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知らぬ間に加害者・被害者にならないために~パワハラ・セクハラ・マタハラ...職場で注意すべき10のハラスメント

「ハラスメント」という言葉を耳にする機会は増えましたが、その意味を正しく理解できているでしょうか。実は曖昧なままにしてしまうと、知らぬ間に加害者になってしまうこともあれば、逆に被害者として深刻なトラブルに巻き込まれることもあります。大切なのは、一人ひとりが正しい知識を持ち、適切に行動できるようにすることです。

知っておきたい10のハラスメント

「〇〇ハラ」という略称で呼ばれることの多いハラスメント。なんとなく聞いたこともあり、知っているつもりになっていても、案外その意味を正しく理解している人は多くありません。代表的なものを整理してみましょう。

  1. パワハラ(パワーハラスメント)
    職場での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて身体的・精神的な苦痛を与える行為
  2. セクハラ(セクシュアルハラスメント)
    性的な言動による嫌がらせ
  3. セカハラ(セカンドハラスメント)
    ハラスメント被害者に対し「気にしすぎ」「我慢しろ」などの対応をする二次被害
  4. モラハラ(モラルハラスメント)
    精神的な攻撃・言葉や態度で相手を追い詰めること
  5. アルハラ(アルコールハラスメント)
    飲酒の強要や一気飲みの強制など、アルコールに関わる強要行為
  6. 逆パワハラ(逆パワーハラスメント)
    部下から上司への、無視や業務妨害などを含むパワハラ行為
  7. ハラハラ(ハラスメント・ハラスメント)
    何でも「ハラスメントだ」と過剰に主張する嫌がらせ
  8. マタハラ・パタハラ・ケアハラ(マタニティハラスメント・パタニティハラスメント・ケアハラスメント)
    妊娠中の人や育児中の人、また、介護をしている人に対する嫌がらせ
  9. ロジハラ(ロジカルハラスメント)
    発言の矛盾点を何度も指摘したり、正論で相手を追い詰めたりするなどの行為
  10. エイハラ(エイジハラスメント)
    年齢を理由とした差別や嫌がらせ

まずはこれらのハラスメントについて正しく理解し、知識を身につけることが「加害者にも被害者にもならない」ための第一歩になります。

ハラスメントかもしれない場面に直面したときの対応

こうした知識を踏まえて大切なのは、実際にハラスメントかもしれない場面に直面したときの対応です。被害を深刻化させないために、早い段階での行動が求められます。

ハラスメントかも?と感じたら~我慢せずに相談する

何よりも、一人で抱え込まないことが大切です。「自分が気にしすぎているだけかもしれない...」「相手にも悪気があるわけではないだろう...」と考え、我慢していませんか。気軽に相談することは悪いことではありません。グレーな段階の時点で相談しておくことで、大きな問題になるのを防ぐことができるのです。相談してみたら、「思ったよりもすんなりと解決した」というケースも少なくありません。

ハラスメントの相談を受けたら~寄り添い、公平かつ慎重に

相談を受けた際は、次の2つのポイントを意識しましょう。

  • 被害者の気持ちに寄り添うこと
  • 公平かつ中立な立場で話を聞き、事実関係を確認すること

絶対にやってはいけないのが、「大したことではない」「気にしすぎでは?」といった対応をすることです。このような対応は、被害者にさらなる精神的ダメージを与えてしまい、セカンドハラスメントにもなりかねない、危険な対応です。

暴言や行為の具体的な状況については、被害者からヒアリングして、しっかりと記録することが大切です。特に、近年重視されているカスタマーハラスメントにおいては、万が一裁判になった際の証拠にもなります。

ハラスメントは組織の持続的成長に直結する重要課題

多様化するハラスメント問題への対策は、単なるリスク管理を超えて、組織の持続的成長に直結する重要な課題です。全従業員に向けて教育を続けることで、職場の誰も加害者にも被害者にもさせないより良い職場環境の実現を目指していきましょう。

ハラスメント防止研修~被害者にも加害者にもならないために

現代の多様化するハラスメント問題について包括的に学び、被害者にも加害者にもならないための実践的な知識とスキルを習得していただきます。

単なる知識の習得にとどまらず、日常の職場での実践を通じて健全な職場環境を築いていくための具体的な行動指針を提供する内容となっています。

よくあるお悩み・ニーズ

  • 何気ない言動がハラスメントになってしまわないか心配
  • 多様化するハラスメントの種類や判断基準がわからない
  • 部下や同僚とのコミュニケーションで距離感に悩んでいる
  • 相談を受けた際の適切な対応方法を知りたい

本研修の目標

  • ハラスメントの定義と多様化する種類を理解する
  • パワハラ・セクハラの判断基準と具体例を学ぶ
  • 二次被害やカスハラなど現代的なハラスメント問題を知る
  • 相手目線に立ったコミュニケーションの重要性を認識する

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全従業員に効果的な教育をするために~インソースの動画サービス

毎年繰り返し実施するハラスメント教育やコンプライアンス教育などには、インソースの動画教材(eラーニング)がおすすめです。以下3つのご納品方法でご提供しております。

  • 動画データ 買い切りプラン
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セットでおすすめの研修・サービス

ハラスメント防止講座~基礎から学ぶパワハラ・セクハラ

労働人口が減少する中で、組織は選ばれる立場になっています。ハラスメントが恒常化している企業に人材は集まりませんし、ハラスメントが起こったという事例はSNSなどによって瞬く間に広がり、信頼は簡単に損なわれます。

まずは自身がハラスメントの加害者にならないこと・周囲に発生の傾向が見られたら速やかに是正へと導く行動をとることへの意識を高めます。

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ケースで学ぶハラスメント防止講座

上司による指導とパワハラの境界線、職場での適切なコミュニケーションの在り方、育児・介護に関する配慮の必要性など、日常的に直面する場面での具体的な判断基準を提供します。

また、ハラスメントを受けた際の具体的な対処方法や、ハラスメントを生まない職場づくりのポイントについても実践的に学べます。

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カスタマーハラスメント防止講座

本講座では顧客から従業員に対するハラスメントであるカスタマーハラスメント(カスハラ)について、事例や演習を用いながら具体的な対策を解説します。

個人として行える対応だけではなく組織としてどのような対応が必要なのかについて学ぶことができます。

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【弁護士監修・ドラマで学ぶシリーズ】職場におけるさまざまなハラスメント(テスト付き)

(あらすじ)現代のハラスメントについて熱心に勉強している神谷さんと、その上司にあたる関口さん。ある日、仕事に対する関口さんの指摘を不快に感じた神谷さんは、「ハラスメントですよ!」と厳しく指摘する。 果たして、関口さんの言動はいずれかのハラスメントに該当しているのだろうか。

職場で起こりうる多様な「ハラスメント」の種類と定義、その対応方法や実際の裁判例について、短時間で楽しく学んでいただきます。

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