
インソースの2024年コーポレートガバナンス
当社は、コーポレートガバナンスについても、国内の他社に先駆けて徹底的に実践してまいります。現在海外投資家の株保有比率は約20%(24年9月末時点)であり、サステナビリティ、ESGに関し海外基準での多くのご意見、ご指摘をいただいています。当社内でも議論を重ね、社内の状況を整備しています。
また、当社の現在進行形のガバナンス強化のプロセスは、事業として国内企業の課題解決にも貢献でき、株式市場における日本企業の力を高めることにつながると考えています。
そのため、コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方にもとづき、今後も➀スピーディな意思決定と業務執行を行うための経営体制の効率化、➁社会と調和した健全な倫理観にもとづく企業活動を行うことを目的としたコーポレート・ガバナンス体制の構築、➂取締役会の活性化と取締役に対する実効性の高い監督を行う最適な経営管理体制の構築に取組んでまいります。
詳しくは「コーポレート・ガバナンスの基本的な考え方」、「コーポレート・ガバナンス報告書」をご覧ください。
コーポレート・ガバナンス体制(24年12月末時点)

コーポレート・ガバナンスの状況(24年12月末時点)
| 議長・委員長 | 構成 | (参考)2017年時点総人員数(女性人数) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総員 | 社内取締役 | 独立社外 取締役 |
監査役 | うち女性 | |||
| 取締役会 | 代表取締役執行役員社長 舟橋孝之 |
8 | 5 | 3 | 4 ※総員に 含まない |
2 ※監査役を 含まない |
6(1) |
| 経営会議 | 代表取締役執行役員社長 舟橋孝之 |
66 | 5 | - | - | 13 | 28(4) |
| 指名報酬委員会 | 独立社外取締役 藤岡秀則 |
4 | 1 | 3 | - | 2 | - |
| サステナビリティ委員会 | 取締役執行役員常務 川端久美子 |
10 | 1 | - | 1 | 3 | - |
| リスク・コンプライアンス委員会 | 代表取締役執行役員社長 舟橋孝之 |
24 | 5 | 3 | 4 | 4 | 13(2) |
コーポレートガバナンス体制における機能(人数は24年12月末時点)
| 名称 | 人数 | 概要 | 24年9月期 開催回数 |
|---|---|---|---|
| 取締役会 |
|
経営上の意思決定機関として、取締役会規程、職務権限規程に基づき重要事項を決議し、社外取締役は社外の第三者の視点で取締役会への助言及び監督を行っています。毎月の定例取締役会のほか、必要に応じて臨時取締役会を開催しています。 | 回数:17回 出席率: 取締役100% 監査役100% |
| 監査役会 |
|
監査役会は、毎月1回定例監査役会のほか、必要に応じて臨時監査役会を開催し、監査実施状況、監査結果などの検討、監査役相互の情報共有をはかっています。重要な会議への出席や関係者からの報告収受など法律上の権限行使、支社等拠点への往査など実効性のあるモニタリングに取組んでいます。 | 回数:15回 監査役出席率: 100% |
| 指名報酬委員会 |
|
取締役会の諮問機関である同委員会は、客観的かつ公正な視点から、当社およびグループ会社の取締役、執行役員などの選解任、報酬とサクセッションプランについて審議・答申する役割を担っています。 | 回数:8回 委員出席率: 96.9% |
| リスク・コンプライアンス委員会 |
|
リスク管理およびコンプライアンス推進のために、代表取締役を委員長とし、取締役、監査役及び委員長が指名した者で実施しています。 | 回数:4回 委員出席率: 100% |
| サステナビリティ委員会 |
|
