シェアードサービスセンターの進化論

受講対象

企画・人事・経理部門他

講義のねらい

グローバル先進企業で端を発したSSCに習い、日本でもSSCの導入が進んできました。

グローバル企業のSSCは持続的な進化を遂げている一方で、日本企業のSSCは停滞している企業、停滞から脱却しようとする企業等、様々な道を歩んでいる中、グローバル先進企業に匹敵するような成果を得ている企業は見受けられません。

本セミナーでは、単に海外企業を模倣するのではなく、2025年に向けて日本企業が次世代型SSCへ歩みを進めるための道筋を整理した『日本版SSC進化論』を紹介します。

主催団体

本講義は、一般社団法人企業研究会が主催しております。

研修プログラム例

◆第１部『ニューノーマル時代に求められるSSCの役割』

１．先進的なSSCの現在地
(１)先進企業におけるSSC進化の過程・トレンド
(２)先進企業SSCの類型・運営形態
(３)日本企業SSCが先進企業SSCに追従できていない要因

２．ニューノーマル時代における歩むべき道筋概要
(１)ニューノーマルがSSCにもたらす変化
(２)ニューノーマル時代に歩むべき道筋

３．ニューノーマル時代のSSC業務配置・役割論の変化
(１)従来の業務配置に係る方法論紹介
(２)ニューノーマル時代における新たな業務配置の観点
(３)リモート化/デジタル化の加速がもたらす変化
(４)ニューノーマル時代の業務配置・役割論の進化の道筋

デロイトトーマツコンサルティング合同会社
パートナー三上徳朗　氏

◆第２部『日本企業SSCの歩むべき道筋』

１．構造改革によるSSCガバナンスの刷新
(１)SSCにおけるガバナンスの考え方・先進企業の歩み
(２)日本企業SSCにおけるガバナンスの進化の歩み
(３)SSCガバナンスの改革事例紹介
　①SSC構造改革のコンセプト
　②改革前・改革後の姿
　③成功の鍵と事例企業における対応・解決策
　④得られた成果

２．コミットメントを発揮するSSC組織マネジメント改革
(１)ニューノーマル時代のSSC組織マネジメントの方向性
(２)SSCへの収支経営の導入事例紹介
　①改革前・改革後の姿
　②収支経営の設計アプローチ
　③収支経営を前提としたSSC経営管理イメージ
　④収支経営導入による効果・推進スケジュール

３．将来を見据えたSSCサービスの拡大・転換
(１)ニューノーマル時代におけるSSC業務高度化の方向性
(２)センターオフィスモデルの概念紹介
(３)顧客（業務提供先）接点・顧客体験を重視した改革事例紹介
　①SSC提供価値の変遷
　②顧客体験を中心に据えたSSCオペレーションモデル
(４)部門横断によるEnd to End改革の国内事例紹介
　①End to Endを意識した組織再編から着手した改革事例
　②End to Endのプロセス構築から着手した改革事例

４．ニューノーマル時代のSSC人財の協働の在り方
(１)ニューノーマル時代におけるSSC人財の協働の方向性
(２)リモートワークの特徴と生産性維持・向上に向けたKSF（考察）
(３)ニューノーマルな働き方実現に向けた課題マップ
(４)従来の働き方の例・見直し後の働き方の例

デロイトトーマツコンサルティング合同会社　
パートナー福村直哉　氏
シニアマネジャー　佐藤公信　氏
マネジャー　小林雅　氏

◆第３部『総括/全体講評』

デロイトトーマツコンサルティング合同会社　
パートナー　　三上徳朗　氏