新作研修ができるまで-毎月新しい研修を生み出し続けるインソースの秘密にせまります!

第二回 新作研修ができるまで〈問題発見力向上研修編〉

インソースでは、年間180本以上の新作研修が生まれています。新作研修が生まれるひみつとは? 今回は「問題発見力向上研修ができるまで」をお届けします!

はじまりは「報告書」

■経営トップからの要請

本研修は、日本全国に販売所を持つ企業の、販売所所長向けに企画・実施されたものです。

研修ご依頼の背景はこのようなものでした。

毎月、全国の販売所所長には、上層部への「報告書」の提出が義務づけられているそうです。しかし、その「報告書」を見た上層部が「これはまずい」と感じ、研修担当者に研修の企画を要請した、という経緯が研修企画のはじまりでした。

■問題の見えない報告書

報告書には、「販売所における問題を挙げなさい」という質問が必ずあるそうです。上層部が感じた報告書の「まずい」ところは、「問題が見えない」という点でした。

例えば、以下のような記述が目立ったそうです。

【質問項目】販売所における問題を挙げてください。→部下の育成について


「部下の育成について」という回答は、テーマであって問題ではありません。問題を記述するならば、「部下が育たない」などが適当です。

しかし、上層部が求める報告書は、ただ記述を「部下が育たない」に変えるのではなく、「なぜ部下が育たないのか」までを言及する報告書でした。

「販売所の所長には、自ら問題を発見し、原因を追求する力を身につけて欲しい」。この要請を受け、研修のゴールは「問題発見力の向上」に設定されました。

「なぜ?」を繰り返し、真の問題を発見する

■キーワードは「なぜ?」

研修には「なぜ」を繰り返し、問題を発見するワークを取り入れました。

「部下が育たない」という問題を例に見てみましょう。

なぜ、部下が育たないのか?
それは、上司が部下を教育する時間がないから。
なぜ、上司は教育する時間がないのか?
それは、上司自身がプレイヤーとして忙しいから。
なぜ、上司はプレイヤーとして忙しいのか。
それは、上司の抱える業務量が多すぎるから。

「なぜ」を3回繰り返すと、「部下が育たない」という問題から、「上司の抱える業務量が多すぎる」という問題が発見されました。研修ではこの「なぜ」を5回繰り返し、さらに問題を深く追求します。

この研修カリキュラムはあくまで一例です。お客さまの課題・お悩みに応じて柔軟にカスタマイズ可能です。また、研修効果を高め定着化を促進する 「研修呼び覚まシステム」や研修担当者さまの負担を減らし、効率向上を支援する「研修管理サービス」もございます。お気軽にご相談下さい。

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問題発見に特化した研修カリキュラム

できあがったカリキュラムはこちらです。

リアリティのある設定を追及しました!企画と営業が練りに練った、6つの視点から問題を考えるケーススタディ!
非常に具体的な内容になっております。 「なぜ」を繰り返し真の問題を発見するワーク
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営業担当者からひとこと

■営業と企画が共に考え抜いたカリキュラ
 ム

この研修は、お客さまと実際にお話をする営業担当と、テキスト作成を担当する企画部が何度も打ち合わせをし、練りに練って完成した研修です。なぜなら、ほとんどのお客さまは、問題を「発見する」ことよりも、「解決する」ことに主眼を置くため、今回のように、問題を「発見する」ことに特化したい、というご要望は初めてのことでした。

■「自分も使うことができる!」と実感してい
 ただけるケーススタディ

本研修では、ロジカルシンキングで用いる、ものの見方・考え方の手法をワークに多く取り入れました。

最も大切にしたのは、その問題発見の手法を、所長に現場で使っていただくことです。そのために、設定が非常に具体的で、所長の置かれている環境に近い
ケーススタディを作成しました。

自分自身に置き換えることのできるケーススタディを用いることで、
「実際に自分も現場で使うことができる!」と実感していただき、
現場での再現性を高めています。

渾身の新作研修です!




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