インソース グループコンテンツ開発本部

ChatGPTはアイデア出しの優秀なパートナー!~上手く使いこなすコツとは?

アイデア出しにChatGPT、使っていますか?

ChatGPTをアイデア出しに活用すること自体は、すでに多くの方が実践していると思います。ChatGPTは、発想の壁にぶつかったときに頼れるパートナーであり、短時間で多様な視点を提供し、考えを広げる助けになります。

特に新しい企画を考える時や商品開発・マーケティング・業務改善・リスクの洗い出しなどの場面で活用される方が多いです。

一方でよくこのようなお悩みが聞かれます。

  • アイデア出しにChatGPTを活用しているが、精度の高い回答が得られない
  • 自分の意図したアイデアを出してもらうのが難しい
  • たくさんアイデアを出してくれるのはよいが、アイデアの取捨選択が難しい

アイデア出しにフル活用するための2つのポイント

このようなお悩みを解消するには以下の2点をおさえることが重要です。

①質の高いアイデアを引き出すプロンプトを理解する

ChatGPTから「質の高いアイデア」を引き出したいなら、まずは質問の仕方を工夫しましょう。

前提条件を定めてあげる

たとえば、「業績不振の会社を立て直したいが、どうすればよいか」と質問するとします。質問者の立場は現場の一般社員であるにもかかわらず、「新市場の開拓」など、経営者層目線の一般社員には困難な解決案を出されてしまうこともあります。「自分はどういう立場なのか」「どういう状況なのか」などの前提条件を定めることで、意図したアイデアに近い回答が出てきます。

回答の形式を指示する

箇条書きや表形式など、質問者がどのような形式の回答を期待しているのかを共有することで、アイデアがわかりやすく出力されます。

魔法の呪文を活用する

魔法の呪文とは、質問を投げかけるうえで、有効なキーワードのことです。これらを活用することで、意図を明確に伝えることができるようになります。

魔法の呪文 効果
「小学生・初心者でもわかるように」 難解な内容でもかみ砕いて説明してくれる
「○○のプロ目線で」 回答のレベルを引き上げることができる
「あなたは○○です」 役割を与えることで回答の方向が定まり、精度が上がる
「Step by Stepで説明してください」 論理的な誤りが少なくなる
「こんにちは!」 回答量が上がる
「最高の○○をしてください」 回答のレベルを引き上げることができる
「もっと教えてください」 さらに回答を促すことができる
「表形式でおしえてください」 回答を表形式で出力する
「箇条書きで〇個出してください」 回答を箇条書きで出力する

②アイデアの発散・収束のフレームワークにChatGPTを活用する

アイデアの発散・収束における有名なフレームワークとして、以下のものが挙げられます。

<アイデアの発散>

  • ブレインストーミング~大量のアイデアを出す
  • 連想~埋もれてしまったアイデアの元を掘り出す
  • オズボーンのチェックリスト~9つの視点からアイデアを広げる
  • 改善法~現状の不満・要望からアイデアを出す

<アイデアの収束>

  • KJ法~アイデアを構造化する
  • SUCCESs~6つの切り口でアイデアを磨く
  • シックスハット法~立場を変えてアイデアを評価する

これらのフレームワークに当てはめてChatGPTに考えてもらうことで、より精度の高いアイデア出しにつなげることができます。

インソースでは、このようなChatGPTを活用した発想の仕方について、実践も交えながら学ぶことのできる研修をご用意しております。新商品開発職や企画職など、発想力が求められる方や問題解決や業務改善などにおいて、アイデア出しが求められる方におすすめです。

(半日研修)ChatGPTを活用した発想力強化研修

本研修では、ChatGPTを活用したアイデア発想術を学びます。質の高いアイデアを引き出すためのプロンプト(指示文)を理解し、的確な質問ができるようになることを目指します。また、アイデアを発散・収束するうえで有効なフレームワークをどのようにChatGPTと組み合わせて活用できるか、実例をもとにご紹介していきます。

本研修の目標

  • 質の高いアイデアを引き出すプロンプトを理解する
  • アイデアの発散・収束のフレームワークにChatGPTを活用できるようになる

>公開講座の詳細はこちら

>講師派遣型研修の詳細はこちら

セットでおすすめの研修・サービス

ラテラルシンキング研修~新たな発想を生み出す力を養う

ラテラルシンキングの考え方を学ぶとともに、実際にラテラルシンキングを用いて、新しい発想やアイデアを生み出すワーク・演習に取り組みます。

ロジカルシンキングやクリティカルシンキングとは異なる、柔軟なものの考え方を鍛える研修です。ラテラルシンキングに関する方法論の講義を受けた後、実際にフレームワークを使いながら習得していきます。

5つの発想法、オズボーンのチェックリスト、連想的な発想法など、さまざまな発想法を身につけます。

>公開講座の詳細はこちら

(半日研修)ChatGPTのはじめ方研修~触って学び、明日の業務を効率化する

ChatGPTのアカウント作成から、すぐに業務への活用ができる使い方まで、半日で体験する研修です。

様々な活用方法が世界中で議論されているChatGPTですが、まずは日常業務をよく知る現場のビジネスパーソンの方こそ、ChatGPTを使いこなすことですぐに成果につなげることができます。対話型のAIから期待を超える回答を引き出すには、コツや技術が必要であり、その技術は日々模索されています。

本研修では、様々なケースを想定して質問を投げかけます。使い慣れれることで、業務への活用を具体的にイメージしていただけます。

>公開講座の詳細はこちら

デザイン思考を活用した事業アイデア発想力強化ワークショップ

デザイン思考の考え方を業務の実践に落とし込み、事業アイデアの発想の方法を学びます。仮のペルソナを対象に、カスタマージャーニーマップを作るグループワークを通じて、ペルソナの立場にたって課題・ニーズの深掘りを行っていきます。

考えた課題を元に、ブレイン・ライティング、アイデアシート、ペア・ブレストなどの手法を用いて事業アイデアの発想の練習をすることで、デザイン思考の共感・定義・発想の3つのステップを体感します。

>公開講座の詳細はこちら

DXリテラシーアセスメント

DXリテラシーアセスメントは「デジタルスキル標準(DXリテラシー標準)」に準拠したサービスです。「DXマインド・スタンス」と「DXリテラシー」という観点で採点します。

組織内人材のDXスキルを客観的に評価し、伸ばすべき領域を可視化します。

>サービスの詳細はこちら

関連記事

当サイトでは、サイトの利便性向上のため、クッキーを利⽤しています。
サイトのクッキーの使⽤に関しては、「クッキーの管理方法について」をご覧ください。

同意します