このコースでは、クラウドを十分に活用したシステム(=クラウドネイティブなシステム)の設計と運用を行うために必要な基礎知識を習得します。クラウドを利用する目的として「クラウドの性能の上げ下げを自由に行える特性を利用し、利用者からの大量のアクセスが発生した場合でも自由に性能をスケーリングできるシステムを作りたい」といったものや、「迅速にシステムを作成したい」・「利用者を引き付けるための機能追加をシステムやアプリケーションに頻繁に行えるようにしたい」といったものが挙げられます。ただ、これまでのオンプレミスと同じ考え方(=オンプレミスネイティブな考え方)でシステムを設計・運用してしまうと、せっかくクラウドに作成したにもかかわらずそれらを行えない可能性があります。そこで、このコースではクラウドの「スケーラブル」・「迅速なシステムの作成が可能」・「迅速に機能追加が可能」といったメリットを十二分に活用できるシステム(=クラウドネイティブなシステム)を設計・運用するために必要な基礎知識を学習します。オンプレミスのみご経験がある方は、クラウドにシステムを作成する際に当たり前のこととして行う設計手法や技術・知識を習得することができ、ご自身を「クラウドネイティブエンジニア」にアップデートできます。また、クラウドのご経験がある方でも、これまで何となく触れてきた技術が使用されていた理由を体系立てて整理・学習できます。知識習得がメインのコースですが、講師によるデモや個人ワーク・一部の技術を体験できる演習もご用意しており、効率よく知識を習得します。