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「求められる『役割』を考える」~新任スーパーバイザーに贈るアドバイスその1

目次

「スーパーバイザーの役割」と「現在の自分」を整理することが大事

SV(スーパーバイザー)になりたてのときは、「ちゃんと役目が果たせるか?」と不安を持つのは当然です。逆に言えば「SVとしてどうしたら周囲に貢献できるのか?」という気持ちを持っていることのあらわれなので、良いことです。

この不安の解消のためには、「SVの役割」と「現在の自分」を整理することが第一歩です。以下の3つを試してみましょう。

1. センター長、オペレーターがSVに求めるものを整理する

SVとして最初にやるべきこととして、以下の3つのポイントを列挙してみることをお勧めします。客観的、具体的に出すことが大切です。

「自分ができるかどうか」の前に
(1) あなたのチームのオペレーターはどんなSVを望んでいるか
(2) 一方、センター長は何をSVに期待しているのか
(3) SVとしてやってはいけないことは何か

そうすると、自分が目指すSV像が整理されるため、すっきりするはずです。

2. 頭の中だけで考えるのではなく、言葉・文字にする

物事をはっきりさせるときは頭の中で考えるだけでなく、言葉、活字にするのがポイントです。メモで十分ですから、上記の3つのポイントをどんな細かいことでも気にせず、どんどん挙げてみましょう。さらには他のSVにも意見を訊いてみると良いでしょう。そうすると「求められる姿」のリアリティが増すはずです。

また、それらを進めるうえで、あらかじめ「やってはいけない」ことを想定しておくと失敗の確率が下がります。

3. 自分が今、できること・できないことを明確にする

そのようにして挙げたことをさらに整理してみると、多少の表現は違っても、大きく3つに分けられるのではないでしょうか?

(1)業務遂行・管理における役割
~数値・管理・安全・確実・スケジュール感のある業務プロセスを遂行する

(2)教育・指導者としての役割
~スタッフの能力を高め、組織のパフォーマンス向上に貢献する

(3)プレーヤーとしての役割
~ピーク時や、深い業務知識を要するケース等に、自ら率先して顧客と対応する

もちろんその中で「今、自分ができること・できないこと」が混在していても良いのです。100%完全なSVはいません。最初は完璧を求めず、「自分が得意なこと」や「できること」、その逆の「苦手なこと」「できないこと」を明確するようにしましょう。

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