サステナビリティをさらに推進し、社会・地球環境へ貢献するとともに、中長期的な企業価値向上に繋げていくことを目的に四半期に1回開催しています。サステナビリティに関する活動テーマの選定・目標設定や、委員会配下の部門横断チームである「タスクフォース」の進捗確認、サステナビリティに関する情報開示の促進に取組みます。 | 回数:4回 委員出席率: 100% |
| 健康経営推進 委員会 |
|
従業員の心身の健康の維持向上のため、グループ人事総務部に属する健康推進担当が中心となり、安全衛生委員会や産業医などと連携し健康推進に関する活動テーマの選定・目標設定や個別の活動の進捗確認、健康経営に関する情報開示の促進に取り組みます。 | 回数:4回 委員出席率: 100% |
| 内部監査室 |
|
代表取締役の管轄下にある内部監査室が毎期内部監査計画を作成し、その内部監査計画に従って、業務監査を実施しています。結果は内部監査実施後、速やかに代表取締役へ報告しています。 | ― |
取締役会の実効性評価
取締役会はさまざまな知識、経験、能力を有する者により構成し全体のバランスを考慮するとともに、適切な多様性と規模を確保するよう努めています。また、取締役会の機能向上を目的として、毎年1回、すべての取締役および監査役に対し、取締役会の実効性に関するアンケートを実施しています。
24年9月期は、従来から評価の高かった「財務諸表のみならず非財務情報(月次KPI等)など、利用者にとって付加価値が高い情報の適時かつ正確な開示」に加え、「取締役会等の果たすべき役割・責務」や「機関投資家等の株主との対話を促進するための体制整備及び取組み」で高評価が得られました。一方、「個人株主に対する取り組み」、「取締役会における特に重要なテーマ(経営戦略、ガバナンス体制、リスク等)についての十分な議論」、「取締役会の人員の知識・経験・能力の構成」に課題が見られました。
| 22年9月期 | 23年9月期 | 24年9月期 |
|---|---|---|
<課題>
|
<課題>
|
<課題>
|
<上記課題への対応>
|
<上記課題への対応>
|
<上記課題への対応> ※重点的に取り組むもの
|
サクセッションプランについて
当社は2022年10月に、役員の任期を決定しました。それに伴い、次の代表取締役および経営層へのサクセッションを万全なものとすべく、社外取締役率いる指名報酬委員会のもと、サクセッションプランの枠組みを審議し、進めています。
積極的な分社化による経営人材の創出
「社会の状況に合わせて変化し続けることで成長を続ける」ことを大切にする当社は、次期経営者についても固定観念を持つことなく、多面的に検討を進めています。役員の任期を明確にしたうえで、グループ全体の執行役員を30代後半~40代前半を中心に増員し、タフなアサインメントを行っていく方針で、グループ会社を積極的に増やしていきます。分社化により、後継者候補および次世代経営層候補者に、経営に対する知識とハードな経験、そして覚悟を持たせることをねらいとしています。
「全員社長」をキーワードに経営判断に資する教育
次世代経営層のプール人材に対しては、「全員社長」をキーワードに教育を行っています。24年9月期には、グループ会社を新たに2社設立しました。また、インソース本体の執行役員および、グループ会社の取締役や執行役員が9名、新任で選任されました。新任役員メンバーは、インソース本体およびグループ会社で経営経験を積んでいます。当社公開講座「名著から学ぶ経営戦略シリーズ」の受講も続けています。また、社内人材育成と並行して、5年後を目途に、社外の適任者についても調査を続けています。
■24年9月期 サクセッションプランに関する指名報酬委員会の主な審議事項や活動内容
| 役員選解任に関する審議 | インソース執行役員およびグループ会社の取締役・執行役員を9名新任で選出。候補者の経歴や資質、期待役割について審議 |
|---|---|
| 執行役員要件の明確化に関する審議 | 執行役員の役割要件の明確化や報酬テーブルに関する審議・改善 |
| 社外取締役との意見交換会の運営に関する審議 | 23年9月期から実施している、社外取締役と事業部門責任者との意見交換会について、25年9月期以降により効果的なものとするための進め方の審議 |
