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【IT系・理科系マネージャーのためのビジネス文書講座】

IT系・理科系マネージャーのためのビジネス文書講座 【8】
前回までに「企画書」作成前の段階として、アイデアの出し方から、集めたデータを調査・検証する方法についてお話しました。3回目の今日は、いよいよ「企画書」作成の仕方について具体的に説明していきます。
■企画書における文書の構成
企画書も報告書と同様に、基本的な「形」があります。
1.「表題」
15~20字ぐらいで、文書の内容が一目でわかるように!
「表題は企画書の命」です。
2.「実施事項」
50字程度で、内容がよく分かる様に書く。新聞の見出しを意識す
る。
3.「詳細内容」
箇条書きで実施事項の手順、内容を書く。さらに詳細な内容や図表
などは別紙に書く。
4.「別紙」
文字数は多くてもかまわない。また、図表などをふんだんに取り入
れてカラフルに作成する。
【ポイント】
「表題」は「実施事項」の要約、「実施事項」は「詳細内容」の要約という「要約」関係を理解します。実際、企画書を上から順に書こうとするから難しいのであって、下位の説明文から順に書いていけば、スムーズに書けます。
■企画書文書作成時の注意事項
書き方の基本(1)・全体的な見栄えに注意する。
・文章のまとまりごとに適度な余白がある。
・一文の長さや、文頭がきちんと揃っているな
ど構成、レイアウトが整っている。
・理解して欲しい点が「見出し」になっていて一
目でわかるようになっている。
書き方の基本(2)大項目、小項目等ある場合、項目の番号につけ方を
一貫させる。1→(1)→ まるの中に1 等
書き方の基本(3)主語・述語を明確に書く。
書き方の基本(4)1文40~50字程度にする。
書き方の基本(5)形容詞(あいまいな表現)を使わない。
書き方の基本(6)企画書が完成したら「声に出して」読んでチェック
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方