株式会社インソースコンサルティング

組織や社会の未来を信じて任せられる人材を育てる~経営幹部・次世代リーダー育成プログラム

経営幹部に求められるのは、組織の未来を設計する力

経営幹部に求められる役割は、現場の管理にとどまらず、未来の組織と社会を形づくることにあります。管理職・マネージャーに必要なのは、「人・モノ・カネ」を中心とした現場運営のためのマネジメントスキルです。

一方で経営幹部には、それに加えて、社会的な価値を創出し、未来を切り拓く経営スキルが求められます。これは単なる管理・マネジメントではなく、組織をどの方向へ導くのか、どんな価値を社会に提供していくのかを描き、実行する力であり、社会的な責任を伴います。

  • 経営幹部に求められる代表的なスキル(未来・社会中心
    経営幹部に必要なスキルは、スケールの大きさと社会的責任の重さが特徴です。組織の未来を設計し、外部環境や社会変化を見据えて意思決定を行う、中~長期的な視点が求められます。
  • 管理職・マネージャー求められる代表的なスキル(現場中心
    管理職に求められるのは、主に「現場を円滑に動かす力」です。人材育成や業務改善を通じて、組織の成果を安定的に上げる短~中期的な視点が中心となります。

求められるスキルの比較(管理職 vs 経営幹部)

視点 管理職・マネージャー(現場中心) 経営幹部(未来・社会中心)
時間軸 短~中期(現場成果) 中~長期(未来構想)
主な役割 現場の安定運営 組織の方向性を描き、社会的価値を創出
代表スキル 部下育成力/コミュニケーション力/プロジェクトマネジメントスキル/ 問題解決力・業務改善力/財務・ファイナンス知識/労務・法務知識/リスクマネジメント 未来志向・先見性/使命感・リーダーシップ/高い人間関係構築力/ビジョン構築力・構想力/戦略的思考力/柔軟性・強烈に学び続ける力/行動力・判断力・決断力
責任範囲 部署・チーム内の成果 全社・社会に対する責任

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経営幹部こそ、広範な学びと実践・行動の繰り返しが不可欠

もし、経営戦略の知識がない人が社長になったら......。
もし、ほとんど本を読まない人が社長になったら......。

その意思決定は、経験や勘に偏った、行き当たりばったりの短期的な思考による判断となり、組織の未来を誤った方向へ導いてしまう危険性が高まることが、容易に想像できるのではないでしょうか。だからこそ、経営幹部には「学び」と「行動」を繰り返す不断の努力が求められます。幅広い知識を取り込み、自組織での活用方法を考え抜き、未来に向かって実行に移す。このサイクルを積み重ねることでこそ、組織を次のステージへ導く力が養われます。

経営幹部に必要な学習サイクル「学ぶ」「活かす」「創る」を習慣化することが、経営幹部としての成長と、組織の持続的な発展のカギとなります。

①学ぶ:幅広い知識を取り込む

経営戦略・財務・マーケティング・人材マネジメントなど、多様な知識を貪欲に吸収することが出発点です。「広範な学び」が、経営スキル(使命感・構想力・中長期的戦略立案力)の土台となります。

経営人材には、日々の業務の枠組みを超えて新たな発想で事業や仕組みを構想・実行する力が求められます。そのためには、圧倒的な知識や情報のインプットと経験の蓄積が欠かせません。しかし実際には、多くの幹部候補者がプレイング・マネージャーとしての役割に追われ、経営者に求められるレベルの知識を体系的に学ぶことは難しいのが現状です。

➡ インソースの研修が、直接の知識蓄積と自己研鑽の習慣づくりのきっかけになります

②活かす:自組織で活かせるよう落とし込む

得た知識を自組織の状況に照らし合わせ、具体的な戦略や施策に落とし込むことが必要です。学びを「自分事化」することで初めて、知識は自組織の成果につながります。

知識はインプットするだけでは意味を成しません。発明が複数の要素を組み合わせて生み出されるのと同様に、知識も自組織の実務と結びつき、複合的に活用されてこそ力を発揮します。

➡ インソースの研修やオリジナル教材が、学びを「自分ごと化」させ、実践力を高めます

③創る:未来に向かって組織を動かす

経営幹部の仕事は、日々の業務を上手くこなすことではなく、意思を持って未来を創り出し、その実現に向けて決断することです。ありたい未来を描き、新しい価値や仕組みを生み出すためには、強い思いと行動が欠かせません。

しかし、現場業務の繰り返しだけでは、経営幹部に必要な経験を積むことは非常に難しいという現実があります。だからこそ組織には、幹部候補人材に対して 「機会の付与」と「経験の蓄積」 を意識的に重ねていく仕組みづくりが求められることになります。

➡ インソースの研修が、幹部候補が「幹部への壁」を乗り越えるための機会・踏み台となります

経営幹部育成プログラムの基本コンセプト~3つのパターンで整理する

経営幹部の育成を、これまで説明してきた「学ぶ」「活かす」「創る」に対応させた3つの柱で設計したプログラムです。

「知」:組織を牽引する経営戦略という「知」を身に付け、その扱い方までを学ぶ

経営幹部には、外部環境を見据えた戦略構想力が不可欠です。理論や名著から体系的に学び、現場での意思決定につなげます。

「仁」:人や組織を管理・運営するマネジメントの能力を高め、成果の上がる組織を創る

経営幹部としての役割をあらためて理解し、人・モノ・カネのマネジメントを経営レベルに昇華させ、さらに、戦略的思考力を磨きます。

  • 基本知識、マインド強化
  • 思考力強化(戦略的思考/クリティカルシンキング/発想力・構想力)
  • 人のマネジメント(部下指導/リーダーシップ/評価・面談・キャリア形成)
  • 業務マネジメント(プロジェクトマネジメント/業務改善/DX・AI推進)
  • カネのマネジメント(財務会計/ファイナンス・企業価値向上/予算計画策定)
  • リスクマネジメント(コンプライアンス/リスク管理・ガバナンス/メンタルヘルス)

「勇」:アントレプレナーシップは、責任と権限とPDCA/OODAの機会を与えて伸ばす

新規事業開発や経営計画策定といった実践を通じ、責任を持って挑戦する経験を積み重ね、現場で実際に変革を推進する力を養います。

  • 中期経営計画策定
  • 業務改善プロジェクト
  • 新規事業推進プロジェクト

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