ハラスメント防止研修
研修の特徴・目的
ハラスメントを正しく理解し、ハラスメントを起こさない組織を作る
ハラスメントとは、意識的・無意識的に特定・不特定多数を問わず不快な思いをさせる、苦痛を与える、居心地の悪さを感じさせる行為のことをさします。嫌がらせ、いじめ、人権侵害にあたる恐れがあり、従業員のメンタル不調、モチベーション低下を引き起こすことで組織力を低下させるだけでなく、最悪なケースでは本人やその家族から損害賠償訴訟を起こされるなどで社会的な信用を失う恐れがあります。
2019年には改正労働施策総合推進法(通称:パワハラ防止法)が成立するなど、ハラスメントに対して社会から厳しい目が向けられるようになり、個々人のハラスメント防止への意識は年々高まってきています。また、現代のようにインターネットやSNS等で個人の経験が容易に共有される時代では、それらのハラスメント行為が明るみに出やすくなっています。これはつまり、ハラスメント防止対策を取らなければならないことは理解できているものの、実質的な問題を解決できない個人や組織がまだ多く存在していることを意味しています。パワハラやセクハラだけでなく、モラハラやマタハラ、パタハラ、ケアハラなど、ハラスメントに関する新しい言葉も増え、これまで当然と思われてきた行動がハラスメントとして捉えられることも少なくなく、誰もがハラスメントの加害者になりえるリスクを持っています。
一方、ハラスメントを極端に意識するあまり、コミュニケーションが不足する組織も増えつつあります。このような状況を防ぐために、ハラスメントを正しく理解し、その知識を常にアップデートしていくとともに、相談窓口を設置するなど、大きな問題に発展させない体制づくりも同時に整備することが求められます。
インソースでは、組織のハラスメントについて事例を参照しながら理解を深めるとともに、ご自身のハラスメント危険度をチェックできる研修をはじめとして、ハラスメント相談員向けやパワハラと捉えられない部下指導のポイントを学ぶもの、ダイバーシティ時代に即したプログラムなどもございます。組織の課題に合わせたご支援が可能です。
ハラスメント防止研修のポイント
ハラスメント防止には「攻め」のマネジメントが不可欠
「ハラスメントを招かないように」と相手と距離を保ったり、接点を拒んだりすることは、「逃げ」のマネジメントです。 「リスク回避のマネジメント」と解釈することもできますが、例えば、管理職が部下との接点を減らし、指導や指摘を放棄してしまっては、 組織を運営するうえで重要な人材育成ができなくなります。 必要な情報が滞れば、仕事に関するリスクは増大するでしょう。ハラスメントへの正しい知識を持ち、部下やメンバーへの接し方を省みながら業務を進めていくことが不可欠です。
ハラスメントを招く大きな要因 ~「思い込み」と「決めつけ」
ハラスメントを招くリスク要因のひとつとして、「男性は○○であるべき」や「妊娠した女性は○○だろう」、「管理職なら○○して当然」、「新人は○○だ」といった人に対する様々な思い込みや決めつけがあります。働く人材の多様化が進むなかでは、一人ひとりの異なる考え方や働く背景、特性、事情などを、思い込みをはずして受け止めることが大切です。
また、上司や部下との関係性や役割分担のあり方、業務の進め方、指導の仕方についても、同様です。厳しい指導や熱い説教、プライベートへの関与、飲みニケーションなど、かつては当然とされてきたことが、時代が変わった今では、相手によって、また、程度やレベルによってはハラスメントとして捉えられる可能性が十分にあります。組織として、ハラスメントについての知識を最新のものに更新し、理解を深めるとともに、改めることも必要です。
ハラスメントを起こさない組織づくり
従業員が働きやすい環境を整えることは管理職の仕事のひとつですが、管理職自身の知識が不足しているとハラスメントの発生リスクに直結します。「うちの組織には関係ない」などの認識の甘さがあると、いざ事が発生した際に対応できません。対応できないことでハラスメント二次被害の加害者となり、職場環境や人間関係の悪化を招き、ひいては人材流出や社会からのバッシングを受けるという事態につながりかねません。
