一定の規模の会社では、必ず定期的に財務監査や会計監査を実施します。これらは、会社の法令コンプライアンスの確認や社内諸規程との整合性の確認、または社内での不正防止のためにも必要な措置となっております。
同様に、未払い残業や名ばかり管理職問題、長時間労働やハラスメント等による労災補償問題等、リスクマネジメントの観点からも労働諸法令のコンプライアンスとして「労務監査」を実施することが絶対的に必要となってまいりました。株式上場のためや所轄関係機関の調査などに対応することも重要ですが、なによりも会社の健全な発展のために、各種の社内ルールと労働実態との乖離は避けたいところであります。労務監査は諸規程などの法令遵守の確認はもとより、実際の労務実態の確認が必要となります。正しい手法を取り入れて会社の健全な発展に寄与する労務監査について勉強します。