの企業で導入が進んでいる代表的なネットワーク仮想化/SDN製品です。
VMware NSXではネットワーク仮想化/SDNを実現するために、スイッチ/ルータ/ロードバランサー/VPN/ファイアウォールなどの機能を有しており、単一ベンダー製品によるオールインワン構成でセキュアなSDN環境を実現できます。
従来の物理機器を単純に仮想アプライアンスにしたのではなく、分散スイッチ/分散ルータ/分散ファイアウォールなど、仮想環境に最適化された実装技術が使用されています。
本研修では、NSX for vSphereで使用されている多くの技術に関して、要点を押さえたテキストと多くの演習を使用して、実装技術を習得します。

到達目標

・VMware NSXのコンポーネントを理解する
・NSX Managerのインストールと構成を理解する
・NSX論理スイッチの機能と構成を理解する
・NSX論理ルータの機能と構成を理解する
・NSXファイアウォールの機能と構成を理解する

対象者

・これからVMware NSXの構築、運用、保守を行う技術者
・SDNにまつわる機能を学習したい方

主催団体

本コースは、CTCテクノロジー株式会社が主催しております。

研修プログラム例

●コースの紹介

●SDNとは
・SDNとは
・NFVとは

●NSXの管理コンポーネントと制御コンポーネント
・SDDC(Software-Defined Data Center)の概念
・NSXの概要
・NSX Managerの機能と導入
・NSX Controllerクラスタの機能と導入

●NSXスイッチネットワーク
・従来のレイヤ2ネットワークの問題点
・分散スイッチの機能
・VLANと仮想スイッチの設定
・VXLANと論理スイッチの機能
・VTEPの機能
・VXLANのレプリケーションモードとVTEPプロキシ
・論理スイッチの導入
・NSX Controllerクラスタの動作
・NIC Teamingアルゴリズム

●NSXルーティング
・従来のレイヤ3ネットワークの問題点
・NSX分散論理ルータの機能と導入
・NSX分散論理ルータコントロール仮想マシン
・NSX Edgeの機能と導入
・NSX Edgeのトランクインタフェース
・NSX Edgeの等コストマルチパス
・ルータインタフェースのuRPFチェック
・ハードウェアVTEP

●L2ブリッジ
・L2ブリッジング
・ハードウェアゲートウェイ

●NAT
・NSX EdgeのNAT機能

●ロードバランサー
・NSX Edgeのロードバランサー機能

●可用性
・NSX Edge HAの機能

●VPN
・NSX EdgeのL2VPNの機能
・NSX EdgeのIPSec VPNの機能
・NSX EdgeのSSL/VPNの機能

●NSXファイアウォール
・従来のファイアウォールの問題点
・仮想コンテキスト
・ファイアウォールルール設定
・仮想マシンIPの取得方法
・NSX エッジファイアウォールの機能
・NSX 分散ファイアウォールの機能
・NSX 分散ファイアウォールのID認証

●Cross-vCenter環境のNSX
・Cross-vCenter環境環境のNSX Manager
・Cross-vCenter環境環境のNSX機能と導入

前提知識

・TCP/IPネットワーキングの機能に関する知識を有し、CCNA相当の知識を持つこと
および
・以下のいずれか一つ以上の条件を満たす方
　「VMware vSphereの構築・運用・管理経験があること」
　「VMware vSphere：Install，Configure，Managementコースを受講済みであること」
　「IT300_システム・仮想基盤構築トレーニング(仮想化分野)を受講済みであること」

動作環境

VMware NSX for vSphereは、バージョン6.41を使用
受講者1名毎のスクール環境
・Windows Server 2008 R2 または　Windows Server 2012R2 1台
・ESXi ホスト 5台
・vCenter Server 1台
・NSX Manager 1台
・NSX Controller 3台
・演習用仮想マシン数台