管理職や人事担当者には、常日頃からハラスメントを未然に防止するために、適切なコミュニケーションを図り、ハラスメントの正しい知識を自身が積極的に得るよう努めなくてはなりません。また、従業員全員がハラスメントを起こさない環境を維持するために、折に触れて注意喚起をしていくことが重要です。また、守秘義務が保たれた相談窓口を設置する、ハラスメント相談員と定期的に意見交換を行うなど、ハード面の整備も欠かせません。
{{trainingName}}ご検討のお客様からのご質問 ~講師・内容・実施方法など
ハラスメント防止研修のおすすめプラン
一般社員と管理職が、それぞれの立場で正しいハラスメント防止への知識を習得するために、階層別に分かれて教育を実施する
パワーハラスメント撲滅と職場改善に向け1年間で全社員に教育を行う。全社員が共通の基礎知識を習得のうえ、撲滅に向けたマインド・スキルの継続した教育で変革を推進する
役員と管理職が、ハラスメント防止に対する共通認識を持ち、パワハラにならない"適切な指導”スキルをあらためて習得する
ハラスメント防止研修のおすすめ動画教材・eラーニング
ハラスメント防止研修のご提供コンテンツ
【基本】
- (半日研修)ハラスメント防止研修~セクハラ・パワハラを生まない職場づくり
- ハラスメント防止研修~セクハラ・パワハラを生まない職場づくり(半日間)
- ハラスメント防止研修 ~一般職編(半日間)
- ハラスメント防止研修 セクハラ・パワハラを正しく理解する編(1時間)
- パワーハラスメント防止研修 ~正しく理解する編(半日間)
- ハラスメント防止研修 パワハラを防ぐために(2時間)
- ハラスメント防止研修 セクハラを防ぐために(2時間)
- (一般職向け)ハラスメント防止研修~正しい理解を促し、いざという時の対処法を身につける(1日間)
- 女性のためのセクハラ防止研修 ハラスメントを受けないコミュニケーション編(半日間)
- 認知の違いから実感するハラスメント防止研修~認知のバイアスに気づき、よりよい職場を作る(半日間)
【パワハラと捉えられない指導を目指したい】
【アカハラ・カスハラ・モラハラについて学びたい】
【ダイバーシティに関するハラスメント防止の考え方を身につけたい】
【ハラスメント相談員向け】
おすすめリンク
【動画・eラーニング教材】
【コア・ソリューションプラン】
- コア・ソリューションプラン ハラスメント防止への基礎知識と意識を醸成するプラン
- コア・ソリューションプラン 1年間でパワーハラスメントを撲滅し職場改善を行うプラン
- コア・ソリューションプラン 役員・管理職がハラスメント防止への共通認識を持つプラン
- コア・ソリューションプラン カスタマーハラスメントから身を守り前向きさを保つプラン
- コア・ソリューションプラン コンプライアンス遵守・ハラスメント防止の職場改善プラン
- コア・ソリューションプラン リスク管理のレベルを向上させタフな組織をつくるプラン
【読み物・コラム】
- ハラスメント対策・防止の3つの視点 ~ 職場の事例から考える
- 人事・労務キーワード集「カスハラ」とは?
- 人事・労務キーワード集「時短ハラスメント(ジタハラ)」とは?
- 人事・労務キーワード集「心理的安全性」とは?
- 人事・労務キーワード集「ダイバーシティ」とは?
- 「人事のお役立ちニュース」日本のパワハラ問題は法的に規制されるか
- 「人事のお役立ちニュース」5割以上の企業でパワハラの予防・解決のための取り組みを実施
- 今、あらためて考えるハラスメント問題~「個」でなく「組織」の意識改革として
- 法改正の主な内容のおさらいと求められる組織対応
- 読み物 ハラスメント研修をきっかけに組織をトランスフォームする~オンラインを通したハラスメント研修~
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