当社次世代経営層も受講中~公開講座「名著から学ぶ経営戦略シリーズ」
「名著からの学び」は経営スキルを強化し、新しい事業や仕組みを作りだす力につながる
名著と呼ばれる書籍には、経営者・経営幹部が知っておくべき、過去の事例や経営理論が数多く詰まっています。これらの事例や経営者の想いを読み解くことで、先人たちの強力なリーダーシップや課題解決力を学ぶことができます。そして、さらに自組織のケースに置き換えて検討・熟考をすることで、通常は経営者になるまで蓄積することのできない、非常に有益な経験を積むことができます。
対象とする方
- 経営幹部、幹部候補の方
- 組織の中核人財、経営者候補の方
- 管理職など、これから組織でさらに活躍されていく方
■現在開催中の「名著から学ぶ経営戦略シリーズ」と使用書籍
| 使用書籍 | 未来志向 戦略思考 |
使命感リーダーシップ | ビジョン構築力構想力 | 生産性向上 問題解決 |
|---|---|---|---|---|
| 『新版企業戦略論 上・中・下』 ジェイB.バーニー/ウィリアムS.ヘスタリー(ダイヤモンド社) |
◎ | ○ | ○ | △ |
| 『トヨタ生産方式 ~脱規模の経営をめざして』 大野耐一(ダイヤモンド社) |
△ | ◎ | ○ | ◎ |
| 『真実の瞬間 ~SASのサービス戦略はなぜ成功したか』 ヤン・カールソン(著)、堤猶二(訳)(ダイヤモンド社) |
△ | ◎ | ◎ | ○ |
取締役の報酬
当社の取締役報酬の決定には、取締役会決議に基づき代表取締役がその具体的内容について委任を受けるものとし、その権限の内容は、各取締役の基本報酬の額及び業績連動報酬などの額、非金銭報酬の額としています。取締役の報酬額について客観性と透明性を担保するため、22年9月期より設置した指名報酬委員会において、取締役会からの諮問を受け、その妥当性を審議しています。なお指名報酬委員会は、委員長および委員の過半数が独立社外取締役で構成されています。
基本方針
- 企業価値の持続的な向上を図るインセンティブとして十分に機能するよう会社業績と連動した報酬体系とすること
- 各取締役の役割及び職責を踏まえた適正な報酬水準とすること
指名報酬委員会構成

取締役及び監査役の報酬限度額
- 取締役の報酬限度額は、年額200百万円以内(うち社外取締役分20百万円以内)
- 取締役(社外取締役を除く)に対する譲渡制限株式報酬の金銭報酬債権総額は、上記枠の範囲内で、年額40百万円以内
- 監査役の報酬限度額は、年額30百万円以内
報酬構成と支給対象
- 固定報酬である「基本報酬」、業績連動報酬としての「賞与」、および非金銭報酬である「株式報酬」の3つで構成
- 取締役には、基本報酬、賞与および株式報酬を支給
- 監督機能を担う社外取締役には、その職務に鑑み基本報酬を支給
報酬構成比率
| 役位 | 基本報酬 | 賞与 | 株式報酬 |
|---|---|---|---|
| 代表取締役 | 30% | 50% | 20% |
| 取締役 (社外取締役を除く) |
60-70% | 20-30% | 10% |
| 社外取締役 | 100% | - | - |
| (参考)執行役員・ 子会社代表取締役 |
60-80% | 15-35% | 5% |
※事業年度ごとの業績向上に対する意識を高めるため業績指標(KPI)を100%達成の場合
24年9月期 役員報酬に関する指名報酬委員会の主な審議事項や活動内容
| 上期・下期の役員評価と賞与額の決定プロセス審議 | 業績連動報酬である賞与について、各役員の自己評価と上長評価、および最終評価と支給額の決定プロセスについて、透明性と公平性が担保されていることを確認 |
|---|---|
| 役員評価のプロセス改善に関する審議 | 役員評価における評価ランクや、中長期の業績向上に向けた活動の評価のつけ方について審議・改善 |
(2024年統合報告書より)




