1週目 社員管理・従業員管理を学ぶ

ナレッジ

質問 今後一緒に仕事をしていく社員・スタッフはほぼ全員年上でベテランの方々です。ベテランの社員・スタッフとの関係で注意すべきことは何ですか?

答え 謙虚な態度を取るように心がけてください。

横柄な態度はすぐに人間関係の悪化に繋がります。社員・スタッフの皆さんは、それまで仕事をしてきたプライドがあります。跡取りとは言え、新参者である年下で業界での経験も無い人間に対しては、自分のほうが先輩であるという意識があるでしょう。自分より年長の方は役職や立場を超えて「人生の先輩である」ということを念頭に接することです。その上で具体的に注意すべき点は以下のことがあげられます。

1.特定の人に目をかけるのはNG

2.オピニオンリーダーを把握する

3.セクハラ・パワハラはNG

4.ネガティブな意見や不満を言ってくることがある

1.特定の人に目をかけるのはNG

その組織に入って日が浅いうちに、特定の人に目をかけていると周囲から判断されることはマイナスです。自分ではそのつもりはなく、何気ない行動でも、自分の意思に反してとらえられてしまうものです。

具体的な根拠が無く、特定の人をほめる/けなす/やたらと声をかける対象の人が決まっている/まったく声をかけない人がいる、ということはないほうがよいのです。

あなた自身もそうですが、目をかけられていると見られている社員にも人間関係に影響が出ることもあります。業務上の関わりが少ない人とは会話も少ないものですから、意図してあいさつする、話しかける、などの努力が必要です。

2.オピニオンリーダーを把握する

長く在籍しているベテランの社員・スタッフの中ではなんとなく仲が良いあるいは、とても仲が良いグループが形成されています。その中にオピニオンリーダーがいることがあります。彼らは「あの人が言ってるから・・・。」とオピニオンリーダーに主張や行動が引っ張られやすいのです。会社の中で誰がその役割を担っているのかをいち早く把握すると、余計な摩擦を避けたり、意見調整がスムーズにできたりします。

3.セクハラ・パワハラはNG

当たり前ですが、セクハラやパワハラにならないようにしてください。これまでも、会社で働いてきたのですからどんなことがセクハラだったり、パワハラだったりするのかをよく考えて行動しましょう。一般の社員では許されたことも、上に立つ人間には許されないことはたくさんあります。これは相手の性格や受け止め方次第で全く違いますので、早くからいろいろな人とコミュニケーションを取って相手を理解しておくことが大切です。

4.ネガティブな意見や不満を言ってきたときの対処

社員やスタッフがみな前向きで建設的な意見ばかり言ってくれればよいのですが、なかなかそう上手くはいかないものです。自己責任で意見を言うことを避ける人がいます。

「『みんな』が解決してほしいと言っている」と言われてすぐに意見を取り上げると、問題が起こることがありますので、注意しましょう。この『みんな』の意味合いがあいまいであることが多いからです。

対処法は2つあります。

まずは、「それは全員の総意ですか?」と聞き返すことが正しい行動です。次に、その「みんな」というのが「どんな場面(業務の場所で、休憩室で、昼食の最中で・・・等)に居合わせた人たちなのか」を確認するとよいでしょう。そうすると、問題として取り上げるかどうか、判断しやすくなります。

その他のよくある意見の例

「仕事の量が不公平」

「仕事のながれ、仕組みがおかしい」(改善策なし)

「(特定の人について)休みが多い、仕事が覚えられない、わがまま」等

仕事の量で言うと、仕事が多すぎることが継続すると多少、不満がでますが、仕事が少ないのも注意が必要です。経験上、仕事が少なくヒマな状態が続くと気になっていることをあれやこれやと考える時間が増えます。すると、それに比例して細かな要望まで出てきてしまうことがあります。

仕事の振り分けに関しては一日の中でできる量というのよく把握していないといけません。また、それには深い業務知識と能力を把握する力が必要です。仕事の分量や加重については早いうちに仕事を覚えてバランス感覚を磨いてください。

レポート

正直なところ、自分の立ち位置に不安を持っていました。自分は強い態度で接したほうが良いか、謙虚にするべきか迷いがありました。やはり、信頼が勝ち取れるようになるまで謙虚にいくべきですね。あまり強気にいくのは得意ではないので少し安心しました。

年上ベテランの社員との接し方は、自分も少しは分かっていたつもりですけど、意外な注意点がありました。例えば「オピニオンリーダー」という目で人を見たことは今まで全くありません。一人一人に対して公平性を持って接することは考えていましたが、オピニオンリーダーの把握ということはまるで思いつきませんでした。それでも、これまでを思い返すと何となくリーダー格というか、社内で影響力あるなと感じる人はいましたね。

今後はオピニオンリーダーがいるかどうか、グループができているかどうか、という視点も入れて情報を収集していくことも必要ですね。

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