【公開講座】企業を強くする与信管理ルールの構築方法

申し訳ございませんが、本コースは開催を終了しております。
お客さまの目的に応じて、他研修をご提案できる可能性がございますので、お気軽にお問合せください。

セミナーの趣旨

＊企業倒産は、バブル崩壊による傷が癒えた金融機関の体力回復に伴う金融システムの安定化、アベノミクスによる景気回復、中小企業金融円滑化法に代表される中小企業への金融円滑化政策の継続により、2000 年前後のピーク時に比べ大分落ち着いている状況にあります。
＊一方で、銀行の債権棚上げ、債権放棄を軸にした私的整理手続スキームの充実から、内容が悪化した企業が所謂『倒産』という形で表面化しないケースも増えており、取引先企業の経営状況の把握が困難になってきているという新たな問題も生じてきています。
＊また、経営者の高齢化に伴う廃業の増加により、2000 年に約485 万社あった国内企業数は、2013 年には約 385 万社と短期間に約 100万社減少しました。2014 年版の『中小企業白書』では、リーマンショック後年平均 3.3%企業が減り続けており、このままのペースが維持されると 20 年後には国内企業数が半減する、つまり 200 万社を割り込むという試算が紹介されており、人口減少を遥かに上回るペースで企業減少が進む可能性が指摘されています。
＊与信管理の目的は、単に焦付きを回避することではなく、『焦付きを回避しつつ安定した売上・利益を確保すること』です。バブル崩壊後の『大倒産時代』は焦付きの回避に重点を置いた与信管理体制・ルールの構築が重要でしたが、前述の通りトレンドが大きく変わりつつあるため、従来のままのルールでは将来的な自社の競争力を大きく下げてしまいかねません。これからは、マーケットの縮小、取引先減少リスクに備えるべく、売上・利益の確保にも重点をおいた事業再生・Ｍ＆Ａの活用等の新しいコンセプトの与信管理体制・ルールが必要となってきます。
＊本セミナーでは、『格付制度』『与信限度額の設定方法』等の与信管理ルールの構築に不可欠な基本事項の解説に加えて、最新の企業倒産動向を押さえた上で、将来に向かって自社の競争力を維持・向上するための実効ある与信管理ルールの構築方法についても実例を交えながら具体的にわかりやすく解説します。
＊与信管理ルールの構築・運用の責任者、実務担当者はもちろんのこと、与信管理ルールは営業戦略や財務戦略にも密接に関連しますので、営業・経営企画・管理担当の役員にとっても有用な内容となっております。上場企業の経営者でもある講師が経営視点でのポイントも解説しますので、奮ってご参加ください。

受講対象者

与信管理に携わる営業部門、管理部門の役員・管理職・実務担当者

主催団体

本コースは、株式会社プロネクサスが主催しております。

講義内容

Ⅰ．最新企業倒産動向
- 1．企業倒産の長期トレンド
- 2．企業倒産の短期トレンド（政治・経済政策、市場動向等の影響）
- 3．将来展望（企業減少社会の到来）
Ⅱ．与信管理ルールの設定＆運用のポイント
- 1．成功の鍵（留意点）
- 2．ルールに盛り込むべき内容）
Ⅲ．格付制度
- 1．格付制度導入の目的
- 2．留意点
- 3．外部情報の利用
- 4．社内情報の利用
- 5．管理格付
- 6．格付制度の構築例
Ⅳ．与信限度額
- 1．与信限度額とは
- 2．与信限度額の算出方法
- 3．限度額の種類
Ⅴ．与信管理ルールの構築・運用
- 1．取引先分布の分析
- 2．与信管理ルールの決定
- 3．与信管理規程の作成
- 4．与信限度額の運用（与信限度申請書）
- 5．営業・財務戦略と与信管理ルール
- 6. 新しい与信管理の仕組み（与信管理 2.0）
質疑応答、意見交換
※電卓を使用しますのでご持参ください

お申込みに際してご留意いただきたいこと

・必ずご視聴されるご本人様のメールアドレスでお申込みいただきますようお願いいたします。（お申込みいただくメールアドレスがご視聴いただくIDとなります。）
・お申込み１名様に対して、１IDを提供させていただいております。なお、講師の著作権保護の観点から、共有IDの利用や上映会等での利用など、お申込者以外の方のご利用はお断りしております。
・講師との契約により、視聴期間の延長及び終了後のテキスト提供はお受けできませんので予めご了承願います。
・反社会的勢力と判明した場合には、セミナーへのご参加をお断りいたします。
・お申込みに際してご留意いただきたいこと・趣旨等を考慮のうえ、講師と同業の方などセミナーへのご参加をご遠慮いただく場合がございます。
・台風等の天災事変やその他諸事情により、セミナーを中止・延期する場合がございますので予めご了承ください。

お申込み後のキャンセルにつきましてはこちらをご覧ください

【事前に必ずご確認の上お申込みください】
＊事前のお席の確保などのご対応致しかねます。
＊お申込み内容は、翌営業日以降に確定いたします。
＊お申込み後、満席などでご受講できない場合がございますので、あらかじめご了承ください。満席の場合は、別途ご連絡申し上げます。
＊Webゼミをお申込みの場合は、視聴に際しての注意事項をご確認ください。
　Webゼミとは：配信期間中に何回でも受講ができる講義動画です。
＊視聴URL等のＷｅｂゼミ視聴に必要な情報は、視聴期間開始日前日に主催より送付されます。

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講師

菅野健一氏：一般社団法人与信管理協会参与、リスクモンスター株式会社（東証２部：3768）取締役ｆｏｕｎｄｅｒ　同志社大学・白鴎大学講師: 1993 年日商岩井株式会社（現、双日株式会社）に入社。審査部に配属、国内与信を担当。1996 年より米国日商岩井審査部（ニューヨーク）に異動。その後本社審査部にて国内・海外案件審査、投融資案件審査、債権回収実務、訴訟実務等に従事。2000 年社内ベンチャー事業としてインターネットを利用した与信管理アウトソーシング・サービス事業を企画・立案。同年 9 月リスクモンスター（株）設立と同時に経営企画、データ工場、総務人事担当取締役に就任、2004 年 2 月専務取締役に就任、同年 6 月代表取締役社長に就任、2005 年 3 月リスクモンスター㈱・大証ヘラクレス上場、2013 年 4 月代表取締役会長、2015 年６月取締役会長に就任。2018 年 6 月取締役ｆｏｕｎｄｅｒに就任。2010 年 ACM-J 日本与信管理協会設立、会長に就任。2013 年 4 月 ACM-J 日本与信管理協会を一般社団法人与信管理協会に改組、専務理事に就任。同志社大学、白鴎大学の非常勤講師を務める他、リスクモンスターのユーザー企業向セミナーや商工会議所、金融機関主催のセミナー等講演多数。日本 CFO 協会・グループ取引先管理部会・座長。経済同友会・日本金融学会所属。

（共箸）『与信管理入門～実務に活かせる50 のポイント～』（金融財政事情研究会）『起業ナビゲーター』（東洋経済新報社）

～リスクモンスター株式会社の著書～
『リスクはじきに目を覚ます～「内部統制」時代の与信管理～』（ダイヤモンド社）
『与信管理論』、『事例にみる信用取引トラブル解決集』（商事法務）