
インソースの2024年サステナビリティと成長方針
サステナビリティに関する最新の外部評価について教えてください
ガバナンス施策に力を入れ、MSCI ESGレーティングにおいて、2025年4月に最高評価の「AAA」を獲得しました
これまで、当社グループは業界平均と対比して、特にガバナンス項目が課題でした。そのため、24年9月期にはガバナンス施策に力を入れました。例えば、7月に「腐敗防止基本方針」を策定し、開示しましたが、今回のレーティングではその内容と監視体制が評価されスコア向上に寄与しています。全体のスコアは向上しましたが、取り組むべき課題が残っていますので、引き続き、着実に取り組みを進めてまいります。
サステナビリティに対する考え方を教えてください
ESG+P経営を掲げ、社会的価値をご提供する事業や取り組みを拡大させながら、持続的な業績(Performance)向上を実現いたします
当社グループは、経営理念である『あらゆる人が「働く楽しさ・喜び」を実感できる社会をつくる』に基づき、事業を通じて、働く人に関わる社会課題の解決に取り組んでおります。また、ESG+P(業績・Performance)経営を掲げ、サステナビリティへの取り組みを拡大させながら、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を目指しています。
行動指針としては、「企業活動を通じて、社会・環境に貢献する」「すべてのステークホルダーとの共創をめざす」「健全で透明なガバナンス体制のもと、企業活動を進める」3つを掲げています。

24年9月期に実施した取り組みを教えてください
環境(E)とガバナンス(G)に関して重点的に取り組みました
環境(E)については、4月にインソース御茶ノ水スタジオ、9月にインソース日暮里ビルを再生可能エネルギー100%のプランに切り替え、自社ビル全6拠点で再生エネルギーの導入が完了しました。これにより、全電気利用量に占める再生可能エネルギー比率は約40%となりました。ガバナンス(G)では、「腐敗防止基本方針」と「コンプライアンス行動規範」を制定、開示しました。9月には、腐敗防止に関するeラーニング視聴とテストを実施し、受講率は100%でした。
25年9月期の重点施策について教えてください
ガバナンス(G)と社会(S)に重点を置き、施策を進めます
ガバナンス(G)と社会(S)での対応強化が重要だと考えています。ガバナンス面では、まず、当社グループのコンプライアンス方針を提携先を含めたサプライヤーへ周知します。また、「インソースグループ行動規範」の策定や倫理問題の監督、社員教育などについてもサステナビリティ委員会で議論を進めます。
社会(S)については、人権デューディリジェンスの実施とリスクに対する対策、従業員の教育を継続します。当社グループはプライム市場企業として、社会課題への積極対応という面だけではなく、中長期的な企業価値向上のため、引き続き、ESG+P経営を推進していきます。
サステナビリティ推進体制について教えてください
サステナビリティ委員会を設置し、各グループ会社・事業部と連携しながら、各取り組みの企画・実行に努めています
サステナビリティ委員会では、取締役執行役員常務が委員長を務め、機動力をもってESG視点での経営を推進し、サステナビリティ全体のリスク管理、戦略の推進に対し責任を負っています。サステナビリティに関するリスクは、代表取締役執行役員社長を委員長とするリスク・コンプライアンス委員会に連携し、年に1回以上、当社グループ全体のリスクマネジメントのプロセスに統合して評価し、一元的に管理を行い、その内容は取締役会に報告されています。

今後の目標と戦略を教えてください
事業を通じた社会課題の解決と ESG+P経営をより推進すべく、国際基準に基づいた8項目のマテリアリティを定めています
当社グループは、ESG+P(業績・Performance)経営の具体的な指標として、事業を通じた社会課題解決とESGに関する8項目をマテリアリティとして定めました。策定にあたってはGRIガイドライン、SASB(米国サステナビリティ会計基準評議会)などの国際基準・ESGガイドラインの項目をもとに、社会課題やステークホルダーの要請事項から抽出しました。「持続可能な開発目標(SDGs)」達成にも寄与するとともに、グループ全体として、2030年に向け、長期目標を設定し、これらの達成に向けて取り組んでまいります。8項目のマテリアリティと長期目標は下記をご覧ください。

(2024年統合報告書より)




