データ分析とインパクトあるグラフ作成技法を学ぶ『Excelデータ分析』の基本

受講対象

Excelを使って分析スキルを高め、定量データの読み方、活用方法を実践的に学びたい方

講義のねらい

近年、ビジネスパーソンの接触可能情報量は大幅に増加し、企画に必要な様々なデータをカンタンに収集することが可能となりました。ただ企画に活用するには、収集したデータをそのまま使用するのではなくデータを加工して価値ある知見を見出す分析スキル、体感的に「気づき」を得ることができるグラフの作成技法が必要となります。

本セミナーでは、効率的に、価値ある情報を探し出すスキルと、Excelを使った分析手法、プレゼンのための魅力的なグラフ作成方法をレクチャーします。多変量解析などを使用しない分析なので、数字が苦手な人でも企画に活用できるスキルを身につけることができます。解説用テキスト（PDF）と練習用のExcelファイルをお送りしますので繰り返し習得可能です。

主催団体

本講義は、一般社団法人企業研究会が主催しております。

研修プログラム例

１．データ分析の前に（準備段階）
（１）データ分析をマスターして創造的な思考を身につける
（２）定量データの特性・・・数量データとカテゴリーデータ／データ形式（行×列）
（３）代表値で集団特性を理解・・・平均値／中央値／最頻値／最大値／最小値
（４）データのバラツキを把握する・・・ヒストグラムと標準偏差

２．定量データの収集と加工
（１）ネットを駆使して２次データを収集する
（２）データ収集の留意点
（３）クロス集計表の作成・・・ピボットテーブルの活用
（４）変化度合を数値化する・・・増減率と寄与率

３．これだけ押さえれば充分！データ分析の基本
（１）比較分析・・・全体の傾向を読み解くために細分化し比較する
（２）相関分析・・・目標指標（KGI）に影響を与える変化要因（KPI）の探索
（３）トレンド分析・・・長期間の時系列データから将来を予測する

４．ビジネス現場で使えるデータ分析
（１）マクロ環境の分析・・・トレンド分析で需要増減に影響を与える要因を検討
（２）セグメンテーション・・・・顧客分類の為の評価軸とウエイトを設定する
（３）ターゲティング・・・ＡＢＣ分析／パレート分析からプライオリティをつける
（４）ポジショニング・・・散布図を作成してパーセプションマップを描く
（５）満足度分析・・・ＣＳ・ＥＳ調査の結果を分析して重点課題を絞り込む
（６）価格分析・・・PSM分析で価格設定する・CVP分析で値下げインパクトを検討する
（７）効果測定・・・ファネル分析でミッション・ビジョン浸透の課題を見出す
（８）販売分析・・・レートシェア分析でチャネル別商品別売れ行きを把握する
（９）財務諸表(B/S、P/L)をグラフ化することでビジュアルに課題を抽出する
（１０）Excelを活用した財務分析

５．効果的なグラフで、説得力あるプレゼン資料を作成する
（１）「伝わるパワーポイント」のためのExcelグラフ加工７つのポイント
（２）ビジュアルに気づきを与える法則（ノイズカット・フォーカス）
（３）プレゼン受け手の心理をついた表現法
（４）複合グラフを作成し論点を明確にする
（５）違いを明確に訴求するグラフ作成法
（６）ウォーターフォールを活用して問題点を明確化する
（７）散布図を作成して違いを浮き彫りにする
（８）バブルチャートで課題を評価する
（９）全体を眺望するヒートマップの作成
（１０）レーダーチャートを作成し総合力を